4月13日(木)小湊港



Sさん渡米直前のラスト釣行

まもなく仕事で2年間渡米してしまうSさんと、ラスト釣行に行きました。
今回でSさんは日本での釣りが当分できなくなってしまうため、釣り場は東京湾を脱出しロケーションのいい外房遠征に決定。
平日休暇をとって、キレイな海をみながら堤防でのんびりと竿をだすことにしました。


風景a 途中、アミブロックを購入すべく君津市街の釣具屋さんに立ち寄ります。
車をでるとポカポカ陽気で風もほとんどありません。
”今日はいい天気だね〜。”
”ウ〜ン、これなら釣れそうだ。”
てな言葉を交わしながら釣具屋さんに入るとジュンタロウの足が突然ストップ。
”おっ、コレいいジャン!”
風景b 今流行のスケルトンカラーのリールを発見。
”中身の動きが見えるのがいい。”
ドラグ性能が劣っているものの子供の入門用にはいいかなと思い”キカイダー”リールを購入。
予定外の出費となってしまいました。(ちなみに1,800円也)


釣具屋さんを出発し外房へGO!
房総スカイラインを経由しAM9時半過ぎに現地到着。
港内を見渡すと平日とあって目的の堤防に釣り人はおらず、テトラポット工場と化した岸壁で作業をする人たちのみ。
予定通り堤防先端ポイントをキープ。
早速サビキタックルを1本準備し、アミブロックが溶けるまで静かな海を見ながらしばし休息。
”しばらく竿はださないから。”とSさんはタバコを一服。


風景c 竿下付近の様子をみると、わずかにキタマクラの影が見えるのみ。
小サバ・小アジ・イワシの姿はまだ時期早々のようで姿がありません。
この状況では日中帯はかなりの苦戦が予想されます。
少々してアミブロックが溶けだしてきたので、あまり期待もせず実釣開始(AM10時頃)。
すぐに小さいアタリがあって釣れてきたのはキタマクラ。(やっぱりね…)
投入を繰り返すも釣れてくるのはキタマクラのみで、しだいに針を消耗していきます。
ところがあきらめモードに突入寸前、突然目の前をタカベの群れが通過します!
慌てて仕掛けを投入すると、すぐに磯竿がキュ〜ンとしなります。
”キタ、キタ、キタッ!オ〜ゥ、イイヒキシテル〜。”
風景d 元気のいい綺麗な色のタカベをGET!
竿を出さないSさんは、ジュンタロウに言葉で声援。
予想だにしない時間帯にきたタカベにジュンタロウもアタフタ状態。
釣れた魚をアイスボックスに入れようとモタモタするジュンタロウを見たSさん、
”早く!何やってんすか?バケツに入れなきゃ!早く竿入れないと(タカベ)行っちゃうヨ!”
”わかってるョ〜…”
30分に満たない時間でしたが何とか10匹GET!
(”この時間帯に外海に出ていくタカベは、かなりのネボスケさん?”)


風景e その後は長時間のキタマクラタイムに突入。(お昼寝、お食事、お散歩タイム)
(去年の実績だと小サバが釣れてもおかしくないんだけどなぁ…)
途中、竿下に特大カワハギ(30cmくらい)を発見。
こうなったら一丁釣ったろう!と何度か仕掛けを近くに投入するものの針までのみ込んでくれません。
キタマクラ対策で大きい針(アジ4号)が原因かと持参している一番小さい針(アジ2号)にしたところ何とあっけなくヒット!
しかし釣れたものの、2人ともタモを持参しておらず、ハリス切れであえなくバラシ!(超〜クヤピ〜…タモさえあれば…)
PM15時前やっとのことで、Sさん今日初めてタックルを準備。
”まだちょっと早いけど、いきなり本番だとしくじるからキタマクラで練習する。”とSさん。


風景g 風景h PM15時半頃、待望のタカベの群れがかえってきました。
仕掛けを投入するとすぐにヒット。
散歩に行ったSさんを携帯で呼び戻します。
ところが2人でタカベを数匹追釣したものの群れが小さくすぐに釣れなくなってしまいました。
その後タカベと入れ替わりでウミタナゴ、トウゴロウイワシが港内で釣れ始め、キタマクラに占領されていた堤防にやっと活気がでてきました。


風景i タカベ爆釣!
PM16時半頃、ほんとにタカベが戻ってくるのか心配になってきた時、突然待望のタカベタイムはやってきました。
今度の群れは本隊のようです。
仕掛け投入とともにまさに入れ食い状態。
”キタ〜!”
”ぅわ〜入れ食いだよ!”
23cm級となると竿は”キュ〜ン”と悲鳴をあげ弓なりになり、かなりの手応え。
風景j ”オ〜ヒク〜、切れちゃうヨ〜!”
ダブルでくるとこれまたズッシリいい手応え。
”オッオッオ〜ゥ”
まさに”頼むから休ましてくれ!”状態。
この間45分弱ですが、ホントに疲れました。
(アミコマセは付近に飛び散り、手はウロコまみれ。)


風景k 渡米をいよいよ3日後に控えたSさん。
最後にタカベの入れ食いを堪能し、悔いのない釣行ができました(…よね、Sさん!)


風景l タカベの群れも通過し、PM17時半納竿。
とはいうものの2人とも疲れきってすぐに後かたづけに入れずチョット休憩。
”フ〜ッ”(ため息)
”や〜今日はホント来て良かったよ。”
”2人で釣りに行って(イワシ以外で)こんなスゴい入れ食いあったっけ?”
”たぶんないね〜!”
”とにかく腕が疲れた…”
”当分日本で釣りができなくなるんで、神様が釣らせてくれたんだよ。きっと…”
Sさん渡米直前のラスト釣行において夕マズメにタカベを爆釣し、まさに有終の美を飾ることができました。


fish釣行日時 2000年4月13日(木)AM10時00分〜AM17時30分
fish釣り場  千葉県・小湊港
fish潮回り  小潮 満潮 1:53/11:55 干潮 7:27/19:13
fish釣り方  磯竿(5.4m)、
市販トリックサビキ仕掛け(アジ針4号〜2号)
tairyou本日の釣果タカベ(17cm〜23cm)×40(以上)
リリース(ウミタナゴ・トウゴロウイワシ各2匹、キタマクラ多数)


風景m


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