★ストラスブールからパリへ
ストラスブールからパリへ向かうが、朝一で、駅にて電車のチケットを買って、最終日の町を散歩した。カテドラルの前の屋台はまだ準備中で、寒いからヴァン・ショーを買おうと思ったが断られてしまった。
パリ行きの電車は人が多く、電車へ乗るとほとんど全部の席が予約されていた。
仕方ないので、しばらくでも座れれば良いかと思って、途中のナンシー〜パリの区間が予約してある席に座ることにした。そこでケバブのサンドイッチを食べてしばらくすると車掌が来て、ここは予約席だから、後ろの2両(自由席)に移動してくれといわれた。
車掌の後ろには、ずらずらと同じ境遇の人が続いて、後ろ2両へ向かっていた。私もその列に加わり後ろ2両へサンドイッチを抱えたまま向かった。
しかし、後ろ2両は1等と2等の車両だったが、2等は満席だった。私は2等のチケットしか持ってなかったので座れないのかなと思い、車内をうろうろしていて、すれ違いに車掌へ言った。
「後ろ2両は満席で座れないけど?」と。お好きなところをどうぞと1等の席を指差す車掌。いや2等のチケットしか持ってないので。と答えると、車掌は「良いよ。気にしないで。」と言って、どこかへと消えていった。
1等の席(小部屋になった車両)にすわり、パリまで向かった。1等といえども、かなりボロかったけど。
途中でトイレに行く際に他の車両を通ったけど、通路に座っている人が沢山いて、大変そうだった。
うーむ。2等のチケットしかない人が1等の席に座るより、ナンシーまで2等の席に座って、ナンシーから通路に座らされる方がお利口に感じるのだが。。。
まぁ良いか(^^;;
★パリにて
パリに着くと、年末と1月1日でほとんどの店が閉まる為、30日夜と31日昼は妻と買い物に走る。(私は買い物はどうでも良いのだが。。。)
パリに着いた30日夜はパリに行くといつも行くレストラン、レオン・ド・ブリュクセル(Leon de Bruxelle)へ走った。ここはムール貝を食べさせるチェーン店でパリには結構ある。私が行ったのはホテルの近くのオペラ座界隈にあるところだ。
料理を食べ終わる頃、隣席の中年頃のフランス人カップルが声をかけてきた。彼らには、日本人はフランス人より金持ちに見えるらしい。そんなことはないと私は返答したが、理由を聞いてみると、パリには沢山の若い日本人が旅行に来ていて、沢山の若者が高い料金払って旅行にくることが信じられないそうだ。私は、だいたい新婚旅行の人が多くて、一生の思い出になるようにみんなこの時ばかりはとお金を使って来るんだよと答えておいた。果たして実のところはどうなんでしょうかね。
12月31日大晦日、前日ボン・マルシェ(デパート)の食料品売り場で味見させてもらって購入したロゼのシャンパンをホテルの部屋で妻と開けた。つまみは、近くのクレープ屋で購入したクレープ。
まだ時差ぼけで苦しんでいたので、0時まで起きていられる可能性は低いと見て、19時頃にシャンパンを開けた。シャンパンを飲み、良い気分になった私は、すぐにベッドで眠っていた。ちなみに、シャンゼリゼやエッフェル塔の騒ぎを見に行く気はない。だって、空き瓶が飛び交い、けが人がでる危険エリアだから。
0時になる前に不思議と目が覚めた。つけっぱなしのテレビではまさにカウントダウンをするところだった。
隣でねている妻を起こして、一緒にボナネーと言い合った。でもその後すぐに二人とも寝てしまったようだ。不思議とこの間5分だけ起きたのだった。
![]() |
ホテルでの朝食
|
朝起きて見たニュースによると、シャンゼリゼで年越しを過ごした人は50万人。
予想通り空き瓶の投げあいがあり、負傷者がでたらしい。
この日、1月1日は、昔の友人と夕方に会う約束をして、ホテルで朝食をとり、ほとんどの店は休みと分かっていながらもパリの街を散歩に出た。しかし、この日のパリは雪が積もるほど降っており、寒くて歩いて散歩するような天気ではなかった。先日ムール貝レストランで話した中年カップルオススメのボージュ広場にも行く気になれなかった。
待ち合わせ場所近くのフォーラム・デ・アルというショッピングセンターに行けば店も開いてるかもしれないと思い、昼前にそこへ向かったが、ハンバーガーショップと映画館くらいしか開いてなかった。
という訳で、妻と映画を見た。ジャッキーチェンの映画ならフランス語があまり分からない妻でも楽しめるかと思い見ることにした。「VO」と記載してあったので、現地語(英語)にフランス語字幕がでるやつだ。
フランス語で見たかったがVOのものしかなかった。客は15人程度。あいかわらず笑うときはみんな大声で笑うなぁ。妻は初めての映画経験だったが、字幕のおかげで話を理解できたようだ。
夕方は、友達と久しぶりに会って、少し会話を楽しんだ。サトさんだったらパリで仕事たくさんありますよ。そう言った日通で働いている彼の言葉がいまだに心に残っている。(うーむ)
彼らと別れた後、レストランに行った。L'Ambassade d'auvergneというレストランでオーヴェルニュ地方料理を出す店だ。前日のランチが終わるか終わらないかという頃に行った時、ギリギリで間に合わなかった。夜は何時から?とたずねると今日は大晦日で休みと断られ、明日のランチも予約で満席だと言われ、すごく人気のある店なんだなぁと楽しみにしていたのだ。
開店と同時くらいに行ったのに、もう結構席はうまっていた。オーヴェルニュのソーセージ、アリゴ、フォアグラ、チーズ、ワインすべてうまかったぁ。
翌日はこの旅行最終日、飛行機が飛ぶのは21時20分。最終日は、また、買い物に走る。
朝テレビをつけるとなんとキャプテン翼が放送されていた。
フランスでは「オリーブ & トム」というタイトルなんですよね。なぜ?オリーブって誰?トムって誰?
*翼がオリーブで若林がトムです。
以上が今回の旅行です。
エッフェル塔もノートルダム寺院も見なければ、セーヌ川さえも見ていない。アクシデントも初日にTGVや飛行機が遅れた程度。
結局その他何もアクシデントは起こりませんでした。結構、淡白な旅行でした。
映画を見て、フランス語話す日本人の友人を見たせいか、次は妻もフランス語のレベルアップをしてフランスへ来たいと話している。
勉強もかねて購入したTin Tin(タン・タン)のDVD、見ているうちに自然とフランス語も身に付くだろう。
既に何回か見ているようだ。
1ヶ月経った今では、主人公タンタンの相棒の犬(ミルー)の鳴き真似がだいぶうまくなったようだ。。。