今年の初め、大学時代の友人から連絡があり、熱海で29年ぶりに皆で集まろうということで、店を一日だけ余分に休みにして一泊してきました。
一般的なオジサンは熱海で同窓会となれば「電車でビール片手に」となるところですが、幸か不幸かオバカなバイク乗りオヤジ。「じゃあついでに箱根を…。」ということでベスパで出動。ホテルチェックインが3時なので、豊洲インター出発が朝10時。普段のツーリングでは考えられないゆっくり加減。台風が沖縄に接近中ということで途中ポツリとくることもありながら東名を走り、秦野中井で降りて久しぶりの西湘バイパス。学生時代、八王子に住んでいたので、当時もよく走った道路です。
西湘バイパスからバイク乗りにとってはいつも煮え湯を飲まされている真鶴道路へ。しかし、時間も早いし、ふとした思いつきで有料道路を避けてみる。学生の時もお金がもったいなくて、よく通ったなあ。国道135号線は海こそ見えないものの、思いのほか空いていて快適でした。田舎道で楽しい。
湯河原で11時過ぎ。ちょっと早いお昼にします。アナゴ天ぷら付きソバは￥１０５０也。街道筋には結構蕎麦屋さんがたくさんあります。
湯河原から熱海も一般国道１35号線を通ってみた。こちらも快適。
12時過ぎには熱海に到着。東京から１１０ｋｍ、「ちょっとそこまで気分」ですね。道路とバイクの進歩に30年を感じます。
毎年下田へ行くときも熱海や伊東はただの通過点。考えてみればお宮さんもろくに見たこと無い。いい機会なのでちょっとうろうろ。
ＪＲ熱海駅は新幹線が着くとたくさん人が出てきます。駅前商店街も結構な賑わいでした。ただ、すこし駅を離れるとシャッターが閉まったところが多く、私の子供の頃の熱海のイメージとはだいぶ違うようです。
昔ほどの悲壮感は無い錦ヶ浦と、その山の上に立つ熱海城。このお城は歴史的根拠の無いただの観光施設だそうです。教えてくれたのは、ご存知「さま〜ず」。入り口だけ見てモヤモヤしてみました。
熱海の海岸散歩する〜♪と、浜の公園でフラガールフェスティバル開催中。ハワイのＴシャツやらお土産物を売っていたりして南国ムード満載。
ハワイ名物「熱海のイカメンチ」を買ってみる。イカのさつま揚げといった雰囲気です。おいしい。
フラガール、フラキッズ、そしてフラバ○ア。時間があったのでじっくりとフラダンスを楽しみました。手とか腰つきとかがしなやかで、なかなか色っぽいダンスなんですね。毎年恒例のお祭りみたいです。
イベントを見た後はホテルへ。後は懐かしい仲間と飲んでしゃべって夜中まで。
「最近腰痛くてさあ…。子供が彼氏連れてきやがってね…。」
寝やしねえオヤジ達。
「どうやって帰るの？来た時すごく混んでたけど。」
「真鶴なんて絶対いやだから箱根登って御殿場でも抜けるかな。途中まで先導しようか？」
次の朝、お昼近くにチェックアウトし、車で来た人たちを熱海峠まで引き連れて走る。４輪の皆さんはターンパイクとかになじみがあまり無く、そこから小田原へ降りる人、三島方面へ向かう人とさまざま。御殿場方面へ向かう人もいたものの、４輪といっしょではつまらないのでそこで分かれて先に行く。後で聞くとターンパイクから小田原厚木道路はまったく混んでなくて快適だったそうで、感謝されました。
先月通った芦ノ湖スカイラインを逆向きに。天気もよくて前回と同じ道路とは思えない快適さ。御殿場まで出て山中湖経由、同志道でも良いかなと思いつつ走るが、丹沢の山は雲がかかり時折ポツリ。仕方なく２４６で寄り道しながら厚木から東名に乗り帰ってきました。
結局家に着いたのは4時頃。熱海の街中を結構うろうろしたので、全走行３００ｋｍでした。余裕。
いつも日帰りで４００〜５００ｋｍも走ることが多いのですが、このくらいの距離で泊まりというのも楽しいですね。ベスパで行って正解。
今回のオマケ
今回泊まったのは超メジャーな巨大観光ホテル。12人で大と中の二部屋を手配してもらい、宴会と朝食バイキング付き。驚いたのそのお値段は、ほぼ￥１００００。さすがにテレビで見るようなお料理は出てこないですが、昔の修学旅行よりはずうっと良い雰囲気。こういうところへ泊まるグループツーリングなども良いかも知れません。実際、私が熱海市街をうろうろしている時、駅周辺を走る女性ツーリグライダーを何人か見かけました。走るだけではないツーリングも再認識。
