(この記事は、米国LPI社のヘルス・リサーチ・レビューを翻訳したものです。)
大豆タンパク質には体が自分で作れない必須アミノ酸を広く含みます。大豆タンパク質は牛乳や卵の白身と同等の生化学的にも価値の高い栄養成分です。大豆は又カルシウム、マグネシウム、カリウム、繊維、鉄、ビタミンB群、イソフラボン等の良い生成材料でもあります。大豆タンパク質は、豆腐、豆乳、野菜バーガー、大豆菓子、サプリメント等から摂取できます。大豆食品を食べて一番の効能は心臓病、骨関係、ホルモン機能の健康サポートがあげられます。最も多く含まれるものは、イソフラボンと言われる複合体に多く入っています。植物の中にのみ見受けられるものでこのファイトケミカル(植物栄養素)は、フリーラジカル(活性酸素)から体を守る事も含め、広い範囲で健康に恩恵をもたらします。これまで何千という臨床実験から大豆タンパク質が心臓に良い事は明らかにされています。
大豆は飽和脂肪酸が少なく、コレステロールがありませんが、高品質のタンパク質を含みます。大豆タンパクはコレステロールの酸化を防ぎ動脈の健康を守る事につながります。大豆食品を食べる事は体内でカルシウムを保存するのを助ける事から動物性のタンパク質と比べ、体内への吸収率も高く強い骨を作るのに大変良い方法です。心臓病に明らかに効果があるという数々の実証データによってFDA(米国食品医薬品局)は大豆食品のラベルに心臓病の危険を引き下げるという効能を詠っても良いという許可が出ています学校でのメニューでも、大豆食品をもっと多く取り入れる動きが出ています。
食生活の中で大豆を増やすべきでしょうか?それとも
もっと詳しい調査を待つべきでしょうか?
大豆タンパク製品はあなたの食生活の中で比較的容易に動物製品から変換できるはずです。大豆製品も、動物製品も完全タンパク質製品ですが、動物性タンパク質には多くの飽和脂肪酸が含まれてる事を考慮しておいて下さい。毎日47グラムの大豆タンパク質を取る事で健康なコレステロール値を保てる事は38にも及ぶ臨床実験から明確です。又大豆植物エストロゲンは動脈のエラスチンを増やす事で健康的な心臓を守る事も分かっています。
比較的大豆食品を多く取り入れてるアジアの更年期の女性には、顔が火照るような「ホットフラッシュ」という兆候が西洋人と比べて少ない事も事実です。又大豆イソフラボンは骨密度に貢献するという調査もあります。繊維質も大豆には含まれる事から低グリセミックインデックスという特徴があり、多くの食品と比べ血中のブドウ糖の生成が遅いということになり、インシュリンが正しく働く為のゆっくりとした自然な動きを助けることになります。食事の中で大豆を増やす工夫大豆ナッツ(ロースト大豆)は美味しく栄養の豊富なスナック菓子です。サラダに細かく砕いて使えます。
1/4カップのロースト大豆は19.5gのタンパク質を含みます。豆乳はミルクの代りに使えますが美味しい使い方は、シリアルやコーヒーに利用する事でしょう。コップ1杯の豆乳は10gのタンパク質を含みます。現在ではチョコレート味やコーヒー味の豆乳も含まれています。牛乳が体に合わない方にも良い乳製品です。植物タンパク生地(略してTVP)は人気が出ているもので、挽肉に混ぜて使うとハンバーガーの伸びが良くなるし質が高められる。経済的でもあり飽和脂肪酸を減らす作用もあります。大豆タンパク小麦は焼き菓子等で卵の代りに利用できます。大豆プロテインパウダーはもっとも多い大豆タンパク質を含むものでプレーンや味のついた物等揃っていて、ビタミンやミネラルを含むものもあります。味のないプレーンタイプならスープに入れたりパンを焼く時に使ったり出来ます。味付きのパウダーでは素晴らしい栄養シェイクになりますし果物とブレンダーにかけるとスムージーで楽しめます。大豆オイルは現在アメリカで食用脂肪分の79%を占めています。大豆オイルは市販されてるマヨネーズ、マーガリン、サラダドレッシング、野菜ショートニングといったところで利用されています。全ての大豆食品が健康な心臓に良いだけの量が入ってるわけではありません。良くラベルを見て購入しましょう。FDAの推奨する1日の大豆プロテインの量は25gとされています。これは1カップの新鮮な大豆、1/3カップの大豆ナッツ、2杯半の豆乳、2個分の大豆バーガーに相当します。
シェイクやスムージーのようにして、プロテインパウダーで摂取する方法が十分な量を取れる方法です。多品種の健康的な食事をする人は癌や心臓病、脳血管破裂といった危険を低める事が可能です。前回も紹介しましたように特定の食品を多く取るよりもバランス良い栄養をまんべんなくとる事が明らかに優れた健康状態を保つ方法です。もちろん、運動や、ストレス発散も上手に行う事も大切です。
鬱状態の男性は心臓病から死亡する確率が高い5、007人の女性と2、886人の男性を対象に10年間にわたって調査した結果が発表されました。男性は鬱状態から心臓病にかかり、死亡するケースが女性と比べ高い事が分かりました。どちらも鬱状態から心臓病にはなりやすいのは事実ですが女性の場合それが原因の死亡数は男性と比べ低いとの事。男性の場合、鬱病から心臓病を患う確率は71%も一般の人より高く、心臓病で亡くなる人の確率は一般の精神状態の男性に比べ何と2.34倍も大きいとの事です。
(この記事は、米国LPI社のヘルス・リサーチ・レビューという健康新情報紙を翻訳したものです。)
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