骨のでき方
骨が成長するためには、骨の先端にまず軟骨ができます。それにカルシウムが沈着して「骨」になるのです。
軟骨は、コラーゲンというタンパク質を核にして、プリテオグリカンという糖とタンパク質の複合体が集まって作られます。「骨」はこの軟骨にグラタンパクという、いわばタンパク質の接着剤でカルシウムを塗り固めて作られます。
つまり、軟骨や「骨」は、タンパク質が無ければ作られないのです。カルシウムももちろん必要ですが、タンパク質が無くてはどうにもならないと言うことが言えます。この他にもビタミンDやリン、マグネシウム、ボロンなどといった、さまざまな栄養素が必要となってきます。
骨の成長には、骨への圧力も必要ですから運動も必要です。このため、骨への圧力が極端に少ない無重力空間に滞在する宇宙飛行士は、骨はどんどん弱くなってしまうのです。
さらに、コラーゲンを作るにはビタミンCが必要であり、プリテオグリカンを作るにはビタミンA、グラタンパクを作るにはビタミンKがどうしても必要なのです。
ビタミンKは特に納豆に多く、かつ人体に吸収されやすく、利用されやすい形で含まれます。そのほかブロッコリーやピーマン、ワカメなどにも含まれます。
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