12月22日(日) 晴れ 前回、六合目待機した曽根崎氏のため、冬山前にどっか行きたいという話をしたら 坂野氏がやっぱ富士山でしょうと言う。確かに、世界遺産登録とか入山料とか冬季 の入山規制とかいろいろ騒がしいし、今年のうちに登頂を済ませておきたい。 そんなわけで、水ケ塚からの3回目の挑戦。2週間ぶりに水ケ塚駐車場に下り立つ。 今度こそ! しかし、先週は天気が悪かったので、前回と違って登山口から雪がたっぷりとある。 少し不安がよぎるが、樹林帯にはトレースがあった。それも3ピッチ目の途中から なくなる。 樹林帯を抜け、ずっと先を行く坂野氏のヘッドライトの光を追いながら登り六合目。 雪があって歩きやすいような気がしていたが、タイムは前回よりかかっている。 新七合目への途中で日の出を迎え、雪面が赤く染まる。 今回は雪がたっぷりとあったので、先頭を行く坂野氏は直登系で高度を上げて行く。 標高が3000mを越え、八合目辺りから前回は出なかった症状が出てきた。眠い わけではないけれど眼があけにくく、そのまま進むとめまいがした。立ち止まって 深呼吸を何回もすると治る。酸欠で高度障害が出てきているのだろうか。 九合五勺から先は数歩歩いて立ち止まって深呼吸、また歩いて深呼吸で、曽根崎 氏も同じような感じだけどどんどん間が開いていく。坂野氏が山頂鳥居の向こうに 消え、曽根崎氏が消え、自分もやっと鳥居の手前まで来て一気にくぐりたいところ、 また立ち止まって深呼吸…。 やっと鳥居を抜けると先の二人が待っていてくれたが、風が強くて、休憩できる場所 がないという。まじ!?そのまま山頂に行くしかないが、この苦しい状態で眺める山 頂は気絶したくなるくらい遠い(いま見てもそう感じないけど…)。 火口の方から猛烈な風が雪煙を巻き上げる。一歩一歩、立ち止まりながら進み、 念願の最高地点!!! 写真を撮って早々に下山。 九合五勺まで戻ってやっと休憩。疲労のあまりしばらくベンチに伸びる。こんなこと できるのも富士宮口登山道だからだなぁ〜と思う。 その後はアイゼンの引っ掛けに注意しながら下り、六合目まで下りたところで遅くな りそうなので1回残留の世田さんに連絡を入れ、最後はヘッドライトで駐車場に戻った。 2:00 水ケ塚駐車場 〜 5:48 六合目 〜 9:21 八合目 〜 11:15 九合五勺 〜 13:00 山頂 〜 15:45 六合目 〜 18:03 水ケ塚駐車場 |