国際光機 ワイドスキャンII 30mm

アイピース総評

200mmF8ニュートン(主鏡:木辺鏡、斜鏡:苗村鏡)

五藤光学80mmF15セミアポ

SYNTA 150mmF8アクロマート

150mmF8アクロマート+Chromacor

84度の超広角だ。ユニトロンのワイドスキャン32mmの復刻版。しかし、どうしてだか、焦点距離が32mmから30mmに短くなっているが、実のところはワイドスキャンの実際の焦点距離は30mmしかなかった模様。視野周辺までシャープで崩れの少ない像が得られるのはFの暗い鏡筒だけだが、明るいF値の鏡筒(概ねF5以上)で周辺がボケるのは20mmと同じ。F8でも十分ではなく、周辺像の悪化が認められる。また、歪曲も目立ち、像質はそれほど素晴らしいとはいえないものの、コストパフォーマンスは絶大で、ほぼ同じスペックのナグラータイプ5の31mmとの比較では1/4の価格だ。周辺像もF8との組み合わせでは許容範囲で、それほど醜悪なものでもないので、お気軽に星雲星団観望なら、これで十分。この30mmは改良型タイプIIIが登場したが、光学設計そものものは変更なしで、コバ塗りとコーティングの改良、研磨技術の向上とのこと。実際の星像を見たわけではないので断言は出来ないが、直接見比べても区別するのは難しい程度では?と想像する。

惑星は視野周辺では歪むが中心付近はシャープ。輝星も視野の50%くらいから徐々に肥大してくるがその程度は緩やか。視野の80%より外側はダメだ。微光星は視野周辺まであまり大きな変化はないほうだが、中心と周辺でピンと位置が異なり、これはマイナス。周辺減光はあまり感じないが、アウトフォーカスの輝星を見ると、視野の80%くらいで斜鏡ケラレが出ているのが確認できる。

残念、2インチは取り付け不可です。

惑星は視野周辺では歪むが中心付近はシャープ。輝星も視野の50%くらいから徐々に肥大してくるがその程度は緩やか。視野の80%より外側はダメだ。微光星は視野周辺まであまり大きな変化はないほうだが、中心と周辺でピンと位置が異なり、これはマイナス。

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