Diary 28 Feb. 2001

2001年2月28日

フランス時間で、日付かわったので、こちらに。 いや、なんとか、クレジットカードの限度額を臨時でアップする手続きをすることができました。よかったよかった。これでホテルの支払いもできる。でも、そんなにつかったかな。おそらく、成田パリ往復飛行機代とユーレイルパス代、その他がまだ清算されていないのか。さらに、直前に、PC関係のいろいろ買ったし、そういうのも絡んで、限度額が、、。まあ、ホテル代とか、飯代とかで、毎日、1万円ちかく使うなら、こっちきて30万円ちかく使っている可能性も大。いやあ、豪遊になってしまったのかな。まあ、こんなことは、しょっちゅうできることではないし。

これで、一応安心で、なんとかなりそう。

で、そろそろ寝るか。いや、いったんネットつないで。

で、起きる。今日はルーブル美術館に行こう! で、ホテルの朝食を食べてから、荷物の若干の整理のあと、10時半ごろ出発。 地下鉄にて。ルーブルにつくと、さすがにすごい人。で、中に入る。 以前は、もう十数年前だから、ガラスのピラミッドもなかった。 そんな状況で、とにかく中に入り、いろいろ見る。

まーずは、いきなりこれ。キリスト教徒は、よくもまあこんなもんばっかりみて平気だなーと思うようなもの。中世とか近代初期って、こういうのばっかりみて育った人が多かったと思うと、なんだかなーと思う。結局、処刑シーンこそが、キリスト教の象徴なのだから、しょうがないのだけど。
中世のビーナス像ってところでしょうか。かなり写実的ではありますけどね。
こういうのはいいですねー。だいぶ近代的です。
こういう彫刻って写真とちがって、どっからみてもちゃんとかっこよくっていうポーズを考えないといけないから、作るのも難しいだろうと思う。
有名なサモトラケのニケとかいうやつ。
魚などの図柄のモザイク
エトルリアのお墓の上の像ですね。
ルーブル宮の中。この建築物そのものもなかなかのもの。
これは、ルーブル宮の天井の絵。
エジプトコーナーですね。黄金の棺桶。こういうのは大英博物館のほうがたくさんあって、すごいかも。
猫。エジプトの猫の像は、なかなかすごいです。
ギリシアのコーナー
これは、兜ですね。
うーむ、まあ、気に入った作品があったときは、それを写真にしたりする。 フランス絵画、イタリア絵画。

まあ、もちろん、だれもが見るような、モナリザと、ミロのビーナスなどは見たし、ミロのビーナスは写真もマジでとった。

このあたりからは、気に入った絵画を紹介。ちいとばっかし、肩のラインが変だが、目つきが気に入った!
こんなふうに、頭が反るんだろうか?なんか不自然さもある。ルネッサンス以降の絵画などでも、案外デッサンの狂ったような作品は多い。
これは、いまでもこういうヌード写真とかあると思う。
案外、こういうのでも、目が大きめに描かれているように思う。
抽象画っていうのだろうか。よくわからないけれど、妙な絵。
この絵は、昔っから好きだったもの。これは素晴らしい絵だと思っているんだが。Georges de La Tour の「大工 聖ジョセフ」という作品。
これって、有名な作品ですね。けど、人間の体を描くという点では、かなり印象的というか、抽象的というか。写実的ではありません。
ちょっと古い絵になると、いきなり中世的になってくる。また、これも処刑後のシーン。
彩度の低い絵。モノクロ風に仕上げているけれど、これは陶磁器にかかれた絵。
案外、「これは」という美術品は少ない。そういうものかも。 でも、ルーブルはさすが、という感じがする。一つ一つの美術品をうまくみせている。 ただし、美術品の分類は、いまいち。 なんというか、フランスの美術館一般が、いやドイツもふくめて、収集家ごとの配置になっているのか、作品の時代とか地域とかよりも、そういうのが優先されていて、ごちゃごちゃ。18世紀以降のフランス絵画のとなりにギリシアローマのものがあったりするとか。まあ、それはそれで面白い。

お魚の絵。これはうまいと思う。
前日に窓ごしに撮影した映像を中で同じアングルで撮ってみた。人がいるとちょっと雰囲気ちがう。
近付くと、こんな感じの天使像。
メソポタミアのコーナー。く錆型文字の初期型。かなり古そう。
これは有名な像だと思いますが。
いわゆる円筒印章。粘土板にごろごろ転がして、判子として使ったもの。
こういうのはすごいと思う。
さて、これって、ローマ皇帝アウグストスでしたっけ?ちがったかな。
ミロのビーナスもこういう手だったんでは、というようなビーナス(アフロディーテ)像。
そして、これが、ミロのビーナスの後ろ姿。
やっぱりこの角度がいいかな。
再び近代の絵。こういうファンタジー系って向うは伝統がありますねー。
なかなか、きれいな絵です。
これは、有名なものじゃなかったかな。
これも有名な自由の女神の絵。
はい。モナリザです。あんまりマジで撮る気がないので、ぶれちゃった。
これは、ラファエロでしたっけ?
これはいきなり古い感じですが、結構ぶっとびで新しい感じもする中世的な感じの絵。
これはまた、斬新なのか、古い感じなのか、やっぱりよくわからないけど、いいかんじ。
なぜか突然モアイ。
三美神
きれいですね。
これも有名な作品でしたっけ。
ルーブルのエジプトコーナー再び。
神官文字でしたっけ?パピルスにかかれたもの。
棺桶いっぱい。
ルーブルの地下。
メインのガラスピラミッドの下。
下から見上げたところ。
昼食は、ルーブルの中のカフェで、ハンバーガーとコーラとポテトのセット。 それから、また、多少みて、ホテルに戻る。200枚は撮らなかった。少ない。 で、その日は、パリにきた翌日にお食事した、Nさんともう一度お食事ということで、友人のM子さんご推奨のレストランに行く。

オテルドビル。夜景。
レストランへ向かう道。
レストランの中。
オテルドビルで待ち合わせ。で、レストランは、12 impasse Berthaud とあるごとく、どん詰まりのとおりに Restaurant Le Hangar はあった。予約はしておいた。 Nさんは、フランス語のネイティブなのだけど、レストランのウェイトレスさんやウェイターさんの何人かは、かなり訛りがあって、フランス人じゃないかも、とか。

ブルゴーニュの赤ワインをたのみ、ライム系の「アペリティフ」をたのんで、それから、パンプキンスープとフォアグラ料理。Nさんは、ラビオリと、タルタルステーキ。

このレストランを教えてくれたM子さんによると、英語のメニューすらない、とのことだったけれど、なんと、日本語のメニューすらあった。M子さんらがなんども通った結果なのか(去年の話)。

パンプキンスープはほどよい塩加減で、おいしい。そして、フォアグラ。とろけるような味。たしかに。M子さんの言うとおりだった。Nさんは、タルタルステーキだったので、すこしわけてもらったが、これまたおいしい。なるほど。

で、デザートは、オレンジのクレープ。これまた、おいしい!

というわけで、10時すぎまで、お食事とおしゃべり。そして、そのあと、別のバーにいって、カクテルなどを飲む。Nさんは、最近北アフリカへの旅行をしたとかで、これと、私のスペイン旅行などで話が盛り上がる。

こうして、ヨーロッパ最後の夜もふけていき、ついに、三月になってしまった。 もう寝なきゃ。明日は、日本に帰る、ということで、この日記も二月段階でおしまい。

お付き合いくださったみなさん、ありがとうございました。


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