小秀山








12月20日 曇り

今年は年内に新規の100名山には行けそうもないので、近場の200名山
でアプローチの良さそうなところで小秀山がヒットした。御岳山の展望がい
いらしい。天気予報も良さそう。期待して出かける。

猛烈な眠気と闘いながら命からがら恵那に抜ける。朝ご飯を食べて少し寝る
つもりが1時間弱寝てしまい、少しすっきりして登山口に向かう。途中、霧
が出て見通しの悪い所もあるが、朝だけだろうとそれほど気にしなかった。
登山口は意外に遠く、1時間くらいかかり、登山開始が遅くなる。

痛めている足への負荷を減らすため、今回ストックを持参。登山口から延々
と続く階段上りにおいて、足への負担が少なくなり、有効だった。ただ、階
段が滑りやすく、気をつけないとストックごとコケそうだった。

階段は、谷沿いにかなり奥まで整備されており、所々に滝などもあってもう
少し早ければ紅葉もきれいだったかも。

尾根に乗ってからは急登が続き、痩せた尾根やルートがはっきりしない所も
あるが、尾根どおしに進む。三の谷登山道の分岐でお昼。ちょっと時間的な
プレッシャーを感じ始める。

そこから先、登山道の雪が凍って滑る所もあるが、登りはそのまま進む。途
中でストックのキャップを紛失。探している暇はないので、先へ進む。やが
て前方のピークに山小屋らしきシルエットがあり、小秀山だと思うがまだ少
しかかりそう。それまでの足いたわりモードから登頂モードに切り替え、息
が切れるくらいのペースで歩くと思ったより早く着いた。

山頂は真っ白で展望なし。しかし山頂標識の所に晴れていればこちらの方角
にこんな風に見えますという写真があった。思った方角とは反対方向で、人
間の感覚はいい加減だなぁと思った。

山頂でチェーンスパイクを着けて下る。雪というか、アラレが降り始め、次
第に強くなる。落としたキャップを探しながら先を急ぐ。(無事に発見)下
るうちにアラレからふわふわとした雪に変わる。しかし湿っているので濡れ
る。三の谷登山道分岐まで戻り、雪で真っ白になった登山道を下る。こちら
は登山道に笹が被さっており、重そうな雪を載せている。雨具を着けて突破
する。三の谷登山道は二の谷と違い、岩場などもなく、平和に下れる道だっ
た。登山口まで下り林道を歩く。途中、乙女渓谷のキャンプ場を通るが、人
気のないキャンプ場に並ぶバンガローはちょっと不気味だった。


(タイム)
8:18 駐車場〜10:20 尾根に乗る〜11:31 三の谷登山道分岐〜13:07 小秀山〜
14:16 三の谷登山道分岐〜15:56 登山口〜16:29 駐車場