7月27日(金)静浦港
油断大敵!(あらららら、私の竿が去っていく…)
シモヤンさんと久しぶりに西伊豆方面に遠征釣行してきました。
木曜夜より、神奈川の待ち合わせ場所を出発。
”風が結構強いねぇ。台風の影響が心配だなぁ”
”丁度一年前も確か台風だったよね”
深夜トラックの多い東名高速道を沼津方面に向かいます。
AM1時過ぎに現地到着。まずは釣り場の下見をします。
真夜中の堤防に釣り人はたったの一人だけ。
”すいませ〜ん、釣れますか?”
状況をお伺いしたところ、タチウオ狙いできたがサッパリとのこと。
明るくなればワカシが期待できそうとのことで期待にワクワク。
しばらく偵察し、意を決してここぞと目を付けた場所に向かいます。
堤防にはイカスミがポツポツ。アオリイカも狙えるようです。
AM2時前、まずは投げカゴ仕掛けを1本投入。
ケミホタルのウキをじ〜っと注視するも変化は全くありません。
しばらく投入を繰り返すもエサを囓った気配すら無し。
夜釣り期待のアジはどうやら不発のようです。
”アタリある?”
”ぜんぜ〜ん、竿下は何か根があるよ。サビキが一発で切られた”
しばらくして、二人の仕掛けが同時に(アリナミン?)ブイに引っ掛かってしまい、危うくウキごとパ〜になりそうになります。
”ダ〜メだココ!移動しよう…”
初めての釣り場で、且ついきなりの夜釣りは、そもそも無理があります。
先ほどのタチウオ狙いの釣り師がいたほうに戻ることにします。
付近にブイがなさそうな場所に釣り座をとります。
しかし場所移動の効果もなく、依然アタリがありません。
AM4時前、徐々に空が明るみはじめます。
アジにまだ未練があるため、竿下にトリックサビキを投入。
すぐにククン、クククク…の小さいアタリ。
釣れてきたのはプリプリに太った金魚(ネンブツダイ)。
”何だおめ〜かよ…”
10匹釣ったところで、今日のアジ狙いは断念。
回遊魚狙いにチェンジします。
空の明るみが増すにつれ、静かだった海面がところどころで急に騒がしくなります。
”ゴポン”
”バシャ!”
明らかにボラの群れとは違うボイル、しかもデカそう。
”回遊魚だ!”
投げサビキを中断し、早速スキップバニーを準備。
緊迫感が漂う海に向かって、思いきり竿を振ります 。
しばらくして、ボイルの少々先に投入直後ガツ〜ン!のアタリ。
”キタッ!、きたよ〜!”
”コッチもきた〜!”
シモヤンさんの投げサビキにも回遊魚が!
強烈な引き。慎重にやりとりします。
間もなくボイルの正体が判ると思うと少々緊張します。
海面に見えてきたのはソーダガツオ。竿下にきても抵抗を緩めません。
30cmオーバーでした。
一方シモヤンさんにはナント40cmオーバーのシイラ〜!←ジュンタロウ降参?
期待して投入を続行するも、アタリは続かず。
しばらくすると海面のボイルもなくなってしまいます。
”あ〜ぁ、終わっちゃったね”
”短かかったなぁ…”
マズメ期待のボイルタイムも終了してしまい、とりあえずソーダの血抜きとハラワタを取ります。
ちなみに内蔵には、カマスの幼魚が大量に入っていました。
この直後に事件が起きました。
”ガッ!ガッ!ガガ〜!”
”ん?”
深刻な事態であることは頭で判っていても体が動かず、時すでに遅し。投げサビキの竿が海に落下していました。
”大変だぁ〜待ってケレ〜!”←と言ったところで回遊魚は待ってくれない…
竿はどんどん沖に向かって行きます。
焦ってスキップバニーを投入するも引っ掛かってくれません。
シモヤンさんのサビキタックルを借りるものの掛からず。しかも投入時に力んでしまい、仕掛けが”ブチッ!”
”あや〜、やっちゃった…”(ゴメンナサイ)
ギブアップ!←♪ほ〜た〜るのひか〜りまどのゆ〜き〜♪(涙)
”それにしても何なんだこの海は…”
最近小物釣り慣れしていたジュンタロウにとって、回遊魚からの先制パンチは衝撃でした。
やむなくルアーロッドを投げサビキ竿に代用して続行することに。
(仕掛けの遠投力が半減)
その後は周辺で回遊魚が釣れた気配はナシ。
釣れたソーダはたったの1匹。
このままで終わってしまうのは、あまりにも寂しい…。
地元の釣り師たちが納竿する気配がないため、この後群れが戻ってくることを期待して続行します。
1時間以上が経過し、すっかりあきらめモードになっていた頃、突然地元師の竿にソーダガツオが!
すかさず投げサビキのコマセ交換。
祈る思いでウキを見つめていると、ウキがスポ〜ン!と沈みます。
1匹目よりさらなる強烈なアタリ!
ドラグが悲鳴を上げています。
40cm弱のソーダガツオでした。
※写真真ん中付近に小さく見えるのは富士山です
これを機に回遊魚のスーパー入れ食いタイム到来。
周辺のあちらこちらでソーダガツオやシイラがゴボウ抜きされています。
ジュンタロウの竿にもソーダがガンガン!竿は弓なり、ドラグはジ〜ジ〜、腕はクタクタ。
ダブルでくると根掛かりのごとくウンともスンとも動きません。
”くわぁ〜キツイ!”
シモヤンさんは、何故かソーダがやや不調。
しかし代わりにシイラを追釣していきます。
残念ながらルアーロッドではシイラポイントまで仕掛けが届きません。
(いいなぁ、シイラも釣りたいッス〜)
”もうそろそろ、やめにしようか?”
”うん、やめたほうがいいね、アイスボックスがすでに満杯だよ”
納竿しようとしたAM8時過ぎ、シモヤンさんが待望のワカシをGET!
ジュンタロウもすぐにワカシをGET。今度はワカシタイムの到来か?
(帰りたくても帰れないッス〜)
と期待?したものの、ワカシタイムは一瞬だけでした。
(正直言ってホットしました。)
AM8時半過ぎ大漁により打ち止め。
”今日は釣ったねぇ。引きが強烈だった”
”ホントスゴかった。腕が疲れたよ〜”
”天気にも恵まれたし、もう気分はサイコー!”
早朝投げサビキタックルを竿ごと回遊魚に持って行かれたのは、かなりのダメ〜ジでしたが、夏の回遊魚釣りを思いっきり堪能することができ、最高に楽しめた釣行でした。
釣行日時
2001年7月27日(金)AM2時〜AM8時半
釣り場
静岡県・静浦港
潮回り
小潮 満潮 9:41/21:47 干潮 3:34/15:37
釣り方
投げサビキ、スキップバニー、トリックサビキ
エサ
アミブロック、オキアミ
本日の釣果
ソーダガツオ×18(33cm〜38cm),ワカシ×1(23cm)、
リリース(ネンブツダイ×10)
※シモヤンさんとトレード(3対2)させていただいたシイラ1匹がはいってます。
どうもありがとうございました。
(もう1匹のシイラは誤って海中に落としてしまいました)