ヘナ+プーアル茶で髪を染める                         
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更新日:2008-06-15
追記:2009-10-31
 

 ちらほら白髪が気になるようになってから、ヘナで染めることがすっかり習慣になってしまいました。ヘナ染めはきれいに仕上がり、髪がきしんだりしないので、とても気に入っています。
  
 染め方については、ヘナの粉についてきた説明書だけでなく、インターネットで検索しまくり参考にしました。ところが、みなさん言ってることがイロイロ!混ぜるものもイロイロ!様々な染め方があって、どれが正解なのか、どうも決定打というの を見つけられませんでした。
 結局、最大公約数的な手法を少しずつためして今に至ります。
 むしろ、ヘナ染めの面白いところは、自分にあった方法を試行錯誤できるところかもしれません。
 最初から結構うまく染まったことは染まったのですが、その後、何度か失敗を繰り返し、最近やっと安定して上手に染められるようになりました。
 (尚、以下にご紹介するのは全く自己流の方法で、個人的な経験以外に何の裏づけもありません。お試しになる場合の参考程度にご覧下さい。)
  
■本人のプロフィール■
 髪質:細くてあまりコシがない。
 髪色:もともと真っ黒ではなく、僅かに茶色がかっている。
 髪の量:普通。(多くはない)ショートヘア。
 パーマ:かけていない。
 白髪の状況:髪の内側に、部分的に多くみつかるが密集しているわけではない。
 
      
■材料■
ヘナの粉 「生活の木」のアーユルライフヘナハーバルオレンジを使っています。 古くて色が変わったものよりも、新鮮な粉のほうが香りが良いです。
分量は50gくらい。(目見当・・・です。)
 
プーアル茶の茶葉 500円玉大の餅茶(カタマリになったお茶) 2個。
これは散茶でもなんでも良いです。安いもので十分。
とにかくカップ2杯くらいの真っ黒なお茶を煮だせるくらいの分量を用意します。
(紅茶、コーヒー、ただの水も試しましたが、染め上がりが暗くなるのがプーアル茶でした。)
 
レモン 1/2個 (必須。色がよく定着します。)
 
プレーンヨーグルト 大匙1杯。(仕上がりがしっとりします。)
 
カップ2杯くらい。(分量はかなり適当です。)
 
■道具■  
使い捨て手袋 1組(ビニール製の薄いもの)
サランラップ 幅の広いもの
タオル 2枚(色が染みて、とれなくなっても差し支えの無いもの)
シャワーキャップ 1枚
容器 ジップロックのコンテナー1個。ヘナペーストを混ぜたり保存しておくもの。
なべ プーアル茶用
茶漉し プーアル茶用
スプーン ヘナペースト攪拌用
■お好みで■  
馬油 ヘナペーストが顔につくのが気になる場合、生え際にワセリン代わりに塗るもの。なくても可。
椿油 染め上がってドライヤーで乾かしてから、乾燥が気になるときに使います。これは好みで・・。
ユーカリオイル ヘナの匂いが気になる場合、ペーストに1〜2滴混ぜて染めるとまぎれます。(好みがわかれるかも・・)
    
 
 

 【手順】
 
 1.ヘナペーストを作る (タイミング=染める日の朝)
 (1)プーアル茶と水を鍋に入れ、煮出します。何度か沸騰させて、真っ黒に煮出します。
 
 (2)コンテナーにヘナの粉を入れ、真っ黒なプーアル茶を茶漉しを使って
   少しずつ入れながらスプーンでかき混ぜ、マヨネーズくらいの硬さにします。
   注:ここであまりトロトロにしないこと! 
     残ったプーアル茶はコップなどに移して保存しておきます。
 (3)ペーストが乾かないようコンテナーの蓋をしっかりしめて、常温で夜まで
   寝かせます。(作ってすぐに染めることも出来ますが、一旦なじませたほうが、
   きちんと染まるような気がします。)
 
 2.染める準備1 (夜)
 (1)コンテナーの蓋をしたまま電子レンジ1分間、ヘナペーストを暖めます。
 (2)ヘナペーストにレモン汁(又はクエン酸)と、プレーンヨーグルトを加えて
   よく混ぜます。
   このとき、ヘナペーストが液状にならないよう少しずつ加減を見ながら
   混ぜます。硬すぎたら、プーアル茶の残りを使ってみてください。
 (3)サランラップをすぐに頭に巻けるように、1メートルくらいの長さのを2枚切り、
   幅広のラップになるようくっつけて床に並べておきます。
 
 3.染める準備2
 (1)シャンプー  ヘナペースト、手袋、タオルを持ってお風呂場に移動。
    染める前にシャンプーします。リンスはつけません。
 (2)髪の水気をしっかりタオルドライします。  
   ※生え際にペーストがつくのが気になる場合は、このタイミングで馬油を生え際に
   塗っておきます。
 
 4.染める
 (1)手袋をはめ、ペーストを少しずつとって頭皮全体にすりこみます。
 (2)次に、ペーストを少しずつとり、髪の毛の内側から順繰りに塗布していきます。
   最終的に髪全体にペーストがいきわたるように。(特に髪の根元にしっかりつくように)
 
 (3)手袋をはずし、サランラップを頭にぴったり巻きつけ、更にその上を乾いたタオルで
   くるみます。その上で、シャワーキャップをかぶります。
   額など、生え際が乾燥しないよう確認してラップをきちんとかぶせておきます。
 
 5.染め上がりを待つ
 (1)染め時間は、1時間半〜2時間。
   私はいつも常温でやっていますが、気温が高いほどよいらしい。
   ※この間に、コンテナーの洗浄など、後片付けをしてしまいます。
 
 6.ヘナを洗い流す
 (1)所定の時間を経過した後、ヘナを温水でよ〜く洗い流します。このときシャンプーや
   リンスは使いません。
   ペーストが完全に落ちきれば完了。耳の後ろに残ったりするので、隅々まで
   確認しましょう。ここで、頭皮がものすごくスッキリします!
   すすいでも、タオルで拭くとオレンジの水がつきますが、気にしてすすぎすぎると、
   髪の毛の必要な油分まで落としてしまう恐れがあるので、適度に。
 (2)ヨーグルトで保湿は十分のはずですが、もしもオイルが足りないと感じたら、
   椿油を1滴、髪につけてからドライヤーで乾かします。
 
 7.翌朝、普通にシャンプーします。(ヘナ染めの後、何回かはリンスなしでも
   髪がしっとりしているので、私は翌朝もリンスをつけません)
   仕上がりの髪はサラサラ&しっとりです。白髪の部分は根元からきれいに
   オレンジ色に染まりますが、プーアル茶の効果か、かなり暗めのオレンジ
   なるので、変に色が浮いたりしません。白髪以外は特に色が変わったりはしません。
 
 8.染めた後
   染めた後しばらくは、髪が濡れるとヘナの香りがします。草のような香りで、
   慣れれば気になりません。時間がたつと、髪が濡れても臭わなくなります。
   気になるようなら、ユーカリオイルを髪に少しつけるとまぎれます。
 
   髪がゴワゴワしたり、切れ毛になったりしません。本当に自然な感じ。
   一旦染まった白髪は、シャンプーで色落ちしたりしません。髪が生えてくると、
   新たな根元から白くなっていくだけです。
   ただし、定着がうまくいかないと、一旦染まったはずの毛の色が薄くなることが
   あります。
   ヘナが皮膚につくと、一時的にオレンジ色に染まります。
   皮膚なら石鹸などで洗えば落ちます。ただ、爪がオレンジに染まると、しばらく
   色付きになってしまうので、手袋なしでは染められません。
  
 
  ※注意事項:
   天然のヘナでもかぶれる人がいるそうです。初めて試す場合は、まずはパッチ
   テストをおすすめします。

  ※染めた後数日は、シャンプー時のすすぎ水に色がつくことがあり、タオルにも
   色がつきます。染めた翌日のシャンプー時に、すすぎをしっかりすることで、
   いつまでもすすぎ水に色がつくことを軽減できます。

  ※真夏にヘナ染めをした直後、白いシャツを着用するのは控えたほうがよいです。
   汗で流れたヘナがシャツの首周りに付着したことがありました。
   一時的なもので、ずっと続くわけではないので、染めた後数日だけ気をつけ
   ていれば良いことです。
 
  ※個人的な試行錯誤の経過は以下のとおり・・・。
 
   ・私個人のケースかもしれませんが、レモン無しでは全然染まりません。
    クエン酸が色素を定着させるそうです。
   ・ヘナの粉が古いと、後に残る匂いが臭い!
   ・ヘナペーストの硬さに注意。トロトロにしすぎてそこらじゅう汚れて失敗。
   ・ヘナペーストがゆるすぎて、小麦粉を混ぜたら、ペーストが落ちにくくなって
    大変だった。
   ・当初、紅茶を使っていたが、プーアル茶のほうが色が暗めに仕上がる。
   ・時間は1時間だと少し短すぎ。1時間半以上が良い。ベストは2時間。
   ・ヘナペーストは冷たいより温かいほうが良く染まる。
 
  ※美容室でヘナ染めした場合の比較;
   美容室でやってもらうと、準備も後片付けもしなくていいので、楽。
   色のバリエーションが多く、好きな仕上がりを選べる。
   でも、慣れれば自分で染めたほうが持ちが良いです。
   恐らく美容室での染め時間が30分と短いのが原因だと思われます。
   二軒の美容室で、それぞれ2回ずつヘナ染めをしてみましたが、どちらも
   レモン(クエン酸)は使っていませんでした。このことも影響しているかもしれません。
 
  

以上