徳間デュアル文庫

これは、ライトノベルなのかどうか、微妙なところで、本屋によっては、別の棚だったりしますが、とりあえずいいでしょう。

よろず電脳調査局ページ11

これ、結構感動もの!っていうか、おもしろいシリーズで、さらに先が出て欲しいです。書いている作家さん、東野司さんは、かなり高齢な方なのに(いや、私より年上っていう意味ですが)、感覚が新鮮でおもしろい!って感じです。アイデアもなかなか。まあSFなんですが、SFでないっていうか、私が考える、これからのネット社会、モバイル・ワイヤレスなネット環境における、なんつうかいろいろな社会現象みたいなものを、いろいろあつかっていて、おもしろいですね。


深淵を歩くもの

小中千昭さんのホラー系作品。やっぱり小中さんってば、ホラーなのかな。一度お会いしてお話もいろいろさせていただいた関係上、なんだか、やっぱり小中さん作品はできるだけ読みたいのでした。「目」になにかそういう力があるっていうか。


イミューン

ふむ。変わった話です。危機が迫る。そしてそこで力をふるう人たちの活躍を描く!なんですが、そうじゃあないんですね。危機が終わって、そういう人たちが必要のない状態になったときにどうなるか、っていうその「あとかたづけ」な部分を集中的にあつかっているストーリーっていう意味で、おもしろいかも。


ぶたぶたシリーズ

「ぶたぶた」については、以前、矢崎存美さん(小中千昭さんを通じてご紹介いただいて)ご自身から、送っていただいて、読んで、「うーんなんともほのぼのな世界だ」というのがありました。ようするに、人間じゃあない、ぬいぐるみだけど、命がやどっていて、で、その「ぶたぶた」の近辺の人たちは、「ぶたぶた」を普通の人としてあつかっているが(とはいえ、背が低いとか、軽いからカラスがみたいなところはとりあえず受け入れた上で)、しかし、ある視点でみれば、とっても変?な世界なんですね。そのあたりの、日常に潜む変なところを、ほのぼの系でまとめたあたり。でもって、矢崎さんてば、ミステリーは?っていうと、幽霊シリーズ(スニーカー文庫)みたいなのも書いちゃう。うーん、おもしろいです。全部は持っていません。「休日」と「刑事」だけ。でも、「ぶたぶた」自身も読みました。


冬の教室

えっと、一応読んだのですが、また思い出したら書きます。


俺に撃たせろ!

火裏氏の作品ってば、みんなこんな感じなんでしょうか。ガルディーンはそれなりに好きですが、、。


鬼童来訪

実は、結構好きなんです。一度読んだだけだけど、いままで読んだジャポネスクファンタジーの中では、一番らしかった、っていうか、まあ、本当は、ジャポネスクにちょっぴりチャイニーズが入っていますが、十二国記に近い雰囲気がありまして、それはそれで、って感じがしますね。子供のなる木としての里木の概念とかはどっから来たのかな、ってことで、いろいろ調べています。このストーリー、結局、救いようがないストーリーなんですね。だから、おもしろい。だから切ない。うーん、好きですね。


Novel 21

えっと、まだ少年の?のほうは読んでいません。結構おもしろいっていうか短編なので気楽です。


上遠野作品

虚無との戦い!うーん、基本的には上遠野テイストたっぷりな作品です。まあまあなのかなー。いままで感想書こうと思わなかった理由としてはね。


エマノンシリーズ

これは、かなり古い作品らしいですね。梶尾慎治作品。地球生命誕生以来の記憶をすべてもっている少女エマノン(no name の逆さの eman on からとったもの)がいろいろな人に出会い、そして、さらに彼女の同類ともいえるいろいろな生命との出会いをせつなく、そして、たんたんと描いた作品。まあまあ、って感じのもありますが、結構すごい。いまんところ、「おもいでエマノン」「かりそめエマノン」「さすらいエマノン」「まろうどエマノン」がデュアル文庫から出ています。


Kentaro ONIZUKA
Last modified: Mon Aug 30 02:45:39 JST 2004