DV
〜ドメスティック・バイオレンス〜

 

 日本でも暴力をふるう夫・恋人が増加しているという。
 だいぶ前の話だが夜中TVで
「ドメスティック・バイオレンス(以下DV)」の特集を放送していた。虐待を受けた女性と加害者の男性のインタビューがとても生々しかった。

  ★現在夫から逃れている女性Aの話「顔がわからないほど殴られ外出ができなかった事があった、それ以来みぞおちなど外傷が出来ない所を蹴るようになり暴力が巧妙になっていった/自分を殴りながらもかかってきた電話には平気な声で話す、その二面 性が一番怖かった‥」
  ★妻を殴りつづけて病院送りにした夫B「ケンカをすると頭を冷やす間もなく手が出る“キレる子供っているじゃないですか、まさにキレる大人ですよね”/自分を正当化しないと苦しくなるんです、自分を守っているんでしょうね/このままでは妻を殺してしまうので離婚しました」

 DVの話を聞く度に「何でそんな人の元から逃げない?」と思っていた事があったけれど、自分の無力さを暴力によって叩き込まれた&覚え込まされた人間はそうそう行動を起せるものではないのだろう。 確かにもしも自分がそういう状況にトコトン追い込まれたら自分でもどうなるか自信は持てない(自分の事だから抵抗はするだろうからかえって危ない目に合う危険性大)

 それにしても“暴力の巧妙化”なんて考えるだけで恐ろしくありませんか?
ちなみにAさんの旦那は某有名企業のエリートで「温厚ないい人」、家での暴力が進むにつれ外での好印象は増していった‥‥何とも恐ろしい現実。

 そういえば元アイドルHさんの元夫が裁判で「私はなぐってはいない…“はたいた”だけだ」と証言したとかいう話をTVでやっていたけれど、これが本当の証言なら驚きである。
“はたいた”ってなに!?ずいぶんと都合のいい表現にすり替えてる。 事実は二人にしかわからない事だけれど、さすがに“はたいた”だけだ!などと法廷で言えるような人なら絶対にボコボコやっているに違いないと感じた。なんか聞くだけで暗雲たる気持ちになる。

 専門家の話ではDVを行う人には
(1)暴力に対する認識がない
(2)感情を言葉で表現出来ない
(3)暴力を学習してしまっている

という事がみられるらしい。最近は女性の男性に対する暴力もあるらしく一概に『男性→女性』ばかりではないというけれどそんなのはマレであって、DVによって亡くなる女性の数は年々増加の傾向にあるのだそうだ。
  女性達は、被害者同士が集まり話あうことで前向きに生き直そうとしている。しかし男性にはそのような会があっても参加する気がない人ばかり(アレは躾だ‥とまで言う人もいる位 だ、妻はペットなのか?)

 生身の自分を吐露できる人物であれば始めからこんなDVなんかしはしない。専門家は「男性には暴力を働いているという認識をすることが先ず大切であり、その為にも男達にはこういう会がもっと必要」と言っていた。そして最後に、こういう会に来ようとする人達はまだ救いがあるが本当に必要な人達は参加しないだろうという問題をふまえた上で、「種を蒔かなければ花は咲かない」とも。

  男女とも「語り合える会」によって新たな人生を歩み出せるようになればいいなと思う。そしてそれがチェーンように子供に受け継がれていかないよう願うばかりだ。
 専門家の「種を蒔かなければ花は咲かない」という言葉がとても重く感じた。