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竹ノ塚駅の踏切を調査する区議団と渡辺やすのぶ都議
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今月15日午後4時50分、東武鉄道竹ノ塚駅の『開かずの踏切』で、歩行者が準急列車にはねられ死傷者が発生するという大事故がおきました。亡くなられた方に心から哀悼の意を表するとともに、二度とこのような惨事がおきぬよう、全力をつくします。 事故が発生した翌日朝のマスコミ報道では、この問題が一斉に大きく取り上げられ、ニュースの司会者などは、「結局のところ高架にするしかない」「改めて点検が必要」「解決は立体交差化をやること」など、鉄道高架化をすることを求めました。 同日午前の建設委員会、17日の交通網・都市整備調査特別委員会でも区長から「区民の永年の悲願である竹ノ塚駅の鉄道立体化について強力に働きかける」との決意が示されました。 3月24日、区議会本会議で「東武伊勢崎線竹ノ塚駅付近の鉄道高架化を求める意見書」を全会一致で可決し、関係機関に提出しました。 なお、東武鉄道にも働きかけることでも合意しました。 これまでも、日本共産党は「竹ノ塚駅の「開かずの踏み切り」改善に一貫して取り組んできました。 2003年6月には地域の日本共産党支部が実態調査を行い、電車が頻繁に行き交う時間帯(午前7時半から8時半)の1時間で55分遮断し、開いても50 秒から10秒と言う現状を調査。その後、いつ事故が起きても不思議ではないと本会議質問や委員会で取り上げ改善を求めてきました。さらに、田村智子衆議院13区国政対策責任者や渡辺やすのぶ都議とともに東武鉄道本社交渉を行なってきました。 2003年7月4日には、日本共産党足立区議団と東武鉄道本社で井上美代参院議員とともに交渉・懇談した時に東武鉄道の代表は、「竹ノ塚駅の踏み切りの『高架化問題』については可能である」と述べていました。 |
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東武伊勢崎線竹ノ塚駅付近の鉄道高架化を求める意見書
今月15日に、東武伊勢崎線竹ノ塚駅構内第37号踏切において、死傷事故が発生し、尊い人命が失われた。このことは、地域住民をはじめ多くの人々に大きな衝撃を与えた。 この踏切は、足立区道足立2号線(通称赤山街道)と平面交差しており、日常的に歩行者、自転車及び自動車等の通行量が非常に多く、地域住民の円滑な交通を阻害する原因となっている。 特に、朝夕のラッシュ時には、1時間のうち50分以上遮断機が下りているという、いわゆる「開かずの踏切」であり、交通渋滞の原因ともなっている。地域住民は従前から開かずの踏切の解消や地域分断の解消を強く求める署名活動などを行っている。 平成13年には、区、東京都及び東武鉄道により「竹ノ塚駅周辺地域道路・鉄道立体化検討会」を設立し検討を行っているが、鉄道の高架化を希望する区と東京都の間で具体的な進展がみられていない。 一方、東京都は昨年、踏切対策基本方針の中で、東武伊勢崎線竹ノ塚駅付近を「鉄道立体化の検討対象区間」として位置付け、検討を開始したところである。 今回の事故は、安全上の配慮から手動化していた踏切現場での人為的ミスによる事故であり、鉄道事業者の責任は極めて重大である。 現在、警察及び鉄道事故調査委員会において、事実関係の把握と事故原因の究明にあたっているところであるが、二度とこのような悲惨な事故を発生させないためにも、万全な安全対策を講じるとともに、鉄道高架化の早期実現が求められている。 よって、足立区議会は政府及び東京都に対し、区民生活と交通の安全確保及び渋滞解消のために、当該地区の鉄道高架化を早期に実現するよう強く求めるものである。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成 年 月 日
議 長 名
国土交通大臣 東京都知事 あて |