| ドラゴンズ・ゴールド JGC2001で出会ったゲーム「ドラゴンズ・ゴールド」。 おもしろいゲームだったのでこれを紹介しよう。 「ドラゴンズ・ゴールド」は、プレイ人数3〜6人で遊べる簡単なゲームだ(実際には、3〜4人でのプレイがお薦めかな)。 最初に、場に、4匹の財宝を抱えたドラゴンが出てくる。 プレイヤーは、自分の手もとに4枚のカードを持っていて、これが4人の冒険者を表している。 戦士・戦士・盗賊・魔法使いの4人ね。 この冒険者カードを使って、場に出ているドラゴンを倒すわけ。 とはいえ、ドラゴンはやはり強い。たいていの場合、自分の冒険者だけでは勝てずに、他のプレイヤーの冒険者と協力してドラゴンを倒すことになる。 そうつまりこれは、冒険者たちが協力してドラゴンを倒すゲーム! ──では、ない! ここで、びっくりすると思う。ヘンなところにこのゲームの作者は目をつけたのだ。 ドラゴンは強いだけで、倒すのはほんとは楽だったりする。ただ、頭数が必要なだけでね。 問題は──このゲームの作者は主張するわけだ──ドラゴンを倒したあとだ! ドラゴンを倒したあとには当然ながら目の前に財宝の山が残る。 そして、見つめているのは、利害の異なる冒険者たち……。 とくれば、分け前でひと悶着あるのは当然の成り行き。 そう、実はこのゲーム。 ドラゴンを倒したあとの、財宝を分けあうゲームだったのだ! しかも、交渉だけで分け合わなくちゃいけない、ときたもんだ。 つまり、「どっちがいい?」「どっちでもいいや」「じゃあ、ジャンケンで決めようか」……なんてことができない! 「交渉にランダム要素をいれる(ジャンケンやサイコロで決めるなど)ことはまかりならん!」「時間は(たった)1分だけ!」とルールで言いきった度胸はたいしたもんだと思う。 で、交渉が成立しなかった場合は、ドラゴンの抱えていたお宝はすべて流れてしまうのだ。 かくして、冒険者たちは、ドラゴンの財宝を前に熾烈な交渉合戦を行うことになり……。 あるいは交渉をまとめようと、あるいはわざと財宝を流してしまおうと、口角泡を飛ばすことになるわけ。 いや、ここまで徹底した交渉ゲームは珍しい。 しかも、コンパクトにできていてわかりやすい! 1分を表すための砂時計(ちゃんと付いてくる)の砂がさらさらと落ちていく中での交渉合戦は実におもしろい。 このゲーム、あとで調べて思わず納得しちゃったんだが──デザイナーは、「操り人形」のファイデュッティ! (もちろん、「操り人形」も素晴らしいゲームだ!) 立て続けにおもしろいゲームを作ってくれたわけで……いや、たいしたもんですネ。 関連ページ: 安田均のゲーム・バトルロイヤル ROUND 7◎ドイツ風味のフランス料理? |