Rugby World Cup
1999
99/10/03(日) 13:00 キックオフ Wrexham Racecourse Ground
Samoa |
Ref
Andrew Cole(AUS) |
Japan |
後半 |
前半 |
|
前半 |
後半 |
3 |
2 |
T |
0 |
0 |
2 |
1 |
G |
0 |
0 |
2 |
2 |
PG |
2 |
1 |
0 |
0 |
DG |
0 |
0 |
25 |
18 |
43-9 |
6 |
3 |
出場メンバ
Samoa |
No |
Japan |
Brendan Reidy |
1 |
長谷川 慎 |
Trevor Leota |
2 |
薫田真広 |
Robbie Ale |
3 |
小口耕平 |
Sene Ta'ala |
4 |
ロバート・ゴードン |
Lama Tone |
5 |
大久保直弥 |
Junior Paramore |
6 |
渡邉泰憲 |
Craig Glendinning |
7 |
グレッグ・スミス |
Pat Lam |
8 |
ジェミー・ジョセフ |
Stephen So'oialo |
9 |
グレアム・バショップ |
Stephen Bachop |
10 |
広瀬佳司 |
Brian Lima |
11 |
増保輝則 |
Va'aiga Tuigamala |
12 |
元木由記雄 |
To'o Vaega |
13 |
アンドリュー・マコーミック |
Afato So'oalo |
14 |
大畑大介 |
Silao Leaega |
15 |
松田 努 |
選手交代
Samoa
Reidy→Mike Mika
Tone→Opeta Palepoi
Paramore→Semo Sititi
Bachop→Earl Va'a
Tuigamala→George Leaupepe
Afato So'oalo→John Clarke
Japan
薫田→坂田正彰
ゴードン→田沼広之
渡邉→伊藤剛臣
松田→パティリアィ・ツイドラキ
ツイドラキ →吉田 明
得点
Samoa
T Lima 2,So'oalo 2, Leaega
G Leaega 3
PG Leaega 4
Japan
PG 広瀬3
ロンドンからバスで4時間ほど、北ウェールズのレクサムに着いた時は物凄い大雨と強風。
試合開始時点では雨は止んでいましたが、時折降ったり止んだりするジャパンにとっては生憎の天候。 気温は非常に低く感じられました。
大雨・強風下のWrexham
Racecourse Ground
試合会場のレースコースグラウンドは収容人員1万5千人ほどのスタジアム。本来はサッカー場の為か、インゴールエリアを取るとラグビー場としてはやや小さめ。
ジャパンのウォーミングアップ
大雨にもかかわらず、試合前にはマーチングバンドの演奏等もありました。そして試合開始直前にはほぼ満員の状態に。すぐ近くの席には東芝府中のメンバが多数観戦。
試合開始前のセレモニー
ウォーミングアップが終わり、両チームのフィフティーンがグラウンドに登場しましたが、ナゼかジャパンのメンバは服装がバラバラ。
ナゼか服装がバラバラのジャパン
パシリムでの対戦の時と異なり、サモアはパラモア・ツイガマラ・リマ・ソーアロらを含むベストメンバの構成。
サモアのウォークライ Siva
Tau
風下のジャパンのキックオフで試合開始。
広瀬のキックオフで試合開始
ジャパンは広瀬のPGで先制。
ラインアウトをキャッチするLOゴードン
風の影響を受けジャパンはキックミスを連発。
ハイパントを蹴るマコーミック
逆にサモアはSOバショップがキックを有効に使って徐々に優勢に。
見事なゲームメイクを見せたサモアSOバショップ
開幕戦でも大会直前のラインアウトに対する通達が問題になりましたが、この試合でも双方がリフティングの反則を取られていました。
ラインアウトをキャッチするFL渡邊
前半は全体的にジャパンが攻める機会が多かったもののサモアのディフェンスをなかなか破れず、また雨の影響によるハンドリングエラーが頻発。
サモアディフェンスを突破しようとするCTB元木
PR中村の負傷により心配されたスクラムですが安定。
長谷川・薫田・小口の第1列
ラインアウトをキャッチするLO大久保
しかしながらサモアの強烈な突進に徐々に守勢に。個々人の突破力ではサモアの方が圧倒的に優勢。前半22分にはラインアウトのミスからサモアWTBリマにトライを許し11-6とリードされる展開。
サイドを守るジャパンFW
ジャパンは積極的に両WTBまでボールをまわすものの、サモアのディフェンスをなかなか突破できず。
大畑がアタックに行くも
サモアディフェンスに捉まる
また前半途中でFB松田が負傷。、WTBにツイドラキが入り大畑がFBにまわる布陣に。これをサモアSOバショップに突かれディフェンスが混乱する原因に。
前半30分にはキック処理のミスからFBレアンガにトライ(ゴール)を奪われる苦しい展開に。
結局前半はサモアに2トライを許し18-6で終了。ただしジャパンも結構攻めている時間が長く、この時点では「後半は風上だから十分逆転可能」という感じがしたのですが・・・
ラックからパスを出すバショップ
後半はジャパンはサモアの強烈なプレッシャーの前にパスミス・ハンドリングエラーが続出。ボールを支配している時間は長いもののなかなか点が取れず。
大畑から増保へのパス
後半19分にサモアはラインアウトからWTBソーアロがトライ(ゴール)し28-9。これで勝負有り。
サイドアタックをかけるNo8ジョセフ
さらにジャパンは後半は風上なのにそれを活かすプレーをせず、FWの強引な縦突進が多くなっていくマズイ試合運び。さらに密集に集まりすぎるため、ラインが出来ていないため蹴るしかないという場面が再三見られました。
ラックからパスを出すバショップ
CTBツイガマラの突進を止められず
ジャパンは何度かサモアディフェンスを抜け大きくゲインするのですが、フォローが遅くターンオーバーになるケースが目立ちました。
マコーミックが大きくゲインするも大畑へのラストパスがノックオン
後半36分にはサモアゴール前に攻めこむものの、強引にFWの突進を繰り返した後、逆にボールを奪われ、サモアWTBソーアロにとどめのトライを奪われる有様。
サモアゴール前に攻めこむものの
逆にボールを奪われWTBソーアロがとどめのトライ
更に終了間際に1トライ奪われ、結局日本はノートライで完敗。ノートライはW杯10試合目にして初めて。
ノートライで完敗
何度か有った決定的なチャンスにパスミス・ノックオン・ラインアウトでのミス等を繰り返す典型的な自滅パターンでの完敗。個々の力で劣るのに強引な突破を試みてはターンオーバーされるケースが目立ちました。
スタンドに挨拶するジャパン
勝てるとは思っていませんでしたが、予想以上の大敗に身も心も冷え切ってスタジアムを後にすることに・・・
RUGBY WORLD CUP 1999
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