買い物三昧 |
頼まれていたお土産などを買いに行った。 買い物って楽しいですね。はじめの旅行のときは、コーラ1つ買うのが大変だったのに。 フランスで買い物をする時は、日本のように何も言わずに買い物をすることがない。かならず店に入ったら挨拶、帰るときはさようなら。最低でもこの二言は話す。 ちょっとしたコミュニケーションも楽しいです。
まずは、ルイ・ヴィトンのバッグだ。
ルイヴィトンは日本人の客が多いことで、フランス人にも有名だ。店に入ると9割くらいが日本人だった。店員と話すまで30分くらい並んだだろうか。その間、カタログをじっと見ているだけ。つまらない。店員はなんとなく無愛想で機嫌が悪そうだ。
やっと私の順番がまわってきた。フランス語を話して買い物をする。店員の女性に笑顔が戻った。「フランス語を話せるの?どこでならってるの?」「なぜならってるの?」などと話し掛けてくれたので、「フランスが好きだから、フランス人はみなサンパティックだから好きだ。英語もフランス語も分からないで旅行に来たのに、フランス人は親切だった。」などと答えると、隣の店員さんまで、「ありがとう。」といい非常に喜んでくれた。帰るときにはわざわざ見送りに来てくれたほどだ。感動。
やはり一流店の店員ですね。笑顔が素敵で美しい人だった。さっきまでは、きっと、日本人の愛想無しが移っていたんだ。
アーケード街での買い物。ここには、個性的な品物をおいた専門店がたくさんある。おもちゃ屋やアンティークの店など。私は、本屋で写真集を買った。昔のパリの景色がたくさん写された写真集で、気に入っている。
はじめての映画 |
初めて、フランスで映画を見に行った。きちんと話を理解できるかどうか心配である。
映画館の前に、映画のタイトルを書いた看板が立っていて、多くの人が列を作っている。チケットを買うためにみんな並んでいるのかと思い尋ねたら、チケットを買った後に並ぶのだそうだ。
並んだ後、ドアが開くと、皆いっせいに映画館の中へ入る。中に入るとみなそれぞれ自分の好きな席に座る。私と隣の人の間に席が2個開いていたのだが、後から来た人がそこに2人座った。日本だと、なかなか人と人の間に座らないが、そこはやはりフランス人だ。あまりそういうことを気にしないようだ。皆すこしでも見やすい席を選ぶ。だから、真ん中の方は人がいっぱいになる。
映画の予告編でアイスクリームの宣伝のとき、おばさんがそのアイスクリームを売りに来る。ほしい人は手を上げて、おばさんを呼び、アイスクリームを買う。最後におばさんが「お楽しみください。」と叫ぶと、みな「ありがとう。」と答え、映画が始まる。
こういうところにも人と人とのふれあいがあり、いいなあと思う。
映画自体は、笑うところが多数あり、最後に感動があるというものだった。
笑うところは、人それぞれ違うが、ひとりでも大声で笑う。こういう雰囲気、いいなあ〜。映画が感動ののち、終わると多くの人が拍手をしていた。いいなあ〜。しかし、皆キャストが流れはじめると、席を立ち、いっせいにいなくなる。ん〜、余韻に浸る人はあまりいないようだ。
というわけで、「フランスの映画館の雰囲気はいいなあ。」と感動しました。フランスの映画が好きになりました。
ちなみに映画の内容は以下の通りです。
公爵付きの主人公(騎士)は、剣さばきがうまくありませんが、公爵から必殺技を習い、なんとかその技だけは習得します。 公爵には奥さんと赤ちゃんがいますが、ある日、敵に襲撃され、公爵は殺され、奥さんは幽閉され、主人公は赤ちゃんを助け出し逃げます。彼は旅劇団に混じり、役者のふりをし、敵の目から赤ちゃんを守ります。 十数年が経ち、赤ちゃんは大きくなり、美しい少女になります。 彼女は身を守るために剣術を習いました。 ある日その剣術がもとで、彼女の生存が敵にばれてしまいます。 騎士は、変装して城に仕えるせむし男になり、敵の城へ潜り込みます。彼は、幽閉されている奥さんに彼女の子どもが生きていることを伝えたり、敵にとりいり、気に入られるようにしたりして、仇を取るチャンスをうかがいます。 ある日、フランス王が城を訪れたときに、そのチャンスは訪れます。 敵は王様に、お気に入りのせむし男を紹介します。しかし、ベールを脱ぎ正体を現し、敵の悪事を打ち明け、敵討ちをしたいと申し出ます。すると王様は彼らに、決闘で仇を討つことを許可します。 少女(公爵の娘)は、見事最後に、習った必殺技で敵を倒し、敵討ちを果たしました。めでたし、めでたし。 |
スリ多発 |
パリのメトロで初めてアナウンスを聞いた。
スリが多発しているので、気をつけましょうと言う内容だった。はじめにフランス語でアナウンスがあり、ついで英語、日本語だった。「日本語もやっとパリでは通用するようになったかあ。たいしたもんだ。」と思ったが、ただ単に日本人の被害者が多かったというだけのことかも。日本人は確かに、見るからに不用心と言う感じがする。皆さん気をつけましょう。
地下鉄1号線でついに出た。自動ドアの車両。
なんと、乗り降りするときに自分でボタンを押したり、ノブを上げたりしないでいい車両だ。(パリでは、自分でドアを開けなくてはならない。)
しかし、私は自動ではなんとなく物足りない。やはりパリでは、自分でドアを開けたい。結構楽しみにしているんですよ。降りるときは、人より早く席を立って、ドアの前に立つようにしています。
そして、日本に帰ってから地下鉄に乗って、降りるときに、ドアを開けようとして、ノブをあげようとしてノブがないことに気づいたとき、そうかここはパリじゃないんだと思う瞬間も少し嬉しい。