(この記事は、米国LPI社のヘルス・リサーチ・レビューという健康新情報紙を翻訳したものです。)
国立癌研究所疫学課チーフのDr.Arthur Schatzkinは今年の初めに、American Medical
Associationの学会誌で、理想的な幅広い食生活をした人はそうでない人に比べて最大30%も癌、心臓病、脳血管破裂といった状態になる危険を少なく出来るという調査結果を発表しました。
ほとんどの過去に行われた調査は、ある特定の栄養素や、低脂肪の肉を食した場合といった特定の食品を食べた場合や、そうでない場合の研究といった感じのものばかりでしたので、今回の総合的な食習慣で比較検討したのは大変ユニークな調査発表と言えます。
42、000人の女性を対象に1987〜1989年の間、推奨した理想的な幅広い食生活をした日とそうでない日を数えていっての研究でしたが、もっともこの理想的な幅広い食事(タップリの果物と野菜、低脂肪の肉と乳製品)を行った人ともっとも実践できなかった人との比較で、最大30%も癌や心臓病、脳血管破裂といった危険な状態になりにくい事が分かりました。
彼の同僚でもあり現在、ピッツバーグメディカルセンターの体重管理センター所長を務めるMadelyn Fernstorm氏は、食事だけの問題ではなく、食事に気を使う人は一般的に運動や禁煙を実行したり生活習慣も大いに注意を払う傾向にあるという事実を付け加えています。
まずは、様々な幅広い食生活を行う事に集中しましょう。しかし、食べてる物すべてに気を配る事は大切です。
毎日、たくさんの穀類や果物、野菜等、健康に良いものを幅広く食べる事は大切ですが、覚えておくべき大切な事はそれら健康に良いとされるバランスの取れた幅広い食事は健康的でないものに取って代られなければならないという事です。
いくら良いものを食べていても、悪いものを食べながらというのは良くないという意味です。
さらに詳しい情報を知りたい方は、
http://jama.ama-assn.org
(この記事は、米国LPI社のヘルス・リサーチ・レビューという健康新情報紙を翻訳したものです。)
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