本屋や図書館へ行き、ブラブラと本&雑誌を眺めるのが好きです。
ダ・ビンチとかを読んで新刊を眺めているだけでも幸せ気分になりますね。
ジャンルにこだわりはありません。何でもその時興味が持てれば読みたいのです。
ここ数年
は時間的に厳しくてほとんど本を読んでいませんが、
過去に読んでみて、おもしろかった本、 興味深かった本、変な本
友達にプレゼントしてもらった絵本
などの 紹介と雑感をまとめてみました。
ジャンルに大変片寄りはありますが 本に興味のある方はのぞいてみてください。

 

ミステリー・サスペンス ファンタジー・童話 恋愛小説
ノンフィクション ヒューマン&医療 リラックス&ヒーリング
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ミステリー・サスペンス系

「刑務所のリタ・ヘイワース」
 
スティーヴン・キング/新潮文庫(「ゴールデンボーイ」に収録) 

妻と愛人を殺した無実の罪で刑務所に入れられた銀行家アンディーは、刑務所内で様々な苦難にあいながらも希望を捨てず自分らしく生きる。入所して30年後(!)アンディーはついに脱獄に成功。そんな彼の姿を、同じ囚人仲間である“よろず調達屋”レッドの語りでストーリーが展開されます。ラストは感動モノです。
映画「ショーシャンクの空に」の原作本。アンディーが手紙で語る
「忘れちゃいけないよ、レッド。希望はいいものだ、たぶんなによりもいいものだ、そして、いいものは決して死なない」
という言葉が胸に残ります。映画も観て損は無し!

睦書房的おすすめ度:★★★★★

「火 車」宮部みゆき/新潮文庫  

休職中の刑事本間は遠縁の青年から婚約者を探して欲しいと依頼を受ける。結婚目前にして徹底的に自らの存在を消していなくなった関根彰子の足取りを追ううちに、話は意外な展開をみせはじめる…。(山本周五郎賞を受賞した作品。)
カード社会のお勉強にもなります。読んで悔いなし。宮部さんの本に出てくる人物描写 が私は大好きです。

睦書房的おすすめ度:★★★★

「ミステリーウォーク」ロバート・R・マキャモン/福武書店

クリスチャンの父とチョクトー・インディアンの血をひく母とともにアメリカ南部に暮らす少年ビリー。惨殺された親友の家で、彼は癒されることなくさまよう親友の魂と出あう。そしてそれが彼の“神秘の道(ミステリーウォーク)”の始まりだった。
特異な能力を持つ少年の成長と善悪の戦いを描いた作品です。ビリーの母の生き方に感動。

睦書房的おすすめ度:★★

「倒錯者の祈り」デヴィッド・ウィルツ/扶桑社ミステリー 

小さな町で相次ぐ「男性ばかり失踪する謎の事件」の調査依頼に対して、元FBI捜査官ベッカーは、犯人の意識に入り込む独特の捜査方法で事件の深層へと一人向かっていく。
異常な事件に嫌々ながらも入り込んでしまう主人公ベッカー。自分の中の「犯罪者の気持ちを理解できる=同化する」気持ちと格闘しながらも犯人をジリジリと追い詰めていく過程はスリルがあります。サイコものはいろいろあるし読んだけれど、これは着眼点がちょっと変わったサイコミステリー。

睦書房的おすすめ度:★

「ホワイトアウト」真保裕一/新潮ミステリー倶楽部

日本最大の貯水量を誇るダムが乗っ取られた。人質は発電所職員と下流域の市町村。残された時間は24時間。同僚と亡き友の婚約者を救うべく、ダムに一人向かう主人公・富樫のもう一つの最大の敵は絶え間なく降りしきる雪だった‥。吹雪に閉ざされ、堅牢な要塞と化したダムと厳寒期の雪山に展開するハードアクション・サスペンス。
普通の発電所職員である富樫が一人でテロに向かっていく姿は「一般 人版ダイハード!」。春に読んだのに目の前に雪の重み、情景がヒシヒシと伝わってくるんです、こんな情景感覚久しぶり。「このミステリーがすごい!」と某雑誌でベスト1にも選ばれただけありますね。1日で読み終えてしまいました。織田君で映画化されたけれど弱さと強さをみせる富樫役にぴったりだったと思う。最後の台詞に本でも映画でも泣かされてしまった。

睦書房的おすすめ度:★★★★★

「そして静粛の扉を黒武 洋/新潮社  

卒業式前日教室に集まった生徒を見渡し40半過ぎの平凡な女教師近藤亜矢子が言った
「皆さん、明日の卒業式には、果たして何人が出席出来るでしょうか」。
女教師は爆弾、監視カメラ、地雷、マスコミを使い教室を孤立化させ、サバイバルナイフ、拳銃で生徒達の罪状を読み上げ次々に殺戮していく。
女教師の目的は一体何か、そして警察は人質を救えるのか……第一回ホラーサスペンス賞受賞作品。
久々に「読みたい!」と思えた本。子供(生徒)ではなく大人(それも担任教師)が犯罪を犯すという設定は現代社会の闇の逆。まずはその設定に興味を持ち、そして
警視庁特警班の弦間と女教師の緊迫したやりとりにひきこまれていった。そして読み終えた後もう一度読み返したくなる、そんな本だ。 ただ「おもしろいから読み返す」のではなく、別 の視点から見るために。

睦書房的おすすめ度:★★★★

ファンタジー/童話系

「モモ」ミヒャエル・エンデ/岩波書店

都会のはずれにある廃虚の劇場に住んでいる年齢も素性もわからない少女モモは、相手の話をジッと聞くことによって相手に自信をもたせ生きる元気を与えてくれる才能がある。ある日彼女のまわりの人々が「灰色の男たち(時間どろぼう)」によって「時間」を奪われて心豊かな生活をなくしていきます。モモは盗まれた時間を取り戻しに一人で時間どろぼうに立ち向かっていく…。
モモみたいなコが傍にいてくれたら…って思ってしまいました。

睦書房的おすすめ度:★★★


「ぼくを探しに」シルヴァスタイン/講談社

何かが足りない。それでぼくは楽しくない。足りないかけらを探しにいく。ころがりながらぼくは歌う。「ぼくはかけらを探している。足りないかけらをさがしている。ラッタッタ さあいくぞ。足りないかけらを探しにね。」
この本は友達から誕生日プレゼントとして贈ってもらいました。シンプルなんだけれど言葉一つ一つがすごくよく分かるんですよね。なんか元気が出る本です。

睦書房的おすすめ度:★★★★

「k.m.pのぐるぐるなきもち箱」なかがわみどり&ムラマツエリコ/三笠書房 

「こころはいつも、ぐるぐる、ぐるぐる、くりかえし。いろんなきもち出したりしまいこんだり、いろんなコトバ、わたしの中にいっぱいつまっている」女二人組k.m.p(金儲けプロジェクト)の可愛いイラストとぐるぐるなこころの言葉がつまった絵本です。
煮詰まっていた時友達にピカソの画集と共にプレゼントしてもらった文庫本。誰にでも心の中にはしまったままの言葉が入っているこんな「きもち箱」があるのでしょう。私にも数え切れないほどの「きもち箱」があります。この絵本の中にもしかしたらあなたの言葉も入っているかもしれません。

睦書房的おすすめ度:★

恋愛小説系

「ぼくの美しい人だから」グレン・サヴァン/新潮文庫 

27歳の広告マン“マックス”は、容姿、学歴、地位 もあるアッパークラスの男。41歳のハンバーガー店売り子“ノーラ”は、下品でだらしなく、美しいとは言えない女。そんな容姿、年齢、学歴、地位 、全てに不釣り合いな二人が恋に落ちてしまった。男は二人の仲を公にできない自分に嫌悪し、女は将来はないと絶望する。そんな障害が多い二人の結末とは‥‥。
男が自分を恥じていると知った彼女は後を振り返らず自分から去っていくんですね、その誇り高さはけなげであり、美しい。本当に必要なものは何なのかをこの登場人物達は真正面 から見つめているので、読んでいて気持ちよかった。スーザン・サランドン(ノーラにぴったり)で映画化されています。

睦書房的おすすめ度:★

ノンフィクション系

「新宿歌舞伎町 マフィアの棲む街」吾妻博勝/文芸春秋 

麻薬密売人、無国籍売春クラブ、拳銃密売‥‥単身で歌舞伎町に長期潜入して、裏社会の実態をあばいたルポルタージュ。日本の中心地で何が行われているのか‥その衝撃の事実が生々しく語られている本です。
世界中のマフィアが集まっている日本の裏社会の実態は恐ろしすぎます。この闇の部分に肉迫した、吾妻さんの身体をはった取材過程はとてもスリルがあります。とてもハードな本だけれど、読みやすく仕上がっていてアッという間に読めました。

睦書房的おすすめ度:★★★★

「アンダーグラウンド」村上春樹/講談社 

地下鉄サリン事件の被害に遭われた方々62名に直接著者がインタビューしてまとめた本。
730ページの厚さもすごいが、そのインタビュー内容のショッキングさに、寒気を覚えた。普通 の生活の中にぽっかり空いている黒い穴‥そんな感覚が離れない。「松本千津夫…絶対に許せん」と思わずつぶやいていた。話しはそれますが‥みんなどーして麻原と呼ぶんだろう?本名の「松本」で呼ぶべきだと思うんですけど。

睦書房的おすすめ度:★★★

「バブルの逆襲〜現役ソープ嬢舞子のウサ晴らし〜」片桐舞子/ビジネス社

インターネットでヒット数100万を越える人気現役ソープ嬢の日記を一冊の本にまとめたもの。「何故風俗という仕事をしているのか」「お客さんについて」「インターネットで日記を何故公開するのか」「母や家庭の事」等々ストレートに自分の言葉で語っています。精神科医の香山リカさん×ジャーナリストの有田芳生さんとのオフ会(←座談会)も掲載。
風俗嬢の日記と聞くとイメージ的にH系に思えるけれど、この日記の内容は男性向けの挑発的なものではなく、著者の「プロ意識」と「本音」で作られている。男性より女性のファンが多いのはそういうところが共感を呼ぶのだと思う。いろいろな意見はあるかもしれないけれど、私はプロとしていろんな努力をし代償を払って頑張っている著者の姿に「すごい!」と感嘆する。この本を読んだ後、あなたはどう感じるのでしょうか※現在HPは閉鎖。

睦書房的おすすめ度:★★★

ヒューマン&医療系

「カルテの裏側に」石川恭三/集英社 

医者である筆者が、病気だけでなくその患者と家族の人生も見つめて書いた24の実話が入っています。
この本の中で繰り広げられる人間ドラマは真実なだけに重みがあります。人間性というものは死や病気と向き合った時
にあらわれるものだとこの本を読んでいるとしみじみ思わされます。「カルテの裏側に」というタイトルがとても好きで心惹かれました。

睦書房的おすすめ度:★★★

「旅するサイコセラピスト」ロバート・U・アカレット/早川書房 

駆け出し時代に出会った5人の患者達のその後の人生が気になったドクター・アカレットは、30年後の彼らをたずねる旅にでた。治療後の彼等の人生を暖かな視点で語った心理エッセイ。
サーカスの白熊に片思いした若い男性、自分の人生を作りかえるため人格をもう一人作った女性等々とのドクター・アカレットのやりとりがとても興味深いです。

睦書房的おすすめ度:★★

「生きがいの想像」飯田史彦/PHP研究所 

「死後の生命」や「生まれ変わり」のしくみに関する科学的研究の成果 をわかりやすく整理して紹介し、それらの研究から得られる知識を活用することによって、私たちの人生観がどのような影響を受け、日々の生活がいかに素晴しいものへと変わるだろうかということについて考える、新しい観点からの「生きがい論」です。転生の例や一般 の方からの感想文をとりあげているなど、読みやすい工夫がされています。
「こうだといいな」と思わせる本です。こういう本にありがちな宗教性がなく、押し付けがましいところが無いところがいい。「こういう人間観&人生観もあるな‥」と思えたらそれはそれで幸せなことかもしれません。
一つの論文が人から人へと伝わって、渇望されて一冊の本となって出版されたという過程に、この本の本当の価値があるような気がします。

睦書房的おすすめ度:★★★★★

「ボケ老人、宮下じいさん絶好調!!」付添婦・奥村美香/講談社 

岐阜市の家政婦会から名古屋の病院に派遣された付添婦・奥村さんがやってきたところは、老人病院。そして担当になった痴呆症患者「宮下じいさん」は付添婦泣かせのとんでもない“じいさん”だった!奥村さんを白熊と間違えて杖で打つ、一緒に入院していた体が不自由な妻にみせる愛情、付添婦の在り方等をじいさんに言われて「本当にボケているのか?」と考えさせられた事、火葬場へ連れていって俺を焼いてくれと哀願する、年金に執着する‥‥等々、宮下じいさんが亡くなるまでの5年10ヶ月の闘いを暖かく語った1冊です。
お年寄り達がどれだけ暖かさや優しさを求めているのかを考えさせられました。老人達へのいたわりを伝えるこの本は3時間程で読め、読後感は予想に反して重くなく良かったです。タイトルがとっても気に入った一冊です。

睦書房的おすすめ度:★★

「絶望がやがて癒されるまで」精神科医・町澤静夫/PHP研究所 

「心の荒野で出会う“私”」「危機と創造の別れ道」「深刻さと軽やかさのバランス」「自己不確実を越えて」「精神科医のまなざし」「病める魂の処方箋」の6章に分かれています。吉本ばななさんとの特別 対談も入っていて、ばななさんの作品へ対する想いも語られています。
“幸・不幸を決めるの鍵は、自分の視点をどこに置くかという、私達の想像力にかかっている”“「気楽にいこうよ」”等々リラックスした言葉で語りかけてくれるのがいいですね。町澤さんが精神科医になった経緯も興味深いものがありました。ただ読みやすさでは同人著の「不確かな存在たち」(径書房)の方が症例がたくさんありわかりやすかったです。

睦書房的おすすめ度:★★★

リラックス&ヒーリング系

「新感覚のツボ・マッサージ」竹之内診左夫/小学館 

カラーと図解で誰にでもわかる本。写真が多くて本当にわかりやすい!モデルも美しいし、本の装丁がオシャレだし言うことなし(笑)肩コリ、頭痛、疲れ眼、風邪、肥満、二日酔い、ストレス、精力減退‥‥など他にもたくさん項目別 にわかれています。恋人、ご夫婦ペアになってでぜひ一緒にマッサージしあうのはいかがでしょう?極楽間違いなし。

睦書房的おすすめ度:★★★★★

「今日は死ぬのにもってこいの日」ナンシー・ウッド/めるくまーる

インディアンの古老達による「口承詩」とインディアンの顔を描いた挿絵でできている本です。
魅力的な挿絵と共に、彼等部族のスピリット(哲学)を感じませんか?それにしても、なかなかドキッとする題名です。

睦書房的おすすめ度:★★★

バラエティ&雑誌&エッセイ系

「室井滋のクロアン」室井滋編集長/マガジンハウス 

クロアンとは何か?それは「クロワッサン」でも「アンアン」でもない年頃の室井さんが自ら編集長となって本当の意味での「大人の女性の姿」を探しもとめた(?)楽しさいっぱいの本です。有名人対談、潜入ルポ等、企画も盛りだくさん。
大好きな女優・室井滋さんはエッセイ本も人気があるけれど、この本は別 の魅力がたくさんつまっていて読み飽きない。美容整形潜入ルポ&ラブホテル清掃婦体験などおもろい企画もたくさんあります。

睦書房的おすすめ度:★

コミック系

「ぼのぼの(1)〜(20)いがらしみきお/竹書房 

主人公のラッコぼのぼのを中心に、友人のシマリス君、短気なあらいぐま君ら森の仲間達との日々を描いています。
なごみたい&笑いたい&ほのぼのしたいなら、ぜひこの一冊!子供向けのようでいながら実はとても哲学的であり奥が深い。大人にこそ読んでもらいたい。何度も読み返してもその時々で感じるところが違う・・・そんなマンガです。
ぼのぼのとあらいぐま君、クズリ父とすなどりねこさんのかけあいは最高。私はキャラ的にすなどりねこさんが好きです。それにしても20巻が棚に揃うと圧巻!「こち亀」状態になるのか・・・?

睦書房的おすすめ度:★★★★

「墓場の鬼太郎(1)〜(8)水木しげる/小学館文庫 NEW

言わずとしれた「ゲゲゲの鬼太郎」のコミック。妖怪が沢山出てくるのでおもしろいです。1巻の「鬼太郎の誕生」の経緯はちょっと悲しくエグいかも。何よりねずみ男のキャラはマンガでも光っています。
ここで紹介している本の中で一番古い本、もう20年以上経っているので黄ばんでいます(笑)妖怪を通 じて日本が大切にしなくてはいけないものを感じる事ができる名作だと思っています。

睦書房おすすめ度:★(物の怪好きな方にどうぞ)

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