チョップ禁止の変則ルールの白ＧＨＣ戦・・・！
レフェリー秋山が小橋へ非情のイエローカード！！
ＮＯＡＨ
Ｓｏｕｔｈｅｎ Ｎａｖｉｇ’０９
２００８ ６・８ ＫＥＩＯ ＰＬＡＺＡ ＨＯＴＥＬ
ＨＡＣＨＩＯＪＩ
チョップ禁止の変則ルールの白ＧＨＣ戦・・・！
レフェリー秋山が小橋へ非情のイエローカード！！
昨年２月、この八王子で２０周年記念試合を行った小橋。
１年４ヶ月が過ぎ、再び八王子でＮＯＡＨの大会が行なわれる。
今宵は小橋が白ＧＨＣへ挑戦！
１０分間チョップ禁止の変則ルール、レフェリーは秋山。
白ＧＨＣとは言え、小橋久々のタイトルマッチ！
数々の苦難を乗り越えて、新たな一歩を確実に刻むため、いざ！！
小橋建太が腎臓癌から復帰後、初のタイトルマッチ。白ＧＨＣ戦。
興味を引く特別ルール、特別レフェリー秋山
準・・・
しかも興行場所は去年良い観戦だったなと思い出に残る八王子京王プラザ！
これは、行くしかありません！
横浜線にゆられ・・・八王子に到着！今回は事前に八王子駅前にて
ご当地の政治家の先生（八王子に格闘技を誘致する会の人らしい、ＮＯＡＨの八王子大会の後援もしてくれてる方）の
街頭演説に応援として小橋が登場するとの情報をキャッチしていたので、早めに八王子駅前に到着。
ベストポジションでスタンバイして待っていました。
そして先生や関係者の方々の話が終わり
小橋・秋山・田上の三人が応援演説に登場！
司会の女性ばかりが話してた印象が強かった応援演説でした（笑）
小橋の後ろで田上を茶化す秋山先生の姿です。
この日は小雨が降っていました。無駄に元気な田上の演説中、
傘をさしてあげるステキな小橋。
秋山の時も。
そして再び小橋の応援演説。結構人が集まってる。
演説が終わり笑顔で引き上げて行く小橋。爽やかです。
Ｔシャツ１枚の姿に変っているのは
『あ、小橋さん上着脱ぎましたね・・・まさかチョップを僕にする気では・・・！？』
「いやいや（笑）、ちょっと暑いかなって・・・」
とのこと。結構この日寒いなぁって感じたんだけど・・・さすがだ！
写真撮影に応じる小橋。
左側の黒いスーツの男性がその地元の先生。小橋笑顔、先生恐縮の図。
引き上げて行く小橋。試合会場の京王プラザホテルはここから徒歩２分程度。
まさかとは思ったけど、歩いて帰るのか！
ファンと握手してる様子をファインダー越しに確認し、自分も走って小橋の元へ。
私『小橋さん、握手お願いします！』
小橋「おう！」
ガシッ（握手）
私『小橋さんナイス演説！』
小橋「あっはっは（笑）ありがとう、いや〜演説は難しいな！政治家は無理だなー・・・（笑）」
そんな会話をして小橋は握手を求めるファン全員と握手をしながら会場に向かって行きました。
試合が始まる前からこんなお腹いっぱいになってしまっていいのだろうか・・・
興奮を隠し切れずに自分も一息入れてから会場の京王プラザホテル八王子へ向かいました。
ホテルに入る。５Ｆのホールへ。
昨年も思ったけどやっぱり厳かな雰囲気。
綺麗だし、どの席からもリングが近く臨場感があるこの会場は下手したら武道館よりも好き。
この雰囲気でプロレス！って言うギャップもなかなか楽しいし。
年１回ペースで定期的に興行を打ってほしいな・・・
会場時間になりオープニング。
ジャンデリアがライトアップ。
第２試合で田上組とＫＥＮＴＡ組が対決
最後はｇｏ２ｓｌｅｅｐでＫＥＮＴＡが平柳を仕留めて勝利。
第四試合
秋山・谷口組 ＶＳ 高山・杉浦組
インターナショナル・ＵＮ・ＰＷＦの三本のベルト・・・即ち三冠王座を持って高山が入場！
（全日本のリングに参戦し、グレート・ムタから王座を奪取、鈴木みのるの挑戦を退け、高山は現三冠王者。）
どよめきと歓声に包まれる場内！
入場ガウンをマントのようになびかせて秋山が入場！
入場を終えた秋山に三冠を見せ付ける高山！
選手コール。仲田龍リングアナの「三冠ヘビー級選手権者・・・」のコールを久々に聞いた気がする。
対してＧＨＣヘビー級選手権者の秋山がコールを受ける。負けじとＧＨＣのベルトを掲げる。
両チャンピオンの先発で試合開始。ロックアップ。
両者意地の張り合いを見せ好試合に。
試合は杉浦が谷口を仕留めて終了。
第五試合
三沢・小川・潮崎組 ｖｓ バイソン・ヒーロー・ボビー組
三沢が入場、駅前で演説していた政治家の先生と記念撮影。
こういうのは地方大会っぽい光景だ。
バイソン組の入場、写真はクリス・ヒーロー。
この選手、大型のわりに飛べるしテクニックもあるし何気に好選手。
ロビーで気さくにファンサービスしていた、ナイスガイでもある。
試合は現在売り出し中の潮崎がボビーフィッシュを仕留めて終了。
写真のゴーフラッシャーから、豪腕ラリアットで鮮やかに決めた。
セミファイナル
グローバル・ハードコア・クラウン無差別級選手権試合
王者 橋 誠 ｖｓ 小橋建太 挑戦者
本日のお目当ての一戦、白のＧＨＣ選手権！
１５分時間切れなら王者橋の防衛、
小橋はチョップでの攻撃が１０分間禁止の変則ルール。
（チョップ１発目で注意、２発目で警告、３発目で反則負け）
この試合を裁くのは特別レフェリーの秋山 準！
リングへ上がって一礼。
半笑いです。
開始十分経過までチョップが禁止のルール説明。
イエローカード、レッドカードを会場に見せアピールする秋山。芸が細かい・・・
グランドソードが流れ・・・
挑戦者、小橋が入場！
白ＧＨＣの王者、橋が入場。なんで天狗よ・・・
選手コール。小橋のコールで大量の紙テープが舞う。
レフェリー秋山が試合前の選手チェック。
試合開始！
反則狙いでチョップで攻撃する橋。
最初は小橋も我慢していたものの、数発チョップで攻撃されると
つい、チョップで反撃！開始早々1回目のチョップ仕様で注意を与えられてしまう。
ならばと小橋は・・・
剛腕エルボー！どよめきと歓声が交錯する会場！
エルボーで試合を組み立てる小橋。
エルボーパッドにエルボースマッシュ。的確かつ威力もあるみたいだ。
普段はチョップばかりが目立つが、何気に小橋はなんでも出来ちゃうタイプだったりする。
強烈なコブラツイストから、橋の体を潰して腕極め。
執拗に大声で「橋！ギブアップか？」と聞くレフェリーの秋山（笑）
なんとかギブアップを逃れた橋が小橋をコーナーに詰めて
掟破りのマシンガン逆水平！明らかに反撃のチョップ狙いの攻撃だ！
ずっと反撃のチョップを耐える小橋、
橋がモンゴリアンチョップを打つ、小橋もモンゴリアンチョップで反撃してしまう。
場内「ああー（笑）」
モンゴリアンチョップもチョップです。
レフェリーの秋山から２発目のチョップ発射という事で警告のイエローカードが提示される。
あと１発チョップを打てば反則負けの小橋。戸惑いの表情。
観客から「小橋、チョップ我慢しろー！」
「あと３分！我慢だ！」
など、普段はあまり聞かない声援が飛び交う。
ここから橋が必死の反撃
１０分経過まで小橋がもうチョップを打てないのをいい事に、
場外でダイビングヘッドバッド、リングでもダイビングヘッドと攻勢。
橋がんばるじゃないか・・・！
勝ちを狙う橋がゴリラーマンドライバー、これをカウント２で返す小橋。
ここで小橋のチョップ解禁の１０分経過まであと１分のアナウンス！
正攻法で勝てるわけがないと悟った橋、
必死にチョップで攻撃したり、胸を突き出したりして３発目のチョップ使用を小橋に促すも・・・
チョップ解禁まで残り時間３０秒、１０秒と時間が迫る。
チョップを打つ橋、鬼の形相で歩み寄る小橋！
観客はチョップ解禁のカウントダウンの大合唱！異様な盛り上がりだ！
１０！９！８！７！６！上の写真は５！くらいのタイミング。
４！３！２！１！０！
小橋にとっては待ちに待った、橋にとっては訪れて欲しくなかった１０分経過。
リングアナの「チョップ解禁、先生やっちゃってください！」のアナウンス！
解禁と同時に鬱憤晴らしのマシンガン逆水平！
「いくぞ！」の場面、橋を睨むレフェリーの秋山（笑）
さらにマシンガン逆水平を乱射する小橋に秋山がコーナーブレイクを命じる。
が、それを聞かずにさらにチョップ、締めはローリング袈裟斬り！
もうチョップしか打たない小橋（笑）
大根切りチョップ！
解禁されてしまったチョップの雨にフラフラの橋。
そこにハーフネルソンスープレックス！
これはカウント２．９で何とか返すも・・・
決めるぞ！とばかり右腕を掲げてアピール！
１発目の剛腕ラリアットは辛うじてかわして見せた橋だったが、
反撃を狙ったところにカウンターでヒット！
文句無しのカウント３！
小橋がチョップ解禁からあっと言う間に勝負を決めて見せた。
試合終了直後の小橋。お、怒ってる？
白ＧＨＣを見つめる小橋。ちょっと複雑な表情。
ベルトを巻くのをためらっている様子。
お客さんの『巻こうか！』の声に小橋「よし！」と意を決し・・・
小橋にはやはりベルト姿がよく似合う。
黒のＧＨＣで絶対王者として君臨した小橋が、今は白のＧＨＣを巻く。
色は違えど王者は王者。このベルトを守り続ける事で道は開けてくる！
レフェリーの秋山が小橋の腕を挙げ、勝者である事をアピール。
このシーンを見たとき、ああ秋山はこれがやりたかったのね・・・と思ってしまった。
この試合、盛り上がってとても楽しめた試合でしたが
多分小橋と橋を思う存分に弄れた秋山が一番楽しかったんじゃないだろうか（笑）
白の新王者となった小橋。
現地で観戦していても、写真を後から見ても感じたのは
どことなくベルトを巻いた小橋が、どこか浮かない複雑な表情をしている事。
やっぱり黒よりも格下の白の王座に就く事に少なからず抵抗があるのかな・・・、
試合後のインタビューによると、今はこのベルトが泣いている、輝かせなければ。との思いもあるようだ。
小橋が白のＧＨＣを存分に輝かせ、
次のステップへ行くための大事なベルトに今後なって行って欲しいところ。
トロフィーを掲げ、リングを降りる小橋。
リングサイドを一周して、ファンと触れ合う。去年も見た光景。
熱狂の八王子プラザホテル！
最後にガッツポーズを決めて小橋は退場。
メインイベント
健介・森嶋・起田組 ｖｓ 力皇・ヨネ・鼓太郎組
メインの６人タッグ。
鼓太郎が起田をフォールして試合終了。
前回の八王子大会も満足な大会でしたが、
今回もとても満足な大会でした。
久しぶりの王者小橋誕生の瞬間も見れたし、
八王子駅前で小橋と遭遇したりと、楽しい一日となりました。
秋山が高山とタッグ戦ながらＧＨＣと三冠の王者対決をしたり、他にも興味深い試合がありました。
前回の八王子では２０周年、今回は白ＧＨＣの戴冠。
小橋は少しずつだけどステップアップしている感じ。
防衛戦で小橋らしい白ＧＨＣの世界を展開して行って欲しいところ。
この日の盛り上がりを見る限りだとかなり期待は出来そう。ただ無理はしないでじっくりと。
小橋曰く、白を１０回くらい防衛したら黒の準のベルトに挑戦する！との発言や
自分なりに色々白ＧＨＣ防衛戦のルール等、考えているとの発言もあるので今後が楽しみだ！