爆弾低気圧の通過後の山行だったので、それなりの雪は期待しつつ、平日でもありちょっと不安も あり。平谷の道の駅の気温は−16℃!治部坂の駐車場は−10℃くらいだった。山の上はどんなん だろうとこれまた不安に思う。 治部坂スキー場の駐車場には他に1台、登山者らしい車があり、林道に入ると既にトレースがつい ていた。ホッとしたような、がっかりしたような… トレースはつぼ足で、雪がわりと深くて歩幅も合わないので、すぐに輪かんを着ける。その間に男性 2人(いずれも単独)に追い越される。尾根に上がった辺りでつぼ足で歩く二人を再び追い越すが、 先頭の人は雪が深くなってもずっとつぼ足のままだった。 横岳の平坦な山頂部もずっとつぼ足のトレースが続いていて、輪かんでも結構埋まって大変なのに、 まさか輪かん持ってないのかな?などと思っているうちにトレースが広がった。 やった!と思ったのも束の間、スノーシューかよぉ〜orz 輪かんとの浮力の差を思い知りながらトレースを追うが、それでも無いよりは全然いい。雪が 多少でも踏まれて除雪されているという体力的な面はもちろんだが、精神面でも安心感がある。 視界が開けると、目指す大川入山の山頂部分が見えてくる。……遠い。一番気力の萎える ポイントだ。 それにしても先頭の人の姿を捉えられない。1683ピークの辺りでやっとオレンジ色のジャケット を確認するが、輪かんでもたもたしているうちにすぐに見えなくなってしまった。まぁ追いついた ところで仕方ないけど。 後ろ来ないかなぁ〜と思う反面、煽られるのも追い越されるのも嫌だと、今山行は相反する感情が やたら交錯する。大川入山との鞍部に向かい緩やかなアップダウンをする辺りで後ろから軽快に 下ってくる人を確認。ついに来たか!と思うがそのあとは一向に姿が見えない。 なんだよ…と思いながら登って行くとやがて樹林を抜けて視界が開ける。山頂付近の樹々には 暴風雪が吹き荒れたことを想像させるに十分なほどに樹氷がついていた。 えっちらおっちら登ってやっと山頂。先頭の人が休憩していた。山頂は風があったので、挨拶して 写真だけ撮りすぐに下る。 少し下ったところからは南アルプスのラインナップがよく見え、そこでゆっくり休憩する。 下りながら数えたところ、入山者は全部で6人。平日なのに結構いるものだなと思った。 <タイム> 7:03 駐車場 〜 8:31 横岳 〜 11:49 大川入山 〜 13:43 横岳 〜 14:32 駐車場 |