雲取山








10月12日(月) 晴れ

自分が未踏の百名山を毎年1座は登っていこうと思ながら秋を迎えてしまった。
雲取山は比較的近いので目をつけながらも面倒くさいと思っていたところ、宜行
さんの山行報告に、11月いっぱいまで雁坂トンネル無料!との情報があり、
行くことにした。

山行目的は100名山ハントとトレーニングだったが、昨日、ニュースで富士山が
初冠雪と報じていて急にテンションが上がり、初冠雪の富士山を写真に収める
ことが最大の目的になった。あと、石和温泉。

三峰神社の駐車場に車を置いて登山開始。この駐車場は、秩父市のHPには
午前8時からと書いてあったのでちょっと心配だったが、係の人がいないだけで
入れることはできた。

駐車場から、「雲取山」の標識に従って登って行く。最初は神社の境内の雰囲気
だがすぐに登山道となる。トラバースが多く秋の空気を楽しみながら歩く。炭焼
平の辺りで後ろからすごい勢いで歩いてくる単独男性がおり、やり過ごす。霧藻
ケ峰には売店があり、店番のおじさんが出てきた。週末だけいるそうだ。




白岩山まではやや急登。先ほどの単独の人が微妙な距離で前を歩く。白岩小屋
の廃墟を過ぎる時に自分の後ろになり、大きな鈴の音と共にどかどかと歩くのが
気になる。登りはあまり強くないようで次第に間は開くが、休憩して追いつかれる
のが嫌で、歩き続ける羽目になる。幸い、白岩山から先はなだらかだった。

芋木ノドッケのピークを巻く道を行く頃には、下山してくる人も多くなった。大ダワ
までのトラバース道は紅葉の散歩道で気持ちがよかった。




大ダワから短く急登を登り、廃墟の前を通ってしばらく行くと雲取山荘だった。

地図を見ながら、山荘が1850m弱で、雲取山が2201mか…たっぷり1ピッチ
くらいあるなぁと思いながら登って行くと、上で誰かがこちらを見下ろしている。
下りの人かな?と思う一方、地図上の距離からして2201mはなんか変と思い
地図をよく見ると、三角点のマークを数字の2と見間違えていた。雲取山の標高
は2017m。あっけなく山頂に抜けた。…そろそろ■眼鏡かな(@_@)




東京都の最高峰だけあって、山頂には東京都設置の山頂標識があった。しかし
すぐ近くに同じような山頂標識がある。見ると埼玉県と書かれている。山梨県の
はなかった(あったら面白かったのに)。

最大の楽しみだった初冠雪の富士山は残念ながら雲の中。




富士山が見えなければ特に思い入れもないので、山頂直下にある避難小屋を
見に行ってすぐに下山した。帰りは登りで巻いた芋木ノドッケに登ってみる。この
登りが今山行で一番キツかった。あわよくば富士山と思ったが、樹林に囲まれ
展望はない。


地形図には「芋木ノドッケ」とあるのだが…


白岩山側の下りは最初はテープがあるが、中間部はテープもなく踏み跡は藪に
消えている。ちょっと戸惑うが、コンパスで方向を確認しながら下り、無事に登山
道に合流。前白岩山で、未練たらしく富士山の方角を見たら、木々の間に白く雪
をかぶった富士山が見えた!




執念ですな…


山頂で見られなかったのを悔しく思いながら下り、登山口へ。駐車場への近道を
見落として、気がついたら神社の方へ進んでいた。

せっかくなので、そのまま三峯神社にも参拝していくことにした。が、境内が思っ
たより広く、登山後にはキツかった。駐車場は510円。営業開始前に入った車の
チェックはしてないようで、そのまま出てしまうことも可能だったが、罰が当たり
そうなので、自己申告して支払った。

下山後の温泉は、石和温泉のかんぽの宿(520円)。ここでトラブルが発生。
髪を洗うときに誤ってシャンプーの液体を飛ばして目に入れてしまった。激痛で
目が開けられず、洗い流してもなかなか痛みが取れず、車の運転のことを考え
少なからず焦った。単独の場合は、お風呂も要注意。

あと、身延の「めん丸(ラーメン)」のすぐ隣にセブンイレブンが新しく出来て便利
になっていた。


(タイム)
6:22 駐車場〜7:41 霧藻ケ峰〜9:13 白岩山〜10:06 雲取山荘〜10:33 雲取山
〜12:03 芋木ノドッケ〜12:25 白岩山〜14:52 三峰神社〜15:21 駐車場