サッカリンの警告外れる

ヘルスリサーチレビュー「健康と栄養の最新知識とその重要な役割についての情報提供月刊誌」
(5月号Volume4, No.5より要約翻訳)


サッカリンの警告外れる

 動物実験で大量のサッカリンをねずみに与えたところ、嚢腫瘍が出来た事の実験から、サッカリンの危険性を伝える報道が過去長い間ありましたが、結論として、人体レベルでは影響が無い事が結論ずけられました。

 FDAは1977年に大量のサッカリンを動物に与えた実験結果から、サッカリンの菓子等の食品への添加を1977年に禁じていましたが、多くの科学者やヘルスプロフェッショナル、さらに消費者(特に糖尿病を患う)は「人間はねずみとは違う」という主張から、さらに厳格な調査をすべきという訴えを起こしていました。コロリーコントロールカウンシルがスポンサーになりIRDC(国際調査開発機構)が行った調査で、人間の場合にはこの成分による危険性は無い事が判明しました。14匹の動物を使って実験を行いましたが、癌につながるような結果は大量の投与を行っても認められませんでした。サッカリンは代謝もせずDNAに反応する事も無く、発ガン性物質となる2つの主な要因を欠いているという結論でした。人間を使った厳格な調査でも全くその兆候はみあたらず、1991年FDAはサッカリンの発癌性を否定した文書を正式に発表しました。以来、世界中でサッカリンの安全性が認められ以前危険性を記載していた、表示ラベルははがされるようになりました。現在100ヶ国でサッカリンは安全な甘味料として認められています。アメリカ癌学会等のいくつかの学会からもその安全性は謳われています。詳しい情報はwww.saccharin.orgやwww.caloriecontrol.org でどうぞ。


(この記事は、米国LPI社のヘルス・リサーチ・レビューという健康新情報紙を翻訳したものです。)



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