NOAH
NAVIGATE FOR EVOLUTION ’03
3.1 Nippon Budokan


遂に、遂にこの日がやって来た。
武道館で 三沢 vs 小橋 のタイトル戦!
長期に渡る欠場から這い上がり、ここまで来た小橋建太。
迎え撃つは王者、三沢光晴。興奮を隠さずにはいられない!


休憩後の第6試合。高山登場。
この日は井上雅央とのシングルマッチ。

エベレスト!

必殺のエベレストジャーマンで決着。
投げの高さこそ低かったものの、このブリッジは流石ですな。


そして、ついにお目当てのメインイベント!

GHCヘビー級選手権試合
無制限一本勝負
王者 三沢光晴 vs 小橋建太 挑戦者

選手の入場前の時点で既に沸点に到達する館内。
物凄い雰囲気の中で、小橋の入場テーマ曲、グランドソードが流れて小橋が入場!

ついにタイトル戦まで漕ぎ付けた!このまま、一気に行ってくれ!


そして、チャンピオン 三沢が入場!

王者、三沢の入場シーン。

三沢、リングイン!

ロープで体をほぐす王者。


ついに対決の時!対峙する両者!


運命の1戦のゴングが打ち鳴らされ、試合開始。
場内、小橋コールと三沢コールが同時に発生。
ただならぬ雰囲気の中、組み合う両者!

最初にペースを握ったのは三沢だ。
珍しく小橋の右腕責め。そして空中殺法。
しかしこれをかわして小橋が反撃。
場外でのハーフネルソンスープレックス!
リング内に戻ってもハーフネルソンの連打!
そしてフルネルソンの体制!投げるか!?と思いきや
ここから胴締めに入り、締める!

三沢が投げ捨てジャーマン!
続けてすぐさま投げ捨て式のタイガースープレックス!!
そしてタイガースープレックス’85!!!!
三沢が一気に攻め立てる!
小橋も負けじと、豪腕ラリアット!
ハーフネルソンスープレックス、スリーパースープレックスで応戦!!

そして、会場に衝撃が走る・・・・
エプロン花道側での攻防。
これをエルボーで制した三沢、小橋のバックを取って・・・
タイガースープレックスの体勢!!!
後ろは場外!しかも段差がある・・・・・
まさか投げないだろ。と思いきや全力で背後に投げ捨てタイガースープレックス!!
とんでもねえ・・・・
小橋を必死で応援している自分もこの瞬間に虚空を見上げる・・・。
無情に進む場外カウント。
小橋、なんとかギリギリのカウント19でリングに戻るも、
当然先程の投げのダメージが大きい。
三沢、エルボーで小橋の動きを止めて、
エメラルドフロウジョン!!!
暴れて脱出を試みる小橋だったが、三沢が逃さず、
危険な角度で小橋をマットに打ちつける!
カウントが入る・・・・
カウント2.9!本当にギリギリの所で小橋、フォールを返す!

しかし、小橋はロープを掴み立っているのがやっとの状態。
対する三沢は距離を取って攻めのチャンスを伺っている。
嗚呼、いつか見た光景。
三冠戦で何度も三沢に苦杯を舐めさせられた時もこんな光景だった・・・

エルボーか。タイガードライバー’91か。
間違い無く次の一撃が決まれば小橋に返す力は残っていない。
三沢、小橋にタイガードライバーの体勢!!!!
間違い無く’91狙いだ!
三沢の顔が’91を打つ前の「覚悟を決めた顔」になる。
やばい・・・・
三沢、力を入れて持ち上・・・がらない!必死で堪える小橋!
クラッチを外してエルボーを落とす三沢!
再びタイガードライバー’91の体勢!!
今度こそダメなのか!
しかし堪える小橋!!
白熱の攻防戦の末、小橋、これを辛うじてリバースしてクリアーする!
今だ!!今しかない!!三沢は中腰。小橋はスタンディング!
小橋と小橋ファンが待っていた千載一遇のチャンスが到来。
もう、ここしかない!

右腕に、豪腕に魂を込める小橋。

凄い表情です、小橋・・・

その右腕に熱き思いを、祈るような気持ちで送る。
小橋、ランニングの豪腕ラリアット狙い。
しかし、三沢はエルボーの連射でこれを阻止。
しかし怯まず小橋、豪腕を振りぬく!!
三沢をなぎ倒し、のしかかるようにラリアット!!
カウント2で返す三沢!しかし最後に小橋に流れが来た!!!
小橋、ブレーンバスターの体勢!
元祖式垂直落下ブレーンバスター炸裂!!
決まったか!?
しかし、三沢も執念でこれをカウント2.9で返す!!
だが小橋、三沢を引き起こすとその場でアルゼンチンの体勢に抱え上げる!!!!!!
バーニングハンマーだ!!!
三沢を垂直にマットへと突き刺す小橋・・・・!
ワン、ツー、スリー!!!!!

小橋勝利!遂にタイトルマッチで三沢を破り、
GHCヘビー級のタイトルを奪取!!

速攻でリングサイドに光速の早さで駆け付けました、自分・・・
リングサイド最前列のフェンス前に陣取り、リングに目を向ける。
激闘を終えた2人が目に入る。
側には試合後の2人を心配する菊地が。複雑で切なげな表情が印象的。

闘い終わってノーサイド。三沢の表情がとても良い。

小橋の表情が死闘を物語る・・・

ようやく立ちあがった小橋。
その腰にGHCヘビー級のベルトが。
長かった、ここまで本当に長かった。
激闘を終えた2人と、復活した小橋の勇姿を見ていたら、
自然と自分の目から、熱いものが流れ出していました。

勝利を噛み締める・・・

小橋の目にもうっすらと涙が。
本当に、やっとここまで戻って来られたのですね。おめでとう。

放心

勝利者インタビューに答える小橋。

試合後の勝利者インタビュー。
小橋はこう熱く語った。
「アリーナのみんな!1階席、2階席、一番後ろまで、本当にありがとう!!」
もうだめ、感涙。

そして、インタビューが終わり、勝利の余韻をかき消すように
何故かZERO ONEの常連外人選手達がリングイン。
小橋に対して握手し勝利を祝福すると共に、対戦をアピール。

ザ・プレデター、目の前で見たけど、デケェ・・・

小橋が勝利し、王者となった時から既に新しい闘いは始まっている。
小橋 vs 凄玉外人選手か!
外人選手と熱い闘いをするのは、小橋は得意とするところ。
面白い、臨むところだ!!

そして、ZERO ONEの外人選手軍団が帰った後、
リングに残り勝利を噛み締める小橋。
そして、リングから花道へ。
小橋、花道に出る前に付き人のKENTAに目をやって、
KENTAの頭をポンポンと叩く。なんかとても良い光景。
小橋が、新王者が、花道を退場して行く。
最後にリングの方を向いて、ガッツポーズ。

こうして3.1武道館大会はハッピーエンドと相成りました。
小橋建太が遂にシングルタイトルチャンピオンの座に戻って来ました!
今後の防衛ロードは辛く、険しいものとなるでしょうが、
熱き心とその豪腕で闘って行ってくれる事でしょう!!

Congratulations!Kobasi!



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