住区センターの有料化ねらう鈴木区政
 

 

 

 


 足立区では昨年、10月から地域学習センターの施設使用料の減額制度が廃止され、これまで区内の社会教育団体登録していたグループのうち約200団体が活動できなくなり、解散や活動停止を余儀なくされてしまいました。それでも、住区センターは無料で貸し出ししているため、多くの団体が住区センターに申し込むようになりました。

 

  

  入谷住区まつりにて             入谷小学校の和太鼓

 

ところが鈴木区政はこの住区センターを有料化することを検討し、今議会に原則、有料化する条例案を提案してきました。しかし、多くの区民から自主的な団体の活動を締め出すものとの批判の意見が出されたため、緊急アンケートを取り組んだものです。

住区センターの有料化 アンケート中間報告

今のまま無料でいい

91.2%

有料化すべき

 2.5%

わからない・無回答

 6.0%

回答した住区センター数

 35住区

※調査方法ー住区センターを利用している区民1500人に調査を依頼し、9月1日から15日までに回答をよせた281名を集約したもの。

アンケートに寄せられた区民の声

●住区センターは一番身近な区の施設です。誰でも自由に集えてこそ住区センターの意義があると思います。 有料化は各人のささやかな楽しみさえもうばいかねません。

(絵手紙、女性、56歳)

●中高年の「ストレッチ&筋トレ」で月2回住区センターを使っています。これは趣味や娯楽ではなく、老後をいつまでも元気でいきいき暮らせるように(中略)きちんとした講師もお願いし、怪我や事故のないように注意もしています。誰でもできれば介護保険のお世話にもならないですむようありたいと願って、いろいろ努力していますが、ほとんどの人が年金暮らしでそう高い費用は出せません。

 以前は住区センターは月に3回まで借りることができました。地域学習センターが有料になって以降、住区センターも使用する団体が増え、借りられる回数が月2回となりました。健康維持のためは例会は毎週が望ましいので、住区センターが使えない週は有料の施設を使わざるを得ません。

 地域学習センターも減免制度がなくなり、使用料もかなり高額で、会員の負担も大きくなりました。このうえ住区センターまで有料になったのでは、今後サークルを続けていかれるか大変心配です。老後も生きがいを持ち、いきいき元気で暮らすには、健康問題ばかりでなく趣味や娯楽も大切です。

 住区センターを使っているさまざまなサークルが今後も続けていかれるよう絶対に有料にして欲しくありません。             (ストレッチ、女性、67歳)

●集会所もない小さなマンションに住んでいるので、住人が総会をする時に住区センターを利用しています。

 同じような小さな規模のマンションも多いと思います。無料でよいと思いますが、万一有料でも学校施設料金程度に抑えるべきです。

 高い住民税を払っているのですから、利用しやすくしてほしいと思います。

 (マンション管理組合、男性、52歳)

●地域学習センターが有料になって、あまりに高いので借りれなくなった(子どもの体操サークル)。

 今は住区センターをつかっているが、ここまで有料になったら自主的に活動する場がなくてこまる。価格の設定も高すぎるのではないか。学習センターは一般の会社が借りる時と区民が使うのと同じ価格というのはおかしい。もっと下げるべきだし、住区センターは無料のままで(以下略)(子どもの体操、女性、35歳)

 

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