課題文n-ro531 わたしたちの協会の総会は,年に1回開かれます。

解説
わたしたちの協会の総会: g^enerala kunveno de nia asocio といいますが,総会の内容にっよっては kunveno の代わりに kunsido を使っていうこともできますし,g^enerala kunsido の代わりに plenkunsido を使うこともできますが,いずれも無冠詞にしなければなりません。la lasta g^enerala kunveno(この前の総会)のように,特定の総会を指すとき以外は無冠詞にします。de nia asocio に修飾されているから冠詞が必要と思われた方が多かったようですが,de ... を伴う名詞にいつも冠詞が付けられるわけではありません。la plafono de tiu c^ambro(その部屋の天井)という場合には,plafono に冠詞が付きます。「部屋の天井」はひとつに限定されるからです。また,部屋には普通四面の壁がありますが,そのすべてを指す場合には,la muroj de tiu c^ambro(その部屋の壁)というように,muroj に冠詞を付けて,La muroj de tiu c^ambro estas nudaj.(その部屋の壁には何も掛かっていない) などのようにいいます。

比較:
S-ro Suzuki estas membro de nia societo.(会員はひとりではないので,membro には冠詞を付けません。)
S-ro Aoki estas la prezidanto de nia societo.(会長はひとりなので,prezidanto には冠詞を付けます。)

「協会」には societo も使えますが,rondo は日本語の「サークル」に当たる語ですから,ここでは不適当です。
「総会」に asembleo を使うのはよくありません。asembleo は単なる総会を指す語ではなく,特に国家または国家間の協議機関や決定機関を指して使われる語です。

参考:
la G^enerala Asembleo de la Unuig^intaj Nacioj(国際連合総会。G^enerala Asembleo に冠詞が付いているのは,この「総会」は1回の「会合」を指す語ではなく,「機関」を表す語であるからです。)

年に1回: unu fojon en jaro のようにいえばよいでしょう。en jaro は jare とすることもできます。unu fojon は unufoje としても同じ意味ですが,unu foje と2語に書くのは誤りです。en jaro を en c^iu jaro としても誤りではありませんが,日本語が「年に1回」ですから,c^iu は不要です。po unu jaro, unu fojo, en unu fojon はいずれも誤りです。

開かれます: 「わたしたちの協会の総会」を主語にして okazas といいます。「わたしたちの協会」を主語にして,havas や okazigas を使っていうこともできますが,その場合には「総会」が目的語になるので,g^eneralan kunvenon または g^eneralan kunsidon というように対格の形になります。
malfermig^as を使うのは,ここではよくありません。日本語の「開かれる」にはいくつかの意味があって,ここでは「行われる」という意味で使われていますが,malfermig^iは「開会される,始まる」という意味ですから,何日かにわたって行われる大会などの開会を指す場合や,時刻を表す副詞句とともに,例えば La g^enerala kunveno malfermig^os je la deka en la mateno(総会は午前10時に開会します)のように使われる語です。

訳例
G^enerala kunveno de nia asocio okazas unu fojon en jaro.


課題文n-ro532 わたしたちのサークルの例会は,月に2回開かれます。

解説
わたしたちのサークルの例会: regula kunveno de nia rondo というのがよいでしょう。例会の内容によっては kunsido を使っていうこともできますが,本の輪読や会話の練習など学習が中心になる例会の場合には, regula kunsido ではなく regula kunveno を使っていうのがよいでしょう。kunsido は REVO(ネット上のエスペラント辞書)で Iom dau^ra diskutado au^ konsilig^o inter sidantaj personoj(出席者による討論または協議)と定義されているように, 日本語の「会議」に当たる語です。「例会」を指していうときは regula を付けていいましょう。自分が欠席した例会のことが話題になっているときに,例えば「Aさんは来ていましたか」と尋ねる場合には,C^u s-ro A c^eestis en la kunveno? のようにいって kunveno だけで「例会」を指すことができますが,この課題文のような文では,regula を付けていう必要があります。

月に2回開かれます: okazas du fojojn en monato といいます。du fojojn は dufoje としても同じですし,en monato は monate とすることもできます。Nia rondo を主語にして Nia rondo havas regulan kunvenon du fojojn en monato ということもできます。

訳例
Regula kunveno de nia rondo okazas du fojojn en monato.


課題文n-ro533 あなたたちのサークルの例会は,月に何回開かれるのですか。

解説
あなたたちのサークルの例会: regula kunveno de via rondo といえばよいのですが,「例会」の内容が討議や協議などの場合には,kunveno の代わりに kunsido を使っていうほうがよいでしょう。冠詞を付けるのはよくありません。la lasta regula kunveno(この前の例会)のように,特定の例会を指すとき以外は無冠詞にします。

月に何回: Kiom da fojoj en monato または Kiom da fojoj monate といいます。en monato, monate は文末の置いてもよいのですが,Kiom da fojoj の直後に置くほうが聞き手には分かりやすいでしょう。Kiom da fojoj は Kiomfoje と1語でいうこともできますが,Kiom da fojoj に比べるとすこし軽い感じを与えます。Kiom da fojojn は誤りです。da の直後に対格(-n)の語が置かれることはありません。

開かれる: okazas または estas okazigata といいます。malfermig^as を使うのはよくありません。日本語の「開く」にはいくつかの意味がありますが,ここでは「行う」という意味です。会議や会合などについて使われる malfermig^i は,「開会する」という意味ですから,大会のように何日かにわたって行われるのではない会議について使うのはよくありません。via rondo を主語にして via rondo okazigas ということもできます。

訳例
Kiom da fojoj en monato okazas regula kunveno de via rondo?


課題文n-ro534 わたしたちの例会は,月に何回くらい開くべきだとあなたは思いますか。

解説
わたしたちの例会: nia regula kunveno でよいのですが,サークルの場合なら regula kunveno de nia rondo といえます。

月に何回くらい: kiom da fojoj といいます。kiom の前に c^irkau^ や proksimume を付けるのはよくありません。日本語の「くらい」は,断定的な表現を避ける日本語独特の言いまわしのひとつですから,直訳すると奇妙な表現になります。kiom da fojoj averag^e のようにいうことはできますが,ここでは「くらい」にこだわる必要はありませんから,kiom da fojoj だけで十分です。ただし,答えるときに c^irkau^ や proksimume を入れるのはよく聞かれる表現です。
kiom da foje は誤りです。da の後には名詞(数えられるものは複数形,数えられないものは単数形)が置かれます。

参考:
Kiom da seg^oj vi bezonas?(椅子はいくつ要りますか)
Kiom da keroseno vi bezonas?(灯油はどれくらい要りますか)

開くべきだ: 「わたしたち」を主語にして ni devas okazigi, または例会を主語にして nia regula kunveno devas esti okazigata や nia regula kunveno devu okazi のようにいうことができます。

あなたは思いますか: C^u を文頭に置いた訳文が半数以上寄せられましたが,C^u vi opinias, kiom da fojoj en monato ... のように,c^u と ki-vortoj(kia, kie, kio, kiam, kiom など)を重ねて使うことはできません。(ただし,C^u vi scias, kie Masao log^as? のように ki-vorto で始まる節が名詞節である場合には,c^u と ki-vorto が同じ文の中で使うことができます。)
さて,この課題文の場合は,C^u vi opinias, ke と kiom da fojoj en monato ... をそのままつなぐと C^u vi opinias, ke kiom da fojoj en monato ... となりますが,ki-vorto を使う疑問文は ki-vorto を文頭に置くという決まりがあるので,kiom da fojoj en monato ... を文頭に移し,ki-vorto で始まる疑問文には c^u を使わないという規則に従って c^u を消してしまうと,訳例の2番目に挙げた訳文のようになります。
また,「あなたは思いますか」を「あなたの意見では」といいかえると,訳例の1番目に挙げたような訳文になります。英語では in your opinion といいますが,エスペラントでは en ではなく lau^ を使って lau^ via opinio といいます。

訳例
Kiom da fojoj en monato ni devas okazigi regulan kunvenon lau^ via opinio?
Kiom da fojoj monate vi opinias, ke ni devas okazigi regulan kunvenon?


課題文n-ro535 「きのうの集会に女の人は何人くらい参加したのですか」 「50人くらいです」

解説
きのうの集会に: en la hierau^a kunveno といいます。en la kunveno hierau^ は「きのうの集会に」ではなく,「きのう集会に」という意味ですが,ここでは質問の内容はどちらの表現を使っても伝わるので,この表現も誤りではありません。「集会」は kunsido ではなく kunveno を使っていうほうがよいでしょう。ここでは聞き手に分かる特定の kunveno を指して話しているのですから,la kunveno と冠詞を付けていいます。

女の人は何人くらい: Kiom da virinoj といいます。virino は vir- という男性を表す語根から作られた語なので,これを嫌って ino を使う人もありますが,一般的には virino が使われていますし,とくに個人を指すときには,virino を使っていうほうが丁寧な言い方とされています。 personinoj という語は使われていません。C^irkau^ kiom virinoj は誤りです。kiom virinoj とはいえません。数や量を尋ねるときは kiom da ... の形を使っていいます。前回の解説で書いたように,この「くらい」は,断定的な表現を避ける日本語独特の言いまわしのひとつですから,kiom の前に C^irkau^ などは付けません。

参加した: partoprenis を使っていうのがよいでしょう。c^eestis を使っても誤りではありませんが,partopreni と c^eesti は同義ではありません。c^eesti は「その場に居合わせている」というのが原義ですから,例えば,普段何かと世話になっている人から誘われて,断るのも悪いのでその集会に行ったという場合などは,c^eestis を使っていうのがぴったりの表現ですが,その集会が開かれる意義を認めて出かけて行き,積極的に発言した,あるいは発言しようと思ったという場合には partoprenis を使っていうのがよいでしょう。partopreni は「部分を取る」というのが原義で,積極的に関与する場合に使われる語です。

50人くらいです: 原文の日本語に近いのは C^irkau^ kvindek という言い方です。C^irkau^ kvindek virinoj partoprenis en g^i は「50人くらいの女の人がそれに参加しました」に対応する表現ですから,丁寧すぎて原文から離れた訳になっています。「50」は kvindek と1語に書きます。

訳例
"Kiom da virinoj partoprenis en la hierau^a kunveno?" "C^irkau^ kvindek."


課題文n-ro536 マサオは何度目でその試験に通ったのですか。

解説
何度目で: En kioma fojo または Je kioma fojo といいます。Kiomafoje という言い方もあります。「試験に合格するまでに何回受験したのか」という文にすれば,Kiom da fojoj も使えますが,上に挙げたような表現を使ったほうが簡潔な文になります。なお,「試験を受ける」という場合の「受ける」に ricevi を使うのはよくありません。日本語の「受ける」には,いくつかの意味がありますが,「試験を受ける」というときの「受ける」は ricevi(受け取って自分のものにする)という意味ではないので,「試験を受ける」というときは *ricevi ekzamenon*ではなく,submeti sin al ekzameno または ekzamenig^i のようにいわなければなりません。同じようなことは「手術を受ける」についてもいうことができるので,「盲腸の手術を受ける」は *ricevi operacion de apendicito* ではなく,esti operaciita je apendicito などのようにいいます。

その試験に通った: sukcesis trapasi la ekzamenon または sukcese trapasis la ekzamenon, あるいは sukcesis en la ekzameno などのようにいいます。trapasis la ekzamenon や pasis la ekzamenon は「試験に通った」という意味にはなりません。英語では「試験に通った」を pass the examination といいますが,エスペラントでは上に書いたように sukcesis か sukcese を使っていわないと「合格した」という意味になりません。英エス辞典では 見出し語pass のところに, pasi が挙げてありますが,試験についていうときは sukcesi en を使うようにという(注)が付いています。

訳例
En kioma fojo Masao sukcesis trapasi la ekzamenon?


課題文n-ro537 生まれつき心臓が悪いKarloは,来月の始めごろに手術を受けます。

解説
生まれつき心臓が悪いKarlo: いろんな訳が寄せられました。Karlo, kiu estas malsana je la koro de la naskig^o/ Karlo, kiu denaske havas kormalsanon/ Karlo, kies koro estas denaske malsana/ Karlo, kiu suferas de kora malsano denaske はいずれも問題のない訳ですが,malsana の代わりに malbona, malforta を使うのはよくありません。Karlo, kies koro malbone funkcias denaske も使えます。de sia nasko は de sia naskig^o としましょう。naskig^o は「誕生」ですが,nasko は「出産」を意味します。

来月の始めごろに: en la komenco de la venonta monato。en の代わりに c^irkau^ を使っていうこともできますが,en c^irkau^ や c^irkau^ en のようにはいいません。「来月の始めごろ」というのはすこし幅のある表現ですから,en la unua tagdeko de la venonta monato(来月の上旬に)も使えますが,あいまいな表現としては,訳例のように frue を使うことができます。

手術を受けます: estos operaciita というのがよいでしょう。operaciata を使うのはよくありません。-at- は「すでに始まっていてまだ終わっていない」ことを表しますから,operaciata は「手術中」を表す表現です。

参考:
Mi estos operaciata morgau^ en c^i tiu tempo.(明日のこの時間は,わたしが手術を受けている最中です。)

前回の解説の中で「手術を受ける」に *ricevi operacion* を使うのはよくないと書いたのですが,この表現が数例寄せられたので,「もしかして・・・」と思って『エスペラント日本語辞典』を見てみると,見出し語 operacii のところに 「ricevi operacion 手術を受ける」が載っていました。『日本語エスペラント辞典』に ricevi operacion が載っていることは知っていましたが,『エスペラント日本語辞典』にも載っていることには気づかなかったので,"Ankau^ vi, Bruto?"(ブルータスお前もか)という感じを受けました。Plena Manlibro de Esperanta Gramatiko の著者であり,Akademio de Esperanto の一般語彙部門の direktoro である Bertilo Wennergren に意見を聞いたところ, 「*ricevi operacion* はどこかの民族語の影響だと思われるが,ricevi medikamenton(薬を受け取る)ということはできるので,手術を薬と同じように医師が患者に与える一種の治療と考えれば ricevi operacion と言っても非論理的ではない,といえるかもしれない」(太字は引用者)という返事でした。彼は更に C^iuokaze "esti operaciita" ja estas tute bona esprimo.(いずれにしてもesti operaciita はまったくよい表現である)と付言していますから,多くの人に奇妙な表現と感じさせる *ricevi operacion* を使うのは避けたほうがよいでしょう。

訳例
Karlo, naskita kun malsana koro, estos operaciita frue en la venonta monato.


課題文n-ro538 Marta の母親は,たいへん重い病気にかかっています。

解説
Marta の母親: la patrino de Marta といいます。Marta の母親は特定された一人ですから,patrino には冠詞が必要です。

たいへん重い病気にかかっています: suferas de tre grava malsano といえばよいでしょう。de は je や pro に置き換えることができます。grava は serioza としてもほとんど同じですが,grava のほうが serioza よりも深刻な状態にあると感じる人もいます。「病気にかかっている」という状態は suferas de(je, pro) malsano だけでなく,havas malsanon と表現することもできますが,malsanig^as を使うのは誤りです。malsanig^i は「病気にかかっている」という状態を表す線動詞ではなく,「病気にかかる」という意味の点動詞ですから,ここで使うのは不適当です。点動詞は反復を表す場合などのほかは,-as の形で使われることはありません。(くわしくはここをクリックしてお読みください。)

参考:
Karlo havas delikatan korpon kaj ofte malsanig^as.(Karlo は体が弱いので,よく病気にかかります。)

訳例
La patrino de Marta suferas de tre grava malsano.


課題文n-ro539 マサオの友だちが,マサオの病状をわたしに知らせてくれました。


解説
マサオの友だち: amiko de Masao といいます。la amiko と冠詞を付けるのはよくありません。マサオの友だちはひとりではありませんから,そのうちの特定の一人を指す場合を除いて,無冠詞にしなければなりません。

マサオの病状: la stato de la malsano de Masao と訳せますが,ここでは amiko de Masao を主語にしているので,de Masao の代わりに lia を使って la stato de lia malsano といえば,Masao を繰り返さないでいうことができます。la malsana stato de Masao はよくありません。lando の形容詞形である landa を使って landa mapo(地図)ということはできます。この landa は rilata al lando という意味ですから,landa mapo は 「lando に関する mapo」 を意味することができるのですが,malsano の形容詞形である malsana は *rilata al malsano* という意味ではなく,suferanta de malsano(病気にかかっている)という意味ですから,malsana knabo(=knabo suferanta de malsano)ということはできても, *malsana stato=stato suferanta de malsano*とはいえません。stato が 「病気にかかっている」というのはありえないからです。malsana を「病気の」という日本語でおぼえると,「病状→病気の状態→*malsana stato*」としてしまう誤り犯すことになります。stato de lia malsano の stato には冠詞を付けましょう。この冠詞は la nuna あるいは la lastatempa と同じような意味を表しています。farto de Masao は farto に冠詞を付ければ,「マサオの現在の体調」と意味で使うことができます。la stato de sia malsano とすると,マサオの病状ではなく,マサオの友だちの病状を指すことになります。

〜をわたしに知らせてくれました: sciigis min pri 〜 または sciigis al mi 〜n のようにいうことができます。informi を使っていうこともできますが,*informis al mi pri 〜* ではなく informis min pri 〜 とするのが普通です。*informis min la staton de ...* のようにいうのは誤りです。英語の間接目的語はエスペラントでは「前置詞+主格」で表します。

参考:
Give me some milk.=Donu al mi iom da lakto.(ミルクを少しください。)

訳例
Amiko de Masao sciigis min pri la stato de lia malsano.


課題文n-ro540 アキオの友だちには,歯科医がひとりいます。

解説
アキオの友だちには: inter la amikoj de Akio といいます。amikoj には冠詞を付けます。これはアキオの友だち全員を対象にしているからです。en を使っていうことはできません。en は「場所」についていうときは,interne de(の内部に)という意味ですから,「友だちの中には」などというときには使うことはできません。inter の代わりに el を使うのは,ここではよくありません。複数の人や物などからの抽出を示す意味の inter は el に置き換えることができるので,例えば la plej juna inter ni(わたしたちの中でいちばん若い)の inter は el としても同じですが,inter と el の置き換えがいつも可能であるわけではなく,例えば,vivi inter kamparanoj(農民の中で暮らす)の inter を el に置き換えることはできません。この課題文は「アキオの友だちのひとり」を主語にしていうこともできますが,その場合は Unu el la amikoj de Akio のように el を使っていうことができます。ただし,ふたつの文意がまったく同じというわけではなく,Inter la amikoj de Akio ... のほうが,原文に忠実な訳文であるということはできます。

歯科医がひとりいます: trovig^as dentisto または estas dentisto といいます。unu dentisto というのは誤りではありませんが,単数形の dentisto で「ひとりの歯科医」を表せるので,unu を付ける必要はありません。ただし,「歯科医がひとり,教師がふたり,看護師が三人」などのように列挙するときは,unu dentisto, du instruistoj kaj tri flegistoj のようにいいます。Akio havas dentiston のようにいうのはよくありません。

訳例
Inter la amikoj de Akio trovig^as dentisto.
Unu el la amikoj de Akio estas dentisto.