Pentax Zoom ペンタックス ズームアイピース 8-24mm

全般コメント

個人的には初のズームアイピース。もともとPENTAXのスポッティングスコープ専用アイピースだったものを望遠鏡用として販売したもの。見かけの視野は24mm40度弱、8mm60度程度。少々欠点はあっても,寒い暗闇でアイピースを交換するのは面倒だし、球状星団や惑星状星雲をググッとズームアップするのはなかなか楽しい。惑星の観望にも、気流の状態に合わせて倍率を選択できることも有用。もう少し短焦点側まであるとなお良いのだが・・・。アイレリーフはズーミングで変化せず、どの焦点域でも十分で覗きやすい

24mm

像面の平坦性は長焦点側でやや悪化し、非点収差とそれに伴う像面の歪曲が認められる。短焦点側では特に問題なし。SMCコーティングが施されているが、明るい対象ではゴーストが確認できる。しかし問題となるほどではなく、総じてたいへん気持ちの良い像を示す。星像そのものはやはり単焦点のものよりもやや劣るようでだ。中心付近はシャープな像を結ぶ。

12mm

この焦点域でも,良質のオルソの方が全般的にはシャープであると感じるが、中心付近はたいへんシャープ。実用的にズームは優れた操作性を示すが、実際には倍率の両端しか使わないので、12-16mm付近の使用頻度は低い。そんなことなら,XL2本買ったほうが良かったとも思える(XWは高価で2本は買えないが)。

8mm

短焦点側では目の位置によって視野周辺で倍率の色?が少し出るが、中心付近の星像はたいへん優秀だと感じる。周辺でもそのシャープさを維持している。この焦点域(短焦点側)の性能が最も良い。

ミード 25cmSCT

100倍から300倍まで自由に倍率を変更できるのが,最も美点である。24mm域で視野が狭い以外は,その他の性能に特に問題はなく,星雲星団を強拡大する場合は威力を発揮する。ただ,その後ツアイスの同様のスペックのアイピースを入手したが,光学性能は互角,ツアイスの方が一回り広視界なので,こちらの使用頻度が少なくなった。

20cmF8ニュートン 木辺鏡

8mm200倍少々。これは良い。土星や木星は極めてシャープ。最近はとりあえずこのアイピースで対象導入後にクローズアップしてシーイングを確認。大きな星雲以外なら、二重性、惑星から星雲、球状星団まで、ほとんどオールマイティだ。星像も左記のように、どの焦点距離でもそれほど大きな破綻が無く使える。ただ、反射だけに、若干の倍率色が出るのは惜しいが、目の位置に注意すれば目立たない。

五藤光学8cmF15セミアポ

この鏡筒は長いので,アイピースの重量バランスに敏感だ。特にロスマンディのようなクランプのない赤道儀では尚更だ。

ウイリアムオプティクス8cm F6.25セミアポ

20倍から60倍までの倍率。クリアでシャープな像を提供してくれる。ガイド鏡かファインダーとしての使用にも適している。

SYNTA 150mmF8アクロマート

どの焦点距離でもコントラストが高く, 24mm域で若干の非点収差が確認される以外はシャープで申し分ない。とはいっても,構造上仕方ないのかもしれないが,24mm域では視野が狭いのが難点。8ミリ域では150倍になる。この倍率なら土星は素晴らしく良く見える。カサイ1.5倍のバーローで225倍。これくらいの倍率ではシャープさは衰えない。TV2Xビッグバーローを入れても、そこそこ見えるが,ここまで拡大すると色収差のためか?ややフレアっぽい。

Last Update: 2004/08

アイピースindexに戻る

トップページに戻る