NOAH
Encountering Navigation ’05
4.24 Nippon Budokan


2005年、NOAH、3度目の武道館大会!
絶対王者・小橋を倒した力皇の初防衛戦。
小橋と天龍、15年振りのタッグ対決。
三沢が鈴木みのると初遭遇。
そして・・・あの男が、スポーツ紙に来場予告をしていたが、果たして!?


第2試合
本田、金丸、杉浦組 vs バイソン・スミス、リック・スタイナー、リッキー・マルビン組

リックとバイソン

前座の6人タッグマッチ。
しかしこのポジションにリック・スタイナーってのは贅沢というか、なんというか。
試合は杉浦がオリンピック予選スラムでマルビンをフォールして終了。


第3試合が終了し、休憩・・・
という場面で、会場が暗転。仲田 龍リングアナがマイクを持ち、
「今日、ある1人のレスラーが来場しています。」とアナウンス。
一気に会場のボルテージが高まって行く。
そして遂にNOAHの会場に鳴り響く、彼の入場テーマ曲、HOLY WAR!
川田が遂にNOAHに来た!一気に沸点に達する館内。
大カワダコールに迎えられ川田がリングに!

スーツで川田が登場!

川田、マイクアピール

マイクを受け取り、川田が挨拶。
三沢を呼ぶ!

三沢が登場!

それに応え、三沢がリングへ!

川田が三沢へマイク

川田が三沢へ。
ファンの望むカードを見せたいと。
そして、7月18日の予定は空けておく。と川田らしい対戦表明!

三沢が川田へマイク

三沢が川田へ。一言。
「川田、ドームのリングで待ってるよ。」
この返答をもって、ドームでの両者の激突が決定!会場大歓声!

ガッチリ握手

そして、両者がガッチリ握手!
ドームへの期待は高まるばかり!!

会場の興奮と、どよめきが収まらない中、休憩時間に突入。


休憩後、第4試合
田上、佐野組 vs モハメド・ヨネ、森嶋組

ヨネと森嶋が最初から飛ばしてゆく。
田上が川田来場に刺激されたか、
久々に爆発し好調のモハメドヨネを、俺が田上で仕留めて勝利。


第5試合
KENTA vs SUWA

試合の様子

好試合が予想されたこの試合だったが・・・
6分過ぎにSUWAが凶器攻撃に走ったところで反則を取られて試合終了。
そこに杉浦と金丸が登場してKENTAに攻撃。
SUWA、杉浦がマイクアピール。
今後の展開に繋ぐ為の流れなんだろうけど・・・
こんなのシリーズ最終戦の武道館でやるなよ。ツマンネ。


第6試合
三沢、鼓太郎組 vs みのる、丸藤組

丸藤入場

丸藤が入場!

みのる入場

鈴木みのるが入場!

三沢入場

鼓太郎の入場の後、三沢が満を持して入場!

試合は三沢が強烈なエルボーをみのる、丸藤に放ち強さが目立つ展開。
注目の三沢とみのるの絡みは少なめ。
みのる&丸藤に鼓太郎が捕まる時間が長い感じ。

不知火

最後は、丸藤が鼓太郎に不知火を決め決着。


セミファイナル
小橋、潮崎組 vs 秋山、天龍組

この試合の前に、武道館の電光掲示板にてある1つの発表が。
7・18東京ドーム カード決定!の文字。
盛り上がる会場。そして・・・

小橋 建太 vs
と表示され、画面が止まる。溜めて煽る!
小橋のカードがもう決定!?シングルマッチ?天龍が相手か??
ドキドキしながら電光掲示板の次の文字を固唾を呑んで見守る。
そして・・・
佐々木 健介
電光掲示板に表示された名は、なんと佐々木健介!!
予想だにしなかった選手の名が現れ、歓声が爆発する館内!
シングルマッチ 時間無制限1本勝負
小橋 建太 vs 佐々木 健介
7・18ドームで小橋 vs 健介が緊急決定!しかも無制限1本勝負!
これは楽しみだ!!

ノア、攻めの姿勢だ。
川田参戦に小橋 vs 健介。
もうこれでドーム大会の満員は確定的かもしれない。


そして、この日の試合。
小橋と天龍が15年振りに激突!
15年前、駆け出しの若手選手だった小橋。
当時、既にトップレスラーだった天龍。
時は過ぎ、今や小橋は押しも押されぬトップレスラーに。
天龍はミスタープロレスと称され、現在54歳とは思えぬファイトを日々展開してる。
そして、潮崎は15年前の小橋の立場。今は必死に食らい付くのみだ。
そこへ、よからぬ事を企む秋山が加わる。さてどんな試合になるか!

天龍入場

天龍が入場!

秋山入場

秋山がオリジナルのレボリューション2005Tシャツを持って入場!

また芸が細かいね、秋山・・・

そのTシャツを天龍に渡す秋山、天龍ニヤリ。

潮崎入場

潮崎が入場!

小橋入場

そして、小橋が入場!

対峙

4選手が対峙する!

いきなり仕掛ける秋山と天龍!
試合が開始!

逆水平!

天龍は小橋へ奇襲!小橋もそれに応戦!!

序盤から天龍が仕掛ける、仕掛ける!

小橋に対して場外で机を投げつける。
小橋が憮然とした表情で天龍を睨む。
(こばし の いかり が 10 たまった!)
そして、エプロンに居る小橋へ水の入ったペットボトルを投げて挑発する天龍。
投げられたペットボトルを床に叩きつける小橋。
(こばし の いかり が 50 たまってしまった!)

度重なる挑発に、小橋は怒りの炎を身に纏う。
まさに鬼が宿るかのごとし。天龍へ逆水平を連発、連発、また連発!

マシンガン逆水平!

マシンガン逆水平もいつもの倍以上の数のチョップを天龍の胸板に叩き込んだ!

いつも以上に燃え上がる小橋、逆水平を数え切れないほど天龍へ打ち込む。
ふと、天龍の胸板が赤く染まるのに観客が気付き、そしてどよめきが。
なんと、あまりの逆水平チョップの雨に天龍の胸板の肉が裂け、流血しているではないか!
小橋、凄すぎ、恐ろしすぎ・・・

バーニング!燃え上がる小橋!

天龍反撃!

コーナーでグーパンチ&逆水平!

しかし、そんな状況でも天龍はしゃらくせえ!とばかり小橋とやりあう。
とんでもない54歳だ。こちらも恐るべし。

小橋が天龍へパワーボム狙い!

小橋と天龍、お互いにパワーボムを狙うも決まらず。意地の張り合いだ。

この試合、秋山はサポート役に徹してた感じ。
熱くなり暴走気味の小橋を上手くコントロールし、試合を作っていったのは流石だ。
最後も上手く分断し、天龍と潮崎、1 vs 1 の状況を作る。



粘る潮崎だったが、最後は天龍が最近では滅多に出さなくなったパワーボム!これで大熱戦に終止符を打った!
潮崎は試合に負けはしたが、素晴らしい経験となっただろう。

試合後の光景

試合後の光景。この刺激的な闘いに続きはあるか!?

小橋と潮崎

潮崎へ激を飛ばす小橋。

小橋退場

退場する小橋。
この日の小橋は本当に凄かった。凄いというかある意味酷かった。やりすぎ(笑)
王座から転落し、元気が無いんじゃないかな?とか、今後の展開はどうなるかな・・・?
とか、色々心配をしていましたが、無用な心配でした。

次なる敵は佐々木健介。
ドームの最後列まで伝わるであろう、直球勝負のぶつかり合いが今から楽しみです!


メインイベント
GHCヘビー級選手権試合
王者 力皇 猛 vs 斉藤 彰俊 挑戦者

前回の武道館で絶対王者・小橋から激勝し、新王者となった力皇。
サプライズが続いたこの日の興行。直前の試合は武道館を揺るがす程の大熱戦。
観客は疲れ気味。だが、メインイベント。大会をきっちり締めなければならない。
非常に難しいシチュエーションで、新王者としての初防衛戦。相手は彰俊。
王者としての質、そして内容が問われる試合になる。

死神!

彰俊入場

彰俊が入場!

力皇が入場

力皇が入場!

対峙!

両者が対角線上で対峙!

試合開始。
意外にもジックリとした立ち上がり。
序盤から打撃戦でガンガン行くと力皇は予告していたので期待したが、肩透かし・・・

中盤、テーピングをし、負傷しているらしき力皇の右腕を彰俊が痛めつける。
腕の負傷のせいもあるのだろうが、この日の力皇の動きには精彩が無い。
技も1つ1つが不確実で雑に感じた。いつもの技のダイナミックさと迫力が影を潜める。
対する挑戦者の彰俊は充実。気合も漲り絶好調だ。

デスパニッシュ!

彰俊攻勢!
デスパニッシュを決める。
試合は彰俊が所々で大技を決め盛り上がるも、
力皇の精彩の無さと流れの悪さで盛り上がりに欠けたまま終盤に・・・

彰俊が勝負をかける。
スイクルデスがパーフェクトに力皇の後頭部を捕らえる!
目の覚めるようなこの一撃で、静まり返った会場もようやくヒートアップしてくる。
彰俊、スイクルデスをもう1発。
力皇、カウント2.9で辛うじてこれをクリア。

無双・改!

無双!

彰俊の猛攻を凌いだ力皇が、ボディープレス、無双・改、
そして無双と畳み掛け、3カウント。辛うじて防衛に成功した。
だが、勝負が決した瞬間。会場は盛り上がらず・・・

勝負が決した瞬間、リングサイドにワッと観客が集まるでもなく、
代わりにあるのはブーイング。そして席を立つ観客が多数。



試合後の勝利者インタビュー。
ここでもブーイングと厳しい野次が王者へ飛ぶ。
厳しいが、これがこの試合、そして力皇への今の評価だ。
ノアのファンは良い試合をする選手へは惜しみない賞賛を送るが、
本当にダメな試合をした時は、かなり手厳しい。
だが、愛情の裏返しでもある。期待をしていなければブーイングもしないのだ。
これを糧にできるか、できないか。本人次第。
あのブーイングの意味を、力皇も解っている・・・だろう。

紙テープのバズーカ

力皇が退場し、鮮やかな紙テープのバズーカが炸裂。大会が終了。

良い意味でも、悪い意味でも、ドームへ向けて。という感じの大会でした。
川田来場に小橋と健介のシングル戦の発表と7・18ドーム大会への期待は高まるばかり。
しかし、この大会の試合で面白かったのはセミファイナルだけ。
そのセミの試合が大熱戦だったので満足ではありますが・・・
ただ、今やNOAHの武道館大会は1つのブランド。大切にして欲しい。
ちょっと猛省を促したいですね。
力皇には課題が残りました。ある程度温かい目で防衛ロードを見守って行く必要があるかな。

まあとにかく、次は7・18東京ドーム!今年も熱い闘いが繰り広げられるでしょう!



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