課題文n-ro481 わたしはまだ今年の大会の参加申し込みをしていません。

解説
わたしはまだ(〜へ)参加申し込みをしていません: mi ankorau^ ne alig^is al のようにいえばよいでしょう。alig^i al は「に参加申し込みをする」という意味があります。寄せられた訳のほとんどは alig^is が使われていました。alig^as とするのはよくありません。「まだ参加申し込みをしていません」は「もう参加申し込みをしました」(jam alig^is al)の反対表現ですから,ne jam alig^is al となりますが,ne jam は ankorau^ ne というほうが一般的なので,ankorau^ ne alig^is al となります

今年の大会: la c^i-jara kongreso というのが簡潔な表現です。聞き手にはどの大会のことか分かっているはずですから,冠詞を付けます。la kongreso de c^i tiu jaro のようにいうこともできますが,c^i tiu jara kongreso はよくありません。c^i tiu jara kongreso,は「この年次総会」というような意味になります。c^i jara はハイフンでつないで c^i-jara と1語にしましょう。c^ijara もハイフンを入れて c^i-jara とします。

訳例
Mi ankorau^ ne alig^is al la c^i-jara kongreso.


課題文n-ro482 わたしの参加申込書は,まだそちらへ届いていませんか。

解説
わたしの参加申込書は: mia alig^ilo ですが,構文によっては mian alig^ilon となります。

まだそちらへ届いていませんか: 「そちら」の訳に迷われた方もあったようです。la oficejo も使えないではありませんが,ここでは vi がよいでしょう。via flanko はよくありません。「届く」には,n-ro480の解説のなかで述べたように,atingi ではなく,alveni を使っていうのがよいでしょう。atingi には kun peno(j)(努力して,苦労して)という語感を伴うからです。日本語では「棚に手が届く」も「手紙が届く」も同じように「届く」が使われるので,その影響で「届く=atingi」と覚えると,「手紙が届く」というときも atingi を使ってしまいますが,「郵便物などが届く」というときの「届く」には,国際的には atingi でなく,alveni を使っていうのが普通であることを知っておきましょう。atingi は他動詞ですから,ankorau^ ne atingis al vi ではなく ankorau^ ne atingis vin としなければなりません。

この課題文は C^u vi ankorau^ ne ricevis mian alig^ilon? としても,送った参加申込書が届いているかどうかを知りたいという,文意は伝わりますが,「届く」に alveni を使う練習としては,訳例に挙げたようにいうほうがよいでしょう。

訳例
C^u mia alig^ilo ankorau^ ne alvenis al vi?


課題文n-ro483 先週は外国からの手紙がたくさん届きました。

解説
先週は: en la lasta semajno または lastsemajne といいます。en lasta semajno は lasta の前に冠詞を付けましょう。en antau^ semajno は誤りです。日本語では文頭に置かれていますが,エスペラントでは文頭に置いても文末に置いてもほとんど同じです。文中に置くこともできますが,その場合は意味が少し軽くなります。

外国からの手紙がたくさん届きました: 「たくさん届きました」を直訳して multe alvenis とするのはよくないので,「たくさんの手紙が届きました」という形にします。「外国からの手紙」は leteroj el la eksterlando または leteroj el alilandoj, leteroj el fremdlandoj のようにいうのがよいでしょう。alilandoj, fremdlandoj は無冠詞複数ですが,eksterlando は「自分の国の外の地域全体」を指す語ですから,単数で冠詞を付けることに注意してください。「外国からの」は「外国人からの」と同義ではないので,de alilandanoj とするのは誤訳になる場合があります。外国在住の日本人からの手紙が含まれていたかもしれないからです。
la eksterlando, alilandoj, fremdlandoj の前に付く前置詞は el で,alilandanoj などのように人を指す語の前に置く前置詞は de であることにも注意してください。
「たくさんの手紙」を multe da leteroj とするのは,ここではよくありません。multe da は「同じとき,同じ場所で」という意味を伴うので,例えば J^us alvenis al mi multe da leteroj(さきほどたくさんの手紙が届きました)というのはよいのですが,先週は毎日数通の手紙が届いたのでそれをまとめると数十通にもなる,という場合には multe da leteroj ではなくて,multaj leteroj といいましょう。

参考:
Multaj homoj sin mortigis tie dum la lastaj dekoj da jaroj.
ここ数十年の間にそこでたくさんの人が自殺しました。(毎年何人か自殺したので,それを累計すると多数になる)
Multe da homoj sin mortigis tie antau^ dekoj da jaroj.
数十年前にそこでたくさんの人が自決しました。(数十年前にその場所で集団自殺があった)

訳例
En la lasta semajno multaj leteroj alvenis al mi el la eksterlando.


課題文n-ro484 本が届いたら,すぐあなたに転送します。

解説
本が届いたら: kiam la libro alvenos al mi といいます。日本語では「わたしに」という表現は入っていませんが,エスペラントでは al mi を入れないと,不完全な文になります。「届いたら」というのは過去のことではなく,未来のことですから alvenis ではなく alvenos としなければなりません。kiam の代わりに se を使うと,「本が届くかどうか分からないが」という不確定要素が大きくなります。日本語ではそういう場合には「もし本が届いたら」というように「もし」を付けていうのが普通ですから,ここでは「本が届くのは間違いないが,いつ届くかは分からない」という状況であると考えるのが自然なので,se ではなく kiam を使っていうのがよいでしょう。
ただし,下の参考に挙げたような一般的真理についていうときは,kiam, se のどちらを使っていうこともできます。

参考:
Kiam(au^ Se) la ujo estas kvadrata, la akvo estas ankau^ kvadrata.(容器が正方形であれば,水も正方形になる。)
Se iu venos por vidi min, telefonu al mi.(もし誰か訪ねてきたら,電話してください。)

すぐあなたに転送します: mi tuj transsendos g^in al vi のようにいえばよいでしょう。日本語には「それを」という表現はありませんが,エスペラントでは g^in をいれていいましょう。tion を使うのはよくありません。

比較:
Mi ricevis de Masao libron kaj mi montris g^in al Anna.(わたしはマサオから本を受け取ったので,それを Annaに見せました。)
Mi ricevis de Masao libron kaj mi sciigis tion al Anna.(わたしはマサオから本を受け取ったので,そのことを Annaに知らせました。)

「本が届いたら,すぐ」という意味を表す Apenau^ や tuj kiam を使っていうこともできますが,Apenau^ la libro alvenos al mi, mi tuj transsendos ... のようにはいわないので,tuj は削除しましょう。

訳例
Kiam la libro alvenos al mi, mi tuj transsendos g^in al vi.


課題文n-ro485 待っていた辞書が,やっと今朝届きました。

解説
待っていた辞書: vortaro, kiun mi atendis または atendata vortaro ということができます。vortaro, kiun mi atendis は,vortaro, kiun mi estis atendanta というほうが正確な表現ですが,estis atendanta というのは重い表現に感じられるので,たいていは atendis を代用します。atendita vortaro というのはよくありません。「待っていた辞書」は 「辞書」を主語にすると「待たれていた辞書」になりますが,その訳 vortaro, kiu estis atendata の kiu estis atendata の kiu estis が省略されて vortaro atendata となり,語順を変えて atendata vortaro となった表現です。日本語では「待っていた」という過去形の表現をとるので,それに引かれて atendita といいたくなりますが,ただしい表現は atendata ですから注意しましょう。

参考:
s^i ekau^dis la longe atendatan vokon de la konduktoro “stacio B., la vagonaro staras dekkvin minutojn!” ARTURO(Rakonto de V. DEVJATNIN.)
(彼女はずっと待っていた「B駅。15分間停車します」という車掌の声を聞いた)

「辞書」はここでは無冠詞にします。冠詞を付けていうと「待っていた例の辞書」というように,すでに話題にしたことのある辞書を指すことになりますから,そういう状況でなく初めて話題にする場合には,無冠詞の vortaro を使っていわなければなりません。

やっと今朝届きました: 「やっと今朝」は nur hodiau^ matene または nur c^i-matene というのがよいでしょう。「やっと」には finfine も使えますが,この語は動詞(ここでは alvenis)を修飾するのに対して,nur は hodiau^ matene または c^i-matene を修飾するという違いがあります。課題文の「やっと」が「今朝」にかかっていると取れば,ここでは nur を使ったほうがよいということになります。apenau^ を使うのはよくありません。apenau^ は preskau^ ne(ほとんど〜でない)という意味です。

参考:
Li apenau^ scias legi.(彼はほとんど字が読めません)

訳例
Nur c^i-matene alvenis al mi vortaro, kiun mi atendis.


課題文n-ro486 めったにないことですが,送ったメールが相手に届かないことがあります。

解説
めったにないことですが: kvankam tre malofte のようにいうのが,いちばん適切な表現だといえるでしょう。Kvankam tre malofte okazas tio, ke のようにいうこともできますが,誤解を生じる恐れのないときには,動詞その他を省略することができるので,上に挙げたようにいうほうが,簡潔な表現になります。Malofte okazas, ke や Okazas nur malofte, ke などのようにもいえますが,「(送ったメールが相手に届かないこと)はめったに起きない」という平板な表現になって,「めったにないが,(送ったメールが相手に届かない)ことがある」という日本語のニュアンスを伝えるには kvankam を使っていうのがよいでしょう。kvankam tre malofte は,文頭でも文中でも文末にでもコンマで区切って置くことができます。

送ったメールが: sendita mesag^o または sendita retletero などのようにいいます。「メール」は retpos^taj^o のようにいうこともできますが,retpos^to を「メール」の意味に使うのはよくありません。retpos^to は個々の「電子メール」を指す語ではなく,「電子メールというシステム」を指す語で,例えば,sendi mesag^on per retpos^to などのように使われる語です。「送った」に sendinta を使うのは誤りです。メールが「何かを送った」ではなく,メールは「ある人によって送られた」のですから,受身形の sendita を使わなければなりません。

相手に届かない: ne alvenas al la adresato といいます。adresato は adresito という形でも使われます。「相手」の訳語には ricevulo, kunulo, la alia, iu などが寄せられましたが,この「相手」は「メールの宛先になっている人」を指しているのですから,これらの訳語は不適当です。PLENA ILUSTRITA VORTARO(PIV)では adresato を次のように定義しています。
1. Tiu, kies nomon surhavas letero au^ pako(手紙や小包に名前が書かれている人)
2. Tiu, al kiu estas adresata mesag^o(メールの宛先になっている人)

adresato には冠詞を付けます。この冠詞は,「いま話題にしている sendita mesag^o の」という意味を暗示する働きを持っています。無冠詞にすると,話題にしているメールが届けられるべき相手ではない無関係の人になってなってしまうので,意味の通らない文になります。

訳例
Kvankam tre malofte, sendita mesag^o ne alvenas al la adresato.


課題文n-ro487 めったにないことですが,マサオは委員会を無断で欠席することがあります。

解説
めったにないことですが: 前回の解説で述べたように Kvankam tre malofte といいます。

無断で: sen antau^sciigo ということができます。senantau^sciige という副詞を使うことも可能ですが,長すぎる語なので sen antau^sciigo というほうをお勧めします。sen antau^anonco は sen anonco とするのがよいでしょう。anonco には antau^sciigo という意味があります。antau^anonci という動詞は Dio plenumis tion, kion Li antau^anoncis per la bus^o de c^iuj profetoj(神はすべての預言者の口を通して予告しておられたことを成就された。使徒行伝 3:18)という用例にみられるように使われる語ですから,その名詞形の antau^anonco には「あらかじめ知らせる」という個人レベルの連絡に使うには不適当な語感を伴います。sen antau^diro も不適当な表現です。antau^diro は「予言」というような意味の語です。
sen permeso を使うのは,ここではよくありません。日本語の「無断で」という表現には,「あらかじめ相手に知らせるということをしないで」という意味と,「相手の許可を得ないで」という意味とがありますが,ここでは前者の意味で使われているので,後者の意味を表す sen permeso は不適当です。

委員会を欠席する: この日本語にいちばん近い表現は ne venas al kunsido de la komitato です。「欠席する」の訳としては ne c^eestas, forestas がいちばん多く寄せられましたが,ne c^eestas, forestas はどちらも「欠席している」という状態を表す語であって,「欠席する」という行為を表す語ではないので,sen antau^sciigo などの表現といっしょに使うと,語感に敏感な人は「無断で出席していない」という日本語から受ける違和感と同じような感じを受けるでしょう。しかし実際にはこういう文脈の中でも ne c^eestas, forestas が使われている例を見ることがあるのは,動詞の aspekto(相)の認識が希薄であるのが原因でしょう。特に西ヨーロッパのエスペランチストにとっては,aspekto はやっかいな問題のようです。このことは最近ある西ヨーロッパの友人と文法問題を議論していて気づきました。彼に点動詞,線動詞の話をしたところ,理論としては理解できるが,直感的に点動詞,線動詞の区別ができないというのです。例えば,enhospitalig^i は点動詞であることが,詳しく説明しないと分からないのです。この課題文のような文で,ne c^eestas が使われている実情の背景には,そういう事情があるからでしょう。なお,kunsido de la komitato や komitat-kunsido は無冠詞にします。ある特定の会議を指しているのではないからです。「委員会」に komitato を使うのは誤りです。ここでは「委員で構成される組織」ではなく,「委員が参加して開かれる会議」を指しているのですから,上に挙げたように kunsido de la komitato または komitat-kunsido を使っていいます。

訳例
Kvankam tre malofte, Masao ne venas al kunsido de la komitato sen antau^sciigo.


課題文n-ro488 わたしは,これまで無断で委員会を欠席したことは一度もありません。

解説
これまで: g^is nun といいます。文頭に置いても文中や文末に置いてもよいのですが,文頭においたとき G^is nun, とコンマで区切るのはよくありません。時や所を表す副詞句を文頭に置いたときは,コンマで区切らないのが普通です。g^is nun が欠落している訳がありましたが,この表現がないと,「そのころ〜したことは一度もなかった」という過去の話に取ることもできます。話をしている状況によって「現在まで」ということが分かるとは思いますが,g^is nun を入れて置くのがよいでしょう。英語ではこのような場合では until now(いままで)を入れずにいうのが普通ですが,それは英語では現在完了形で I've never ... といえば「いままで一度も...したことがない」という意味を表せるからです。現在完了形と過去形で区別できる英語と違って,エスペラントでは過去のある時期のことではなく発話の時点までのことであることを明示するには,g^is nun を入れていいましょう。

無断で: ここでは sen antau^sciigo または sen sciigo といえばよいでしょう。antau^sciigo を2語にして antau^ sciigo とした訳が数例ありましたが,これは誤りです。

委員会を欠席したことは一度もありません: mi neniam ne venis al kunsido de la komitato のようにいうことができます。ne を入れずに mi neniam venis ... とした訳がありましたが,ne が入っていないと「あらかじめ連絡しないで委員会に出席したことは一度もない」という意味になってしまいます。venas は venis としましょう。英語の現在完了形はエスペラントでは -is で表されます。ただし,発話の時点からさらに継続することを表す現在完了形は -as になります。

比較:
How often have you traveled abroad?
Kiom da fojoj vi vojag^is eksterlanden?
(海外旅行は何回されましたか)

I've lived here for ten years.
Mi log^as c^i tie dum dek jaroj.
(わたしはここに10年間住んでいます)

la komitata kunsido の冠詞は削除しましょう。kunsido de la komitato を komitata を使って表すと,無冠詞の komitata kunsido となります。la komitata kunsido は la kunsido de la komitato と同じです。

訳例
G^is nun mi neniam ne venis al kunsido de la komitato sen antau^sciigo.


課題文n-ro489 有機栽培の野菜はどこで買えますか。

解説
有機栽培の野菜: 会話では organikaj legomoj というのが普通です。organike kulturitaj(kultivitaj) legomoj は正確な表現ですが,辞書や辞典の説明のようです。legomoj に冠詞を付けるのは誤りです。la organika agrokulturo の la も不要です。「野菜」は legomoj と複数形にしましょう。「有機栽培の野菜」を主語にしないで,ac^eti の目的語にする場合には organikajn legomojn などのように -n を付けることが必要です。

どこで買えますか: Kie mi povas ac^eti のようにいえばよいでしょう。mi の代わりに oni や ni を使っていうこともできます。mi を主語にして ac^eteblas を使うのは誤りです。ac^eteblas は povas esti ac^etita(直訳は「買われることができる」ですが普通は「買える」と訳します) という意味ですから,mi を主語にして使うことはできません。この語を使う場合は「有機栽培の野菜」を主語にして, Kie organikaj legomoj ac^eteblas?(有機栽培の野菜はどこで買うことができますか)といわなければなりませんが,リズムの都合で訳例に挙げたような語順にするほうがよいでしょう。

訳例
Kie mi povas ac^eti organikajn legomojn?
Kie ac^eteblas organikaj legomoj?


課題文n-ro490 この店では有機栽培の果物が,比較的安い値段で買えます。

解説
この店では: en c^i tiu vendejo といえばよいでしょう。「店」には butiko や magazeno も使えます。vendejo は loko, en kiu oni vendadas ion(何かを売っているところ) ですから,規模の大小や商品の種類を問わず使えますが,butiko は ejo, en kiu oni vendas ion podetale(何かを小売りする店), magazeno は vendejo pli granda kaj diversvara ol butiko(butiko より規模が大きくいろいろな商品を扱っている店)という違いがあります。c^i-vendejo はよくありません。c^i- は c^i-matene(=en c^i tiu mateno)や c^i-jara(=de c^i tiu jaro)のように,副詞や形容詞に付いて c^i tiu の意味で使われることはありますが,名詞の前に付けて c^i tiu の意味を表すことはないとおぼえておくのがよいでしょう。

有機栽培の果物が: organikaj fruktoj ですが,legomoj が使われている訳が3例あったのは,うっかりミスですね。ただこの文では fruktoj は重要な情報ですから legomoj と間違えるのは重大ミスといえるでしょう。

比較的安い値段で: por relative malaltaj prezoj, relative malaltapreze, relative malmultekoste, relative malkare などのようにいうことができます。前置詞を使う場合には por だけでなく,kontrau^ や je を使っていうこともできますが,per を使うのは誤りです。per は「手段や道具」を表す前置詞です。prezo を使うときは prezoj と複数にしなければなりません。果物には多くの種類があり,それぞれ値段が違うからです。「安い値段」の「安い」に malmultekosta や malkara を使うのは誤りです。これらの形容詞は物を修飾する語ですから,malmultekosta melono のように使うことはできますが,prezo の前に使うことはできません。『日本語エスペラント辞典』の見出し語「値段」のところに malkara prezo が出ていますが,これは誤りです。prezo の前では malalta を使います。ekonomia prezo も誤りです。「安い」という意味で ekonomia を使うことはできません。ekonomia au^to は「安い自動車」ではなく,「燃料消費率がよい車」という意味です。

買えます: 「果物」を主語にして ac^eteblas または estas ac^eteblaj とするか,あるいは ni や oni などを主語にして oni povas ac^eti のようにいえばよいでしょう。訳例の最後に挙げた訳のように,「店」を主語にしていうこともできます。
訳例
Oni povas ac^eti organikajn fruktojn relative malkare en c^i tiu vendejo.
En c^i tiu vendejo ac^eteblas organikaj fruktoj relative malaltapreze.
C^i tiu butiko vendas organikajn fruktojn relative malkare.