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調べにいった賀茂は、そこで、とてつもない妖気を感じる。そして、その妖気にあてられた律子は、病気に。これには守護霊召喚してパワーアップしかない、と必死で呼び出した守護霊は、なんと、すさまじい高位の天使アブデル。神への忠誠心も人一倍なアブデルは、しかし、美少女趣味のとんでもないやろーで、、、。
さてこの第1話では、自分でも気がつかないうちに妖気をだして周りの人々を病気にしたり死にいたらしめたりしていた、不幸な悪魔の「たま」ちゃんがヒロイン。ロリプニ系の彼女は、国際認定でS級の悪魔。知らないうちにこれまで10万人以上の人々を死にいたらしめてきたが、本人は「自分の周りの人がどんどん病気になったりして不幸に」と思っている被害者でもあったのだ。アブデルの趣味にぴったんこの彼女と、賀茂、律子をまきこんでの、学園ラブコメ?。
いやあ、面白かった。四冊全部かっておいてよかった!しかし、キリスト教国で出版したら、まじで危ない本じゃあないかなーっておもっちゃうようなすごい内容。すごい!
しかし、その真央を封じようとする根呂と、その忠犬神パトラッシュがあらわれて、二人(二匹?)をおいつめる。
ってことで、二巻のヒロインは、猫耳の少女「真央」。そんな中でぼけまくりの自覚のない悪魔の「たま」ちゃんと、そして、ひっかきまわしまくる律子がなかなかとんでもないコンビネーション。もちろん、猫耳少女にあたっくのアブデルも健在!
やがて、自分の仇討ちの相手が、「しらないうちに妖気をふりまいていたころのたまちゃん」だったとわかり鬼女となって、仇討ちを果たそうとするが、、、。
はい。もうこのシリーズの目論見は見えますね。つまり、1話は、悪魔娘、2話は、猫耳娘、そして3話は、ミコさん。すなわち、アニメ、ゲーム系の美少女の典型的パターンをつぎつぎとゲストヒロインとして登場させるというものです。2話登場の猫耳娘の真央は、この3巻ではお休み。まったく登場しません。(律子に監禁されているらしい)。いやあ、はまりすぎのすごい小説シリーズであることがわかります。最後に、みきが、鬼に変身していくところは、陰陽道な感じでもあるし、はまりすぎ!
もうすごい!
その紳士が、なぜかとつぜん賀茂たちの高校の校長先生になって登場。しかも、娘は、眼鏡っ子の真理子。よくある眼鏡っ子らしく、結構意志が強そうな彼女は、、しかし、、。
はい。悪魔娘、猫耳娘、ミコ、ときて、第四話は、眼鏡っ子ではありますが、ややヒロインとしてはインパクト薄く、それよっか、最終的にたまちゃんの実の父である悪魔べリアルの登場のほうがインパクトが強く、おそらく、眼鏡っ子真理子のストーリーは、また別の路線で語られることになるのかー?って感じ。
さてさて、次は一体なんでしょう。
はてさて、親よりも先に死んだ子供たちは、三途の川の河原で石積みをさせられているんだけど、以前は、10歳くらいまでの子供たち、だったのが、日本の児童保護法がかわったので、18歳までに引き上げられたとか、妙な話が大量に出てくるあたりも相変わらずです。
ストーリーがやや一本調子なのが気になるところではありますが、でも、今回もおもしろい話で、いっきによんでしまいました。
さて、次の美少女はどんなタイプ?エルフ耳?かな。