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 私、村上がメーカー、排気量、新旧など車種にこだわらず一般の人よりたくさんのバイクに乗れる立場を利用して、私なりの試乗インプレッシヨンを、語らせていただきます。皆さんのバイク選びの御役に立てればうれしいです。

 今回は、去年からピアジオの販売を開始した、モトインターナショナル扱い、ピアジオ ビバリーです。

日本ではあまり馴染みのない、通称「ハイホイール」と呼ばれる大きなホイールの付いたスクーターですが、ヨーロッパではスタンダードのようで、50ccはもちろん、今年、数社の新型発表の中には500ccのエンジンを積んだものが予定に入っているようです。今回のものは水冷4サイクル単気筒の200ccです。


全体の大きさは写真などで見るより大きく、ランナーと同じかちょっと大きく見えるかも。シートの高さもランナー並みです。ヘッドライトはハロゲン2灯が片方ずつ点灯。

お値段は125\390,000、200\470,000と価値判断が大きく分かれる所。




前後16インチは抜群の安定感があります。ブレーキも前後ともディスクで安心。これからの「ヨーロピアンスタンダード」になるであろう、ピアジオ製”リーダーエンジン”は、ランナーを筆頭に、他社製スクーターにも広く使われている定評のユニット。前年までの180を200にまで拡大。125も同系列。



収納スペースの少なさが泣き所、ヘルメットは半キャップが2個までです。ジェットは一つも入りません。(カタログに載っている写真は誤解を招く恐れ大。)




インナーポケットはグローブと書類入れていどの収納スペース。左はヒューズ、真ん中の二つのレバーは、トランクとフュエールリッドのオープナー。トランクは上部コンビニフック左のボタンを押しても開けられます。燃料タンクの容量は10,5リットルと、ツーリングも余裕。
シンプルなメーターとデジタルはポップなデザインで、とても見やすい。




乗ってみると大径ホイールのおかげで、安定感抜群です。皆さんは「タチが強い」という表現を知っているでしょうか?昔のバイクはシャーシもサスも今より劣っており、安全のため、直進安定性を強くするように、ハンドリングの味付けをされていたものが多かったです。特にホンダはジュノウの失敗から、その傾向が強くなったと聞いてます。ビバリーも小径ホイールのスクーターから比べると、正にその「タチの強さ」のおかげで、コーナーなどでもバイクがラインを考えてくれているような感じ。何も考えずに突っ込んでいけますし、荒れた路面もへっちゃらです。昔のバイクのように「当てカジ」なんて使いたくなるほどの安定感です。久々に学生の頃乗っていたフロント23インチのXL250Sを思い出しました。
エンジンは4スト200ccですから、必要にして充分なパワーです。もちろん250ほどのトルく感はありませんが、峠の登りでも、皆さんに遅れることもなく走れます。また、ご多分にもれず、ヨーロッパ車独特の味付けなので、上の伸びはすばらしく、2ストランナーより最高速は上のようです。
'02年度から販売開始されたビバリーですが、はっきり言って街で見かけることはほとんどありません。ヨーロッパでは主流で、乗ったらとっても”良いバイク”ですし、これで500ccといのも充分理解できるところなんですが、日本人の感覚ではどうしても「カブ」のイメージがぬぐいきれず、”カッコイイ外車”を求める層とかみ合わないのでしょうか。とても残念です。
この手のバイクを通勤や仕事にガンガン使い倒すというのも、ある意味”ヨーロッパ風”でカッコイイとおもうのですが。いかがでしょうか。