ＮＯＡＨ　’０３　４・１３　有明コロシアム大会　観戦記

ＮＯＡＨ
Ｅｎｃｏｕｎｔｅｒｉｎｇ　Ｎａｖｉｇａｔｉｏｎ　’０３
４．１３　ＡＲＩＡＫＥ　ＣＯＬＬＯＳＥＵＭ

初夏を思わせる陽気の春麗らかな日曜日。
有明コロシアムで２大タイトルマッチ！
もはやマット界の中心人物、高山善廣のＮＷＦ防衛戦！
そして、我らが崇高なる王者、小橋建太がＧＨＣ初防衛戦だ！

セミファイナル。
ＮＷＦヘビー級選手権試合。
王者　高山善廣ｖｓ力皇猛　挑戦者

入場花道にぼんやりと浮かぶ、ＮＷＦ王者高山の姿。

両選手が入場すると、いきなりの睨み合い。

ちょっとブレた（泣）

試合前から戦闘モードの両選手。
そんな中、ＴＶのＮＯＡＨ中継で高山自らが指名した
「ＮＯＡＨ限定、ＮＷＦコミッショナー　菅谷大介」氏による認定書代読。
この日の為に新調したと思われる白のスーツ（！）を着た菅谷アナウンサー。
カチンコチンに緊張しています（笑）

動きがぎこちない・・・

コミッショナーの仕事が終わり、菅谷アナは実況席へ。
コミッショナーの仕事をしつつ、この試合の実況も担当する模様。
すごい重労働ですね、今日は。全て高山のせいですが（笑）

そして、試合開始。
いきなりショルダータックルでぶつかりあう両者。
序盤から意地の張り合い、ぶつかり合い。
果たして試合はゴツゴツとした印象の好試合となる。

力皇最大のチャンスは高山に大技を畳み掛け、渾身のパワーボムを決めた場面。
しかし、スタミナ切れか高山がデカイからか、
パワーボムにいつもの高さが無かったのが悔やまれる。
これをクリアーした王者高山が打撃と膝でペースを取り戻して、
最後は強烈無比なパンチとキックのコンボ！
続けざまにエベレストジャーマン！！！
有無を言わさぬ連続攻撃に力皇は３カウントを聞くしかなかった。
高山、ＮＷＦ王座３度目の防衛に成功。

コミッショナーにベルトを巻かせるチャンピオンの図

コミッショナーにベルトを巻かせるチャンピオンの図、その２

貫禄のノーフィアーポーズ！

試合後のインタビュー。
インタビュアーは勿論、ＮＷＦコミッショナーの、（略）
挑戦者の力皇の健闘を称え、最後はみんなでノーフィアー！！
完全に高山ワールドと化したＮＷＦ戦でありました。

メインイベント！
ＧＨＣヘビー級選手権試合
王者　小橋建太ｖｓ本田多聞　挑戦者

セミファイナルの興奮が冷めやらぬ中、会場が再び暗転。
そこに流れるはＧＨＣ選手権試合のテーマ。
曲の最後に火柱が爆音と共に燃え上がる！

そして挑戦者、本田多聞が入場！

挑戦者、本田多聞！セコンドの杉浦と共に入場。

そして、第６代ＧＨＣヘビー級王者、
小橋建太が新テーマ曲「ＢＬＡＺＩＮ」に乗って入場！！

小橋が入場ゲートに登場！！写真はブレまくり（泣）

コール待ち。

王者、小橋がリングイン！
ＧＨＣタイトル管理委員長、ジョー樋口さんによるタイトルマッチ宣言。
そして両選手のコールが終わり、試合開始！！

対峙！

序盤、本田がアマレス仕込みのグラウンド殺法で小橋を攻める。
小橋もこれに対応し、静かな立ちあがり。
中盤、エプロン際での攻防で、多聞が驚愕の入場花道へのデッドエンド！！
堅い花道へ強烈に叩きつけられる小橋！
肩固め、裏肩固めも織り交ぜつつ、鬼気迫る表情で攻め立てる多聞。

極め付けは・・・
小橋をトップロープに乗せて・・・

ここから・・まさかっ！！

投げた！！雪崩式デッドエンド！！！！

衝撃の雪崩式デッドエンド！！！！
揺れる有明コロシアム！
小橋、これをカウント２．９、ギリギリで返す！

尚も攻める多聞！タモンズシューターから肩固めで小橋を追い込む
そしてタモンズパワードを狙う多聞！！
コレを小橋、ウラカンラナで切り返す！！！

そして豪腕ラリアットを狙う！が、多聞にかわされる・・・
しかし、すかさず踵を返して猛然とダッシュした小橋、
なんと左腕での豪腕ラリアット！！！！！！
一瞬小橋の姿の彼方にスタン・ハンセンを見た・・・・
それほどまでに強烈な左での一撃！！！
勝負あったか！？
だが多聞、これを執念でカウント３ギリギリでクリアー！

追撃を狙う小橋だが多聞がスピアー気味のタックル！そしてデッドエンド！！
投げられた小橋、そのまま置き上がって右の豪腕一閃！！
両者ダウン。先に置きあがったのは小橋！！

握った！！！！！

気合を入れる小橋！さあフィニッシュか！
小橋が多聞の頭を掴む！ショートレンジ式か！！
だが・・・
小橋が豪腕を振りぬく前に多聞が腕を巻き込み、小橋を丸め込む！！カウント２．９！！
しかし、王者小橋、これ以上はさせてなるものかと袈裟切りチョップ！
そして間髪入れずにスリーパースープレックス！！！
危険な角度で頭から落ちる多聞・・・
これで勝負あったか。誰もがそう感じたが、これもカウント２．９でクリアーする！

どん底からＧＨＣ挑戦へ這い上がって来た挑戦者、本田多聞。
まさに王者が望む覚悟を持った挑戦者の姿だ！多聞の執念を見た！

しかし小橋、右腕に魂をこめ、止めのショートレンジ頭掴み豪腕ラリアット！！

豪腕炸裂！

全てを絶ち切る容赦無い豪腕で小橋がＧＨＣ初防衛に成功！！！

表彰式

再び小橋の元にＧＨＣのベルトが戻って来た。
そして試合後のインタビュー。
挑戦者の本田多聞を称える小橋。
そしてインタビュアーの「リングサイドからの鋭い視線がありました。（来場していた蝶野の事）」
と聞かれると、自らマイクを持ち・・・！

マイクを持つ小橋、その１

マイクを持つ小橋、その２

「次のＧＨＣ・・・・・・・蝶野正洋を指名します！！！」
うわぁ、言ってしまった・・・・
この瞬間５．２ドームに小橋の出陣が決定。しかもタイトルマッチかよ！

小橋の燃える視線に蝶野が答え、リングに近づく！

激しく蝶野を見据える小橋！

マイクで喋ろうとする蝶野。

小橋と蝶野が睨み合い。
そして蝶野がマイクアピール。
「素晴らしい試合だった。小橋、お前はミスタープロレスだ！
そして新日本にも、もう１人ミスタープロレスが居るんだよ・・・俺だオラー！！！
ＧＨＣやってやろうじゃねえか！！」
キター(ﾟ∀ﾟ)ー！

闘志漲る小橋のこの表情を見よ！

両者、ガッチリと握手！！
しかし握手しながらも睨み合い！
既に闘いは始まっているのだ。
蝶野が退場し、小橋も悠然とガッツボーズをしながら堂々と退場。
その姿はまさに崇高なる王者そのもの。

さて、次は敵陣へ乗り込んでのＧＨＣ戦。
５．２行くかなぁ・・・どうしよう・・・・

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