12月9日(土)若洲海浜公園
敗退…
カレイを求め再び若洲に出動してきました。
一週間前にかかった風邪は快方に向かっていたものの、病み上がりのためか何となく気乗りがしません。
しかし、前夜エサを購入してからは、再びテンションが上がってきました。
AM6時半前現地到着。
前回に比べるとやや釣り人が減った雰囲気。
※寒さのせいか、釣れる魚が減ったためか、それとも年の瀬が近づいたためか…
まずは釣り座を目指して堤防を進みます。
※”おや?”
常連さんらしき人が入り口少々進んだところに釣り座をとっています。
何となくワケ有りの感はしたものの、取りあえず先に進みます。
早速釣り座をキープし、カレイタックルを準備します。
風はほとんど吹いておらず、海はとても穏やかです。
カレイへの内に秘めた想いを込め、静かな海に向かい順次仕掛けを投入していきます。
しばらく待っても竿先には、アタリらしき反応はありません。
エサが囓られた形跡もまったく無し。
冷え込みはさほど感じないものの、さすがに12月。
公園のクローバーには霜が降りていました。
AM9時過ぎのソコリ前、全ての竿のエサを交換し気合いを入れます。
しかし期待の時間も全く反応はなく、時は過ぎていきます。
”今日はダメだな…”
堤防全体が静まりかえったようで、どうも今日は釣れる気がしません。
気合いは時間とともに薄れ、ダラダラと時間だけが過ぎていきます。
かろうじて保っていた緊張の糸もついに切れ、知らず知らずのうちに昼寝モードに突入。
※カレイは一瞬の時合いを待っているとも知らずに…
AM11時頃、”カキン!”という乾いた金属音に目を覚ますと、お隣の常連さんが取り込みをしているのを目の当たりに。
無意識のうちに足が進みます。
海面に浮かんだ魚体。
カレイです!
30cmオーバーは明らかです。
”すくいましょうか?”
その言葉を発するも、すでにタモで取り込む真っ最中…
すぐに付近の人が集まってきます。
”おお〜きたねぇ〜!” ”刺身○△□◇…” ”ワ〜ハハハハ〜!”
サイズは33cmでした。
しかもカレイが掛かった竿は、ジュンタロウの竿の真隣(3mしか離れていない…)の竿。
すぐに自分の仕掛けを確認すると、急激な潮の変化があり全て仕掛けが右側に大きく流されていました。
まさに潮が動いた瞬間の時合いでした。
この潮が動いた時間帯、堤防でもう一枚30cmオーバーが釣れていました。
それは朝方から入り口方面で狙っていた常連さん。
狙い通りの釣果には脱帽しました。
その後、潮の流れは弱まり、再び静かな海に逆戻り。
時合いに乗り遅れた釣師の思いとは無関係に、時はただ流れていきます。
PM15時、丁度上げ止まりで竿先に今日初めてのアタリがきます!
”コツコツ………コツン!………コツコツ…………”
明らかに波の反応ではありません。
”キタ〜!”
”ドキ!ドキ!ドキ!ドキ!…”(ジュンタロウの胸の高鳴りです。(^^; )
鼓動が早まるのを自覚します。
”落ち着け!落ち着くんだ〜”
このワンチャンスを逃したらTHE END!
失敗は絶対に許されません。
ハリまで飲ますつもりで十分待ちます。
待ちに待ってアワせたものの、空振り。(ショック!!)
落胆し仕掛けを巻き上げると、わずかに生物反応が…
※”しかし軽い!あまりにも軽すぎる…”
掛かっていたのは小型のセイゴ。
※”オ、俺はオマエに会うために9時間近くも耐えてるんじゃないゾ〜!”
思わず心の中で叫びかけたものの、完全ボーズから脱出させてくれたのだと感謝を込めてリリース。
※30cmオーバーのカレイを釣った人のそばで極小セイゴの撮影はさすがにできず…
結局、長い一日で30cmオーバーのカレイが釣れた時合いはAM11時からPM12時の間、潮が動いた時間帯の1回のみ。
このわずかな時合いのチャンスを逃さぬ者のみが30cmオーバーのカレイをGETする勝者となる。
そんなことを痛感した釣行でした。
釣行日時
2000年12月09日(土)AM6時30分〜PM17時前
釣り場
東京都・若洲海浜公園
潮回り
大潮 満潮 3:38/15:08 干潮 9:17/21:50
釣り方
投げ竿(4.05m)×5:市販カレイ仕掛け
エサ
青イソメ,岩イソメ
本日の釣果
リリース(セイゴ小×1)