Diary 14 Feb. 2001

2001年2月14日

さて、14日はバレンタインデー。こっちでも多少はなにやらいわれているようではある。日本のようなキチガイ沙汰、まあこれも最近では、お歳暮やお中元同様のものになりつつあるのだけど、そういう状況ではないようだけど。

一緒に旅をした友人がもっていたガイドブックには、フランスとスペインのフランス側にあるペルピニアンという都市のところに、ルルドの泉のことがかかれていたので、てっきりルルドはペルピニアンの近所にあるとおもって、ペルピニアンにいってみた。友人のほうは、バルセロナから、フランクフルト経由で、日本に戻るってことで、バルセロナでお別れ。

タルゴ特急を予約して、朝バルセロナを発ち、昼前にペルピニアンへ。そして駅前にある何軒かのホテルをみてから、結局、一番駅に近いホテルに二泊することにした。

あいにく雨模様。で、町にでてみたけど、ルルドのことなどぜんぜん書いてない。観光名所じゃなかったのか?なんておもって、雨の中をあっちこっち歩き回って、結局、なるほど、とわかったのは、ルルドって、ずいぶん遠いということ。ペルピニアンよりは、トゥールーズに近い。ピレネーの中でも地中海ぞいよりは、大西洋側に近いところだ。

で、二泊することは決まってしまったし、強行軍でのスペイン旅行の疲れも出たので、ペルピニアンでしばしゆっくりすることにした。

ペルピニアンは、もともとは、バルセロナなどと同じく、カタルニアの都市だった。で、町には、あっちこっちにカタルニア語の表示がある。EUになってしまったから、独立国というのも多少意味がちがってきたのだが、カタルニアの国旗が目立つ。でも、人がしゃべる言葉は、フランス語ばかり。 スペインのバルセロナは、もうすこしカタルニア語がきこえたように思ったけれど、実際のところ、店でのやりとりは100%スペイン語だったように思う。

ペルピニアンは、しかし、もっとカタルニア意識が強いようで、あっちこっちにカタルニアを意識した組織やら建物があった。USAPとかいうのが、カタルニア意識を象徴する団体らしいけど、どういうものなのかな。ちなみに、カタルニアの旗は、黄色と赤の横縞模様。

カタルーニヤ広場っていうか、カタルーニュ広場。ペルピニアンでは、いま、カタルーニヤのブームってところ。
雨ですからね。で、フランスではあるが、木の雰囲気はやっぱりまだスペインな感じ。
町並みはこんなふう。まあ、雨だから、また明日でもちゃんと撮ろう。
で、雨がふっているし、歩くのもなんだからということで、本屋で、カタルニアについてかかれたクセジュ文庫を一冊買ってきた。もちろん、フランス語だから、きちんと読めるわけではないが、読めるところを、拾って読むと、なんとなく、分かるような気もしてきた。スペインにおいても、カタルニアの存在、国民意識のようなものはなかなか難しいらしい。

で、夜は、カタルニアという名前のレストランで食べる。やっぱり魚というか海のもののいろいろなものを一皿に並べたものを食べてみた。うーむ、魚が生臭い。白身魚の火が通りすぎている。 どうやら、スペインほど魚料理が上手ではないらしい。それに高い。いっきにレストランの値段が倍くらいになった。

で、よるは早く寝る。っていうか、本を読んでいるうちに寝てしまい、夜中におきて電灯を消して、朝はずっと、、、。


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