(この記事は、米国LPI社のヘルス・リサーチ・レビューという健康新情報紙を翻訳したものです。)
もし有機野菜果物の生産者が殺菌に対して熱心でないとしたら、有機の食物はあなたにより少ない殺虫剤を与えることにはなるものの、肥料からの菌や寄生虫でその食べ物が汚染されているという意味でもあります。
イギリスの大手スーパーマーケットから有機農法で作られた「マッシュルーム」が全て陳列台から取り外されたという事件が起きました。 これはその有機の「マッシュルーム」からある種のバクテリアが見つかったためでした。
この菌は人を殺すまでの害は無い事がわかりましたが、人を病気にする可能性があるものでした。
「有機(オーガニック)という言葉の持つイメージはいかにもきれいで、健康的な感じを受けますが、私たちはそのリスクの面も知っておく必要があります。」と提言するのはスコットランドのエディンバーグ大学の植物生化学のアンソニートレワバス教授です。
また、アテネのジョージア大学の研究者達は「有機食物にはそうでない食物に比べ100倍もの病原菌を含む」と発表しています。
(ロンドンサンデータイムズ紙より)
アメリカのFDA(食品医薬品局)によると「全ての野菜や果物は感染を防ぐためしっかりと洗う事」と農務省を通じて忠告しています。 確かに良質の肥料で育った食べ物は環境にやさしいことなど利点もあるのですが、上記のような常識を消費者が知っておく事も重要です。
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