NOAH
Spring Navigate ’06
2006 4・23 Nippon Budokan


今年3度目の武道館!

シリーズ中に秋山が提唱した中堅トーナメント。
これを制したのは、なんと井上雅央!
その結果、今宵のメインは秋山と雅央のGHC戦!
どんな異次元空間が繰り広げられるのか!?
そして小橋は、近頃名勝負連発で乗りに乗っている丸藤とシングル戦だ!


試合開始時間になり、オープニングセレモニーが開始。

その1

その2

その3

セレモニーが終了し、武道館大会がスタート。

志賀!その1

志賀!その2

第2試合
最近、パンチパーマにしてニューキャラになった志賀のアニキが登場!


第6試合
三沢、小川組 vs みのる、SUWA組

風になれが会場に流れ

みのるが登場!

みのる組が入場!

会場が緑に染められ、スパルタンXが鳴り響く!

三沢がリングイン!

三沢組が入場!

エメラルドフロウジョン!

試合はみのるとSUWAが以外にも好連携を見せ優位に進めるも、
三沢組が上手く分断。
最後は三沢のエメラルドフロウジョンがSUWAに炸裂し決着!


第7試合
小橋建太 vs 丸藤正道

押しも押されぬノアの大黒柱、「絶対王者」小橋建太。
今宵の相手は、前回の武道館で田上を破り、乗りに乗る丸藤だ!

丸藤入場!

ひらりとリングイン!

まずは、丸藤が颯爽と入場!

グランドソードと小橋コールの中・・・

小橋が登場!

大歓声です

リングを見据える

リングイン!

続いて、小橋が威風堂々と入場!

試合開始!

いざ、試合開始!

序盤、小橋のチョップをかわす丸藤。
何度かチョップをかわすが、ならばとフェイントを入れてチョップを決めた小橋。
最初から面白い攻防だ。

丸藤の膝攻め

序盤〜中盤、小橋の泣き所である足に攻撃の照準を絞る丸藤。
様々なバリエーションで足攻めをし、小橋を苦しめる。

苦悶の表情

4の字固めを決められる小橋。
写真は反転して逆に丸藤の足を締める小橋。
プッシュアップまでして、締めあげてる鉄人。

マシンガン逆水平!その1

マシンガン逆水平!その2

〆は青春の一撃!

足攻めを脱した小橋、コーナーでおなじみのマシンガン逆水平!
青春の一撃で追撃!

さらに大根切りチョップを狙う小橋。、
だが、小橋の腕を掴んでこれを脱した丸藤が、
小橋に対し敢えてラリアットで反撃。
2発打って耐えられるも、トラースキックを放ち小橋の動きを止めると
ロープに全速力で走りラリアット!小橋をダウンさせた!

光速で小橋に向け飛んでゆく丸藤!

試合は終盤。場外から戻ってきた小橋にコーナートゥコーナーで迎撃する丸藤!

不知火!

さらに不知火!

もう一発狙う・・・

わざと後方へ回って・・・

もう一発不知火を決めるのかと思いきや、不知火をフェイントに
背後に回り、オースイスープレックスで丸め込む!
またしても丸藤の素晴らしい閃きに武道館がどよめきと歓声に包まれる。
小橋もこの思いもよらない攻撃を辛うじてカウント2.9で返す。

さらに丸藤が攻勢。勝負に出る。
的確にトラースキックを2発小橋に決め、小橋を場外に出すと、距離を取って・・・

飛んでる!彼には翼でも生えているのか!?

エプロンからスワンダイブのミサイルキック!!
またしてもどよめきと歓声が武道館を包む。

不知火!!

リングに戻って、さらに不知火!
これも小橋はカウント2でクリア。

雪崩式不知火を狙う丸藤!

トドメとばかり、雪崩式の不知火を狙う丸藤!

チョップでピンチを脱する

だが、背後からチョップを乱打!逆にここから・・・

雪崩式ハーフネルソン!!

恐怖の雪崩式ハーフネルソンスープレックス!!!
なんて事をするんだ・・・!
リングに投げっぱなされた丸藤。
しかし、見事に受け身を取っていたように見えた。やはり丸藤も只者ではない・・・

握り拳!

ここが勝機と見た小橋が握り拳!
剛腕を振り抜くべく丸藤を起こす。

ラリアットをかわす!

しかしラリアットを身を屈めてかわす丸藤!
ならばとフルネルソンで丸藤を投げる小橋だが、これも丸藤は着地!
すぐさまトラースキックを決めて、田上から勝利を奪ったパーフェクトスモールパッケージを狙うも・・・

それを無理矢理に剛腕ラリアットでなぎ倒す小橋!
完璧にラリアットを決められマットに叩きつけられた丸藤。
勝負あったか!?しかし、これをなんとかカウント2.9で返す丸藤!

なんとも言えぬ、この表情!

だが小橋、気合を入れると・・・



滞空時間を溜めに溜めて・・・
垂直落下!リアルブレーンバスターだ!!
さすがの丸藤もこれは返せずカウント3。勝負あり。

試合後の小橋、その1

勝ち名乗りを受ける小橋。
苦しそうな表情が激戦を物語る。

試合後の小橋、その2

試合後の小橋、その3

試合後の小橋、その4

試合後の小橋、その5

試合後の小橋、その6

引き上げようとする丸藤を無理やり引き止めてリングに上げる小橋。
丸藤の健闘を(無理やり)称える小橋。
丸藤はもうヘロヘロですw

小橋の退場、その1

大歓声のなか、ガッツポーズで退場して行く小橋!

小橋の退場、その2

最後に入場ゲートで一礼し、退場した小橋であった。

しかし、素晴らしい熱戦でした。
試合後は小橋王者時代のGHC戦後の空気そのもの。
この試合がGHCヘビーのタイトルマッチでも全くおかしくないクオリティでした。

この試合を見て、前回の武道館でも思いましたが、
丸藤はもう既にトップグループの一角に食い込んだと言っても過言では無い。
小橋相手にここまでやるのだから申し分無い。
ヘビーに転向するのか、ジュニアもやるのかは分からないけど
どっちにしても丸藤ならたいした問題じゃあないな、と感じる。


セミファイナル
GHCジュニアヘビー級選手権
王者 KENTA vs 石森太二 挑戦者

石森入場!

NOAH初参戦の石森が入場!

KENTAが入場!

王者のKENTAが入場!

ロープワーク

試合開始。
序盤、スピーディな攻防が展開。
石森は空中殺法を駆使して優位に攻める。

しかし、地力の差は歴然。徐々に試合はKENTAペースに。
中盤〜終盤にかけて、KENTAはかなり余裕を持って試合をしている様に思えた。
しかし、王者ならば相手の良さを引き出す試合運びを心がけて欲しかった。
もしくはとっとと仕留めるか。

石森の攻撃を非情に受けないシーンが目立つ。
特に、石森のフェリバリッドであるスーパースターエルボーを2度もすかしたのには閉口。
武道館も冷え切った。
敢えて受けなかったんだろうけど、そうじゃないだろ・・・



結局最後はKENTAがGO 2 SLEEPを決めて勝利。

試合後のKENTA、その1

試合後のKENTA、その2

正直、石森が挑戦するのも早かったように感じたし、
タイトルマッチじゃなくてノンタイトルでもう少し下の方で組んであげた方が良かったと思う。

KENTAにしても、最近頭ばっかり蹴ってダメすぎとの批判の声を知ってか知らずか、
この日はそういう類の蹴りは多用はしなかった。
エースクラッシャーやメキシカンエースクラッシャーを使ったり、
本人も暗中模索しているんだろうな・・・とは感じたが。
しかし、この日は試合運びがダメダメだった・・・
王者としては、厳しいが0点の試合だな。
KENTAはちょっと袋小路に入ってしまった感じ。行き詰ってる。
というか本人は何を焦ってるんだろう?
ノアは海外遠征に出すとか他団体で場数を踏ませるとかさせるべきだと思う。
まだ若手なんだし、急いで無理に上のポジションで今使うことは無いような気がする。
いいものを持ってるのは確かなんだし。


メインイベント
GHCヘビー級選手権試合
王者 秋山 準 vs 井上雅央 挑戦者

今シリーズ、秋山が提唱した中堅(中年)トーナメント。
そのトーナメントを勝ち上がってきたのは、いぶし銀の井上雅央だった!
ここにマニア向けの渋いGHC戦の幕が切って落とされる!

GHC!

雅央の入場!その1

雅央の入場!その2

挑戦者、雅央がトーナメント参加者と共に入場!

秋山のテーマが鳴り響き・・・

秋山が登場!

挑戦者を威嚇する!

そして、王者の秋山が入場!!

試合開始前、王者秋山の選手コール時に、
挑戦者の雅央が奇襲攻撃を仕掛け、試合が開始!

ミリオンダラースープレックス!

背後に回ってミリオンダラーバスター・・・と思いきや、
スープレックス風に背後に投げる!雅央がこんな派手な大技を用意しているとは!!

アルゼンチンバックブリーカー!

そしていきなり、「よっしゃかつぐぞ!」からのアルゼンチン!!

スリーパーで脱出する秋山

しかし、これを冷静にスリーパーで脱した秋山。
すぐさまエクスプロイダーで雅央を投げ捨て、光速でフォールへ。
カウントは2.9!!

雅央、たまらず場外へエスケープ。
場内は雅央がエスケープしただけで大歓声に包まれるw

顔面かきむしり!

場外でたっぷりと間を空けた後、リングインして得意の顔面かきむしり攻撃。
雅央らしいプロレスで王者に揺さぶりをかける。
場外戦では雅央が花道で4の字固めを仕掛け、リングアウト勝ちを狙う。
秋山は必死にカウント19で生還しこれを阻止。

対する王者の秋山は大きな攻撃をする度、客席からブーイングを浴びる。
観客もあえて露骨な雅央贔屓のスタンスでこの試合に臨んでいる感じ。
ならばと秋山はもっとブーイングを俺にしろ!と観客を煽る。

蹴る!

蹴る!!

雅央も耐える!

中盤以降、徐々にペースを引き戻す、秋山。
容赦ない蹴りの連発を食らわすも雅央も耐える!

雪崩式エクスプロイダー!

試合終盤。雪崩式エクスプロイダーまで放つ秋山!

完璧なアルゼンチンだ!

雅央はアルゼンチンバックブリーカー!!

雪崩式で狙うも堪えられる・・・

雪崩式でスクールボーイ!!

コーナーから雪崩式でミリオンダラースープレックスを狙う雅央だが、秋山は堪える。
雅央、体を入れ替えて、雪崩式のスクールボーイで丸め込む!
これを秋山はなんとかカウント2でクリア。

フロントネックロック!

秋山、フロントネックロック!
雅央の体力をこれで奪い取る!

膝!

膝!!

そしてニーパッドの連打で挑戦者を追い詰める。
連発、連発、とにかく連発。
前から後ろから、10発近くも膝を叩き込む。
ようやくフォールするも雅央はこれを執念でカウント2で返す!

エクスプロイダー!

これも返す!

勝負を決めに行く秋山。
高角度で強烈なエクスプロイダーを決める!!
これで決まったか!?と思われたが、これもカウント2.9で返す雅央!

リストクラッチエクスプロイダー!!

粘る雅央を仕留めた一撃!

ならばと秋山、満を持してのリストクラッチエクスプロイダー!!
これが完璧に決まり、カウント3。

終わってみればしっかりとGHCの名に相応しい好試合でした。
挑戦者は自分らしさを存分に発揮し、時には貪欲にリングアウトでも勝利を狙う。
対する王者もそれを受け止め、最後は怒涛のラッシュで仕留めて見せた。

試合後の秋山、その1

試合後。雅央の健闘を称える秋山。

試合後の秋山、その2

試合後の秋山、その3

試合後の秋山、その4

試合後の秋山、その5

勝利者インタビューの後、退場する秋山。

試合後の秋山、その6

帰りの花道で、小橋の写真集を客席に投げてプレゼントする秋山www

鮮やかですね

恒例の紙テープのバズーカが炸裂し、大会は終了。


大会の総括、まとめ。

今回の武道館大会は、事前のカード発表が遅く、
最終的にカードが決まったのが大会の約一週間前。
そして、メインが秋山と雅央という、マニア向けなタイトル戦とあって、やや空席も目立った。
逆にこのカードで武道館をやれてしまうNOHAの凄さもあるんだけど。

試合の方は、小橋と丸藤の試合がこの大会のベストバウト。
丸藤の勢いが今年に入って止まらない印象。
もう一気に上へ突っ走ってしまいそうなほど。

さて、GHC王者の秋山の次なる挑戦者は誰になるのか。
武道館大会が終わった後、にわかに小橋の挑戦も噂され始めたが、果たして・・・!?



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