カサイ Extra Wide 40mm

アイピースのコメント

見かけの視野が70度あり広角に分類されるが,焦点距離が40mmということもあってアイレリーフが長く覗きやすい。レンズにはマルチコートが施されていて,コントラストも高く,広角の割には歪曲収差も少ないとはいえないが我慢できるレベル。このアイピースでゆっくり天の川を流すように見るのは素晴らしい。ナグラーは周辺の歪みが激しく,鏡筒を高速で移動させると気持ち悪くなるがこれならOK。このアイピース,ユニトロンのワイドスキャン40mmとしてかつて売られていたものと同等品とのことだが、20mmよりも倍率の色も少なく快適だ(20mm40mmはそもそもレンズ構成枚数なども異なるようだが・・・)。

2004/08

ミード 25cmSCT

この鏡筒では約60倍で,2インチサイズの限界でもあり,実質的には最も広視界を得られるアイピース。視野の極周辺までかなりの良像を示し,F値の大きい鏡筒との相性は良い。それでも視野の80-90%より外側では星像が肥大する傾向にある。コントラストが高く,星雲星団の観望には重宝するアイピース。

20cmF8

ニュートン 木辺鏡

40倍。惑星は視野周辺では歪むが中心付近はシャープ。輝星も視野の60%くらいから徐々に肥大してくるがその程度は緩やか。視野の80%より外側はダメだ。微光星は視野周辺まであまり大きな変化はないほうだが、中心と周辺でピンと位置が異なり、これはマイナス。

五藤光学8cmF15セミアポ

残念、2インチは取り付け不可です。

ウイリアムオプティクス

8cm F6.25セミアポ

F値の小さい対物レンズとの相性は良くないので,視野の周辺を捨てれば,126度の超広視界を楽しめる。周辺像の悪化は避けられないが,コントラストが高く,気持ちが良い。

SYNTA 15cm F8

アクロマート

30倍。広角の割には視野周辺以外はシャープで崩れの少ない像だ。F8の屈折との組み合わせでは視野の80%付近より外側ではややコマ収差に起因すると思われる像の崩れが目立つが,許容できるレベル。F8のニュートンでもほぼ同様の星像の崩れだが、主鏡のコマのせいか?F8屈折よりも若干崩れ方が大きいようだ。

SYNTA 15cm F8+クロマコア

クロマコアのケラレが視野の2/3辺りから確認できるが、見た限り周辺減光はそれ程でもない。しかし、この倍率では色収差の影響はほとんどわからないので、悪影響はあっても効果はほとんどないといえる。

Last Update: 2004/08

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