4TH SKYLINE / 1972 〜 1977

ここでは、私の愛車である“GC110”について紹介いたします。

GC110とは、C110系スカイライン(4代目)の中でも、4ドア・セダン2000ccにあたる車種で、通称ヨンメリと呼ばれています。
4代目スカイラインは1972年9月、遅れて登場する2000GTRを除いて、2ドア・ハードトップと5ドア・ワゴンも含むすべてのモデルが同時に発表されました。GC110のラインナップは、2000GT(GC110)と2000GT-X(GC110TK)の2種類で、どちらもパワーユニットはL20型エンジンが搭載されており、シングル・キャブレター仕様であるGTは120PS/17.0kg-m、日立製SU型ツイン・キャブレター仕様であるGT-Xは130PS/17.5kg-mを発揮しています。また、1975年からの排ガス規制対策によって、GT-Xは電子燃料噴射装置(EGI)を採用し、GTはニッサン・アンチ・ポリューション・システム(NAPS)を付加しました。

トランスミッションはGTが4段M/T、GT-Xが5段M/Tを標準で装備しており、いずれにも3段A/Tを選択することが出来ました。
その他の相違点は、GT-Xのほうがアップグレードということで、幾つかの装備が異なっており、内容は下記の対比表のとおりです。

形式2000GT2000GT-X
シート発泡レザートリコット
マガジンラック標準
チルト型ステアリング標準
ステアリング全皮巻タイプ強化本木製部分皮巻タイプ
カセット型カーステレオ特別注文装備品標準
ルームミラー脱落型脱落型・昼夜切替付
パワーウインドウ標準
オーバーヘッドコンソール標準
ワイパー標準間欠付
オイル残量警告灯標準

サスペンションはフロントがストラット、リアがセミ・トレとなっています。

ステアリングには可変ギヤ比ボールナット式を採用、フロントブレーキにはディスクブレーキを装備しています。

大まかなつくりの説明は以上です。

それでは、最後に仕様一覧を掲載いたします。
形式2000GT2000GT-X
全長4460mm4460mm
全幅1625mm1625mm
全高1395mm1395mm
ホイールベース2610mm2610mm
トレッド(F/R)1350/1330mm1350/1330mm
車両重量1125kg1140kg
定員5名5名
エンジン型式L20型 OHC6気筒L20型 OHC6気筒
ボア×ストローク78.0×69.7mm78.0×69.7mm
排気量1998cc1998cc
最高出力115馬力/5600回転(グロス)125馬力/5600回転(グロス)
最大トルク16.5kg-m/3600rpm17.0kg-m/4400rpm
圧縮比8.68.6
キャブレターツーバレルSUツイン
燃料タンク容量55リットル55リットル
クラッチダイヤフラム(無調整式)ダイヤフラム(無調整式)
ミッション4MT5MT
ステアリング形式可変ギア比ボールナット式可変ギア比ボールナット式
前輪懸架方式ストラット式独立懸架ストラット式独立懸架
後輪懸架方式セミトレーリングアーム式独立懸架セミトレーリングアーム式独立懸架
ブレーキ(F)ディスクディスク
ブレーキ(R)リーディングトレーリング式リーディングトレーリング式
タイヤ(F/R)6.45S14-4PR6.45S14-4PR


といった感じのGC110ですが、当時のカタログコピーには、

いままでの「セダン」の常識を一変させた2000GT-X。
気品と繊細と豪放とを兼ね備えたセダン。
まったく新しい「精悍4ドア」の登場。
端正な風貌の中に、野生のパワーを秘めています。

とうたわれ、走りのグランドツーリングセダンであることを強調しています。
現在は軽自動車に軽くおいていかれますが、どうやら当時は結構速かったようです。

ケンメリといえば、排ガス規制のため負の要素を背負って生まれたクルマであるとか、中身も走りも大衆を意識したクルマであると言われがちです。
確かにC10系と比較すると、車格・重量の面から見ればスポーツ性は損なわれているといえる部分もありますが、L20のサウンド、ステアリングフィール、そしてケンメリ独特の悪っぽい雰囲気は他のクルマでは味わえないものだと思っています。
みなさま個人の名車ランキングにケンメリが加わることを期待しています。