n-ro541アキオの同級生の中には,結婚していない女性が数人います。

解説
アキオの同級生の中には: inter la samklasanoj de Akio といえばよいでしょう。成人学級の話題と考えれば,同級生の女性の中に既婚女性や未婚女性がいるのは,珍しいことではありません。

結婚していない女性が数人います: 「結婚していない女性」は,ここでは複数形にして frau^linoj または virinoj, kiu ne estas edzinig^intaj または virinoj needzinig^intaj のようにいいます。virinoj, kiuj ne edzinig^as の edzinig^as は誤りで,edzinig^is としなければなりません。edzinig^i は点動詞ですから,反復する行為を表すとき以外は -as の形を取ることはありません。「点動詞」についての詳しい解説は,ここをクリック,「点動詞と-as」についての詳しい解説は,ここをクリックしてご覧ください。
日本語の「結婚する」は,男性についても女性についても使うことができますが,エスペラントでは男性が結婚するのは edzig^i, 女性が結婚するのは edzinig^i ,男女が結婚するのは geedzig^i というように区別していうので,この課題文で geedzig^i を使うのは誤りです。virinoj senedzecaj は virinoj senedzaj とするのがよいのですが,senedzaj は frau^linoj や virinoj needzinig^intaj と同じではなく,夫と死別した人や離婚した人も含むので,ここでは最初に挙げたようにいうのがよいでしょう。
「数人います」は訳例に挙げたように trovig^as kelkaj ... を使っていいます。nombro da は「いく人かの」という意味だけでなく,「かなり多くの」という意味でも使われるので,ここでは使わないほうがよいでしょう。iom da は本来は数にも量にも使える表現ですが,実際の用例では量について使われることが多いようです。そのため BAZA ESPERANTA RADIKARO では, iom の意味を
ne difinita kvanto, malgranda kvanto と定義していて,nombro については言及していません。つまり,「数人の」という場合には kelkaj または kelke da を使っていうほうが一般的であるといえるでしょう。kelkaj と kelke da とは,まったく同じというわけではなく,kelke da のほうは,例えば「噴水の周りに数人の子どもがいた」というような「同時同場所」の事柄についていうときに使われるので,「このような彫り物ができる人は日本に数人しかいない」などというときは,kelkaj を使っていいます。また,kelke da の代わりに kelkaj を使っても不自然ではありませんが,kelkaj の代わりに kelke da を使うと違和感を感じさせる場合があるので,使い分けに慣れるまでは, いつも kelkaj を使ってもよいでしょう。

訳例
Inter la samklasanoj de Akio trovg^as kelkaj virinoj needzinig^intaj.
Inter la samklasanoj de Akio trovg^as kelkaj frau^linoj.


課題文n-ro542 委員会はまだ終わっていませんか。

解説
委員会: la komitato とした訳が8例ありましたが,これはここでは誤りです。日本語の「委員会」には「組織としての委員会」という意味と,「委員が集まって協議する会議」というふたつの意味がありますが,ここでは後者の意味の「会議」ですから,la kunsido de la komitato, la komitata kunsido, la komitatkunsido, la komitat-kunsido などを使っていわなければなりません。komitatkunsido は発音しやすくするために komitatokunsido の形で使われることもありますが,komitatakunsido とするのは誤りです。la kunsido de la komitato を使うときは,komitato に冠詞を付けることが必要です。無冠詞にすると,聞き手に関係のないどこかの委員会を指すことになるので,質問する文としては奇妙な文になってしまします。

まだ終わっていません: ankorau^ ne finig^is, ankorau^ ne estas finig^inta, ankorau^ ne estas finita, ankorau^ ne fermig^is, ankorau^ ne estas fermig^inta, ankorau^ ne estas fermita のようにいうことができます。これらの表現の中で estas finig^inta, estas fermig^inta は重い感じがするので,finig^is, fermig^is で代用されることが多いのですが,ラテン系の言語を母語とする人たちにとっては,esi -inta などの形を重いと感じないようで,そのため esti -anta, esti -inta などの形を見かけることがあります。finig^as は誤りです。finig^i は点動詞ですから,一回きりの行為についていうときに -as の形で使われることはありません。

訳例
C^u la komitata kunsido ankorau^ ne finig^is?


課題文n-ro543 きのうの小委員会には,委員全員が出席しました。

解説
きのうの小委員会: la hierau^a kunveno de la subkomisiono といいます。この「小委員会」は小委員会という組織を指している語ですから,*c^eestis en la hierau^a subkomisiono*のようにいうことはできません。komisiono は「特定の課題を審議する組織」で,その下にあるのが subkomisinono です。例えば,言語関係の組織がその言語についての検定を行うための委員会(komisiono)を作ったとします。委員会では検定実施のために,具体的な計画を立てるための協議が行われますが,そのひとつとして検定問題を作成する小委員会(subkomisiono)を作り,その委員を選ぶということが行われるでしょう。komitato の下部組織として subkomitato という語がありますが,この語はあまり使われていないようです。上に書いたように「特定の課題を審議する組織」を表す語には komisiono があるので,「小委員会」には subkomisiono を当てるのが普通です。PLENA ILUSTRITA VORTARO DE ESPERANTO(PIV)では,subkomisinono を aro de kelkaj membroj de komisinono, kunvenantaj por prepari la decidojn de la komisiono(何人かの委員で構成される委員会の下部組織。委員会の決定を達成するための作業を行うための会合を行う)と定義しています。(PIVは subkomitato を載せていません。) 

委員全員が出席しました: c^iuj komitatanoj c^eestis や,これと類似の訳が多く寄せられましたが,このように表現すると,委員会(komitato)の委員全員が小委員会に出席した,という意味になります。課題文の「委員」は委員会の委員ではなく,小委員会の委員を指しているのです。上に述べたように,委員会で選ばれた委員が小委員会の委員になるのですが,komitato や komisiono の委員全員が subkomisiono の kunveno や kunsido に出席するということはあり得ません。la c^iuj membroj は誤りです。c^iuj の直前に冠詞が付くことはありません。ただし,訳例にあるように la membroj c^iuj ということはできます。c^iuj membroj というときの c^iuj は形容詞ですが,la membroj c^iuj というときの c^iuj は代名詞です。

訳例
En la hierau^a kunveno de la subkomisiono la membroj c^iuj c^eestis .


課題文n-ro544 この前の委員会で,わたしはその小委員会の委員に選ばれました。



解説
この前の委員会で: en la lasta kunveno de la komisiono のようにいえばよいでしょう。lasta のところには antau^a や pasinta を使っていうこともできます。

わたしはその小委員会の委員に選ばれました: mi estis elektita kiel membro de la subkomisiono または mi estis elektita membro de la subkomisiono のようにいいます。能動態の形にして oni elektis min kiel membron de la subkomisiono または oni elektis min membro de la subkomisiono のようにいうこともできますが,kiel を入れると membron(対格) になり,kiel を入れないと membro(主格) となることに注意してください。受動態の場合は,上に挙げた訳のように kiel の有無にかかわらず主格(ここでは membro)が使われます。elektata は誤りで elektita としなければなりません。membro に冠詞を付けるのは誤りです。ここでは特定のひとりの委員を指しているのではなく,何人かの委員の中のひとりになったことをいっているのだからです。unu el la membroj ということもできますが,そのときは membroj に冠詞を付けます。*la unu el la membroj* は誤りです。「小委員会の委員」を subkomisionano ということはできますが,ヨーロッパではではこの語の用例は見当たりません。たぶん長すぎる語という感じがするので,membro de komisiono のほうが好まれるのでしょう。komitatano de la subkomisiono というのはよくありません。komitatano は membro de komitato のことですから,subkomisiono の「委員」を指して komitatano ということはできません。Kioma horo nun estas?(いま何時ですか)と尋ねられたときに,腕時計を見ながら Estas la deka lau^ mia horlog^o(わたしの時計では10時です)と答えることはできます。わざわざ lau^ mia brakhorlog^o といわなくてもよいのは,horlog^o(時計)が brakhorlog^o(腕時計)の上位概念を表す語であるからですが,komitatano と subkomisionano はそういう関係ではありませんから,subkomisiono の委員は komitatano ではなく,membro de subkomisiono(ここでは冠詞を付けて la subkomisiono) または subkomisionano(これは無冠詞)といわなければなりません。

訳例
En la lasta kunveno de la komisiono mi estis elektita kiel membro de la subkomisiono.


課題文n-ro545 日本語の「委員会」にはふたつの意味があります。

解説
日本語の「委員会」には: 「日本語の『委員会』という語はふたつの意味を持っている」という構文にすると分かりやすいので,la japana "iinkai" havas あるいは la japanlingva "iinkai" havas のようにいうのがよいでしょう。「委員会」 de japana lingvo や japana vorto "委員会" のように書くのはよくありません。エスペラント文は外国人に読めるように書くべきですから,漢字やカナや「 」などを使うと,相手のパソコンで文字化けすることがありますし,もし正しく表示されたとしても,相手は困惑するでしょう。あなたの文通相手からきたメールにハングルやアラビア文字が読み方も添えずに書いてあった場合を想像すれば,その不都合さが分かりますね。"komitato" en la japana lingvo という表現もよくありません。この表現は「日本語のkomitatoは」という意味ですが,日本語には komitato という語はないので,このような文は成立しません。「日本語の」は la japana または la japanlingva といいます。どちらも冠詞を付けることをお勧めします。

ふたつの意味があります: havas du signifojn というのがよいでしょう。sencojn も使っても通じますが,ここでは「本質的な意味」を表す signifojn のほうをお勧めします。senco は「語とか文が理解される意味」ですから,en la strikta senco de la vorto(その語の厳密な意味で)とか, en la vasta senco de la vorto(その語の広い意味で)などのようにいうときは senco を使っていいますが,「この単語には本来ふたつの意味がある」などというときは,その単語が文の中でどのような意味に理解されるのかということではなく,その単語の本質的な意味についていっているのですから,signifojn を使っていうのがよいでしょう。signifo は単語や文だけでなく,記号やジェスチャーなどについても使うことができますが,senco はそのように使うことはできません。

訳例
La japana vorto "iinkai" havas du signifojn.


課題文n-ro546 あなたの名前に使われているこの漢字には,どのような意味があるのですか。

解説
あなたの名前に使われているこの漢字には: 「あなたの名前に使われているこの漢字は(どのような意味を持っていますか)」という構文にして,c^i tiu c^ina ideografiaj^o uzata en via nomo のようにいうのがよいでしょう。c^i tiu c^ina ideografiaj^o kiu estas uzata en via nomo ということもできますが,kiu estas を省略するほうが普通です。漢字が目の前にある状況では ideografiaj^o だけでも十分です。uzata を uzita, uzinta とするのは誤りです。「漢字」に c^ina litero を使った訳が多く寄せられましたが,これはよくありません。文字には表意文字と表音文字とがありますが,漢字は表意文字ですから,ideografiaj^o または ideogramo といいます。「表音文字」は「音素文字(ローマ字など)」と「音節文字(カナなど)」がありますが,ここではこの区別は重要ではないので,漢字は表意文字であるということ,したがって表音文字を指す litero を漢字の訳語に使うのはよくないということを覚えておいてください。「litero = 文字」というふうに覚えないで,litero = signo por prezenti la sonojn de lingvo(言語の音を表す記号)と覚えるのがよいでしょう。『日本語エスペラント辞典』と『エスペラント日本語辞典』には「漢字 c^ina litero」,「c^ina litero 漢字」と出ていますが,これは誤りです。どんな優れた辞書にも誤りがあるものだ,ということを知っておくことは必要でしょう。これはエスペラントの辞書だけではなく,あらゆる辞典,辞書についていえることで,外国語の辞書,日本語の辞書にも見られます。kang^i は日本語を知らない人には通じません。「使われている」に aperas を使うのは不適当です。aperi は点動詞なので,「現れている」という状態を表すのではなく,「出現する」という行為を表す語です。

どのような意味があるのですか: Kian signifon havas といいます。Kiun signifon, Kiel signifas は誤りです。「(あなたの名前に使われているこの漢字は)何を意味しているのですか
」と構文にすれば,Kion signifas c^i tiu c^ina ideografiaj^o uzata en via nomo? という文になります。

訳例
Kian signifon havas c^i tiu c^ina ideografiaj^o uzata en via nomo?


課題文n-ro547 あなたの名前を漢字で書くと,何文字になるのですか。

解説
この課題文は「あなたの名前を書くにはいくつの漢字が要るのですか」という表現にすると,分かりやすい文になります。Kiom da c^inaj ideografiaj^oj estas bezonataj por skribi vian nomon? あるいは Kiom da c^inaj ideografiaj^oj vi bezonas por skribi vian nomon? のようにいうか,または necesi を使って Kiom da c^inaj ideografiaj^oj necesas por skribi vian nomon? のようにいうのがよいでしょう。「あなたの名前には漢字がいくつありますか」という意味の Kiom da c^inaj ideografiaj^oj trovig^as en via nomo? または 「いくつの漢字」を目的語にして Kiom da c^inaj ideografiaj^oj via nomo havas ? ということもできます。bezoni は (主語が)何かを必要とする,何かする必要がある,という意味ですから,Kiom da ideogramoj bezonas skribi vian nomon ... というのは誤りです。
Kiom da literoj のように literoj を使うのはよくありません。前回の解説で述べたように,litero は表音文字ですから表意文字である漢字を指して使うことはできないからです。
「あなたの名前を漢字で書くには」という意味で por skribi vian nomon en c^inaj ideogarafiaj^oj という表現を使うこともできますが,「漢字で」を *en la c^ina ideogarafiaj^o* のように冠詞を付けるのはよくありませんし,c^ina ideogarafiaj^o のように単数形を使うのもよくないので,上に挙げたように無冠詞の複数形を使いましょう。「漢字で」の「で」に en を使うのは民族語の影響ですから,per を使った per c^inaj ideografiaj^oj という表現のほうをお勧めします。per の代わりに kun を使うのは誤りです。わたしたちが「漢字」と読んでいる文字の中には,「榊」や「峠」などの国字(日本で作られた文字)が入っているので,c^inaj を付けると正しくない場合があります。c^inaj を付けずに ideografiaj^oj だけのほうが無難であるといえるでしょう。漢字やカナ,ローマ字などを含めて「文字」というときには signoj を使っていいます。signo にはいくつかの意味がありますが,たいていは文脈で「文字」の意味に理解されます。

訳例
Kiom da c^inaj ideografiaj^oj oni bezonas por skribi vian nomon?


課題文n-ro548 苗字は大文字で書いてください。

解説
苗字は: ここでは「書く」の目的語になるので,対格(-n)にして,vian familian nomon とします。vian を付けないで familian nomon というのはよくありません。la familian nomon としても,ここでは vian familian nomon の意味に理解されますが,vian と明示するほうがよいでしょう。

大文字で書いてください: Bonvolu skribi majuskle いうのが簡潔な表現ですが,majuskle のところは per majuskloj または per grandaj literoj あるいは per c^efliteroj などとすることができます。「大文字」に当たる名詞を複数形にすることに注意してください。O^(王)などのように大文字1字で書ける苗字もありますが,課題文のような場合には複数形を使っていうのが普通です。grandaj literoj という表現はザメンホフも使いましたが,この言い方はプラカードや横断幕などに書かれている「大きな文字」を指すときにも使われます。en majuskloj などのように,en を使う人もありますが,これは英語などの影響ですから,per を使っていうことをお勧めします。

訳例
Bonvolu skribi vian familian nomon majuskle.


課題文n-ro549 パスワードは小文字で8文字以上,15文字以内にしてください。

解説
パスワードは...にしてください: Bonvolu skribi ... や Bonvolu tajpi ..., Bonvolu enmeti ... を使った訳が多く寄せられましたが,課題文はこれからパスワードを作る人に対する指示ですから,これらはいずれもここでは不適当です。Uzu vian pasvorton も同じ理由で,ここではよくありません。pasvorto には via または冠詞を付けます。冠詞を付けるのは「今からあなたが作るパスワードは」というように限定しているからです。パスワードというものがすべてここに指示されている条件で作られなければならないわけではなく,それぞれ異なる条件があることはいうまでもありませんね。応募訳の中にはありませんでしたが,「パスワードは...にしてください」という表現は La pasvorto konsistu el ... と訳すのが,いちばん簡潔です。Via pasvorto devas enhavi ... とすると,「小文字で8文字以上,15文字以内」を含んでおれば大文字が入っていてもよいし,文字数が多くてもよいという意味になってしまいます。

小文字で8文字以上,15文字以内: 「8文字以上,15文字以内」を pli ol ok kaj malpli ol dek kvin とした訳がありましたが,このように書くと「9文字以上,14文字以内」という意味になってしまいます。日本語の「8文字以上」は8文字を含みますが,pli ol ok は「8より多い(つまり9以上の)」という意味ですし,「15文字以内」は15文字を含みますが,malpli ol dek kvin は「15より少ない(つまり14以内の)」という意味であるからです。「8以上」は ne malpli ol 8 で表すことができますし,「15以内」は ne pli ol dek kvin で表すことができますが,エスペラント文としては 8, 15 という数字にこだわらず,pli ol sep, malpli ol dek ses というほうが自然な表現です。なお,15 はエスペラントの正書法では dek kvin と2語に書きます。「8以上,15以内」は,8 g^is 15, de 8 g^is 15, pli ol 7 g^is malpli ol 16, pli ol 7 kaj malpli ol 16, inter 8 kaj 15 などのように書き表すことができます。

訳例
La pasvorto konsistu el minuskloj 8 g^is 15.


課題文n-ro550 この薬は5歳未満の幼児には与えないでください。

解説
この薬は...には与えないでください: Ne donu c^i tiun medikamenton al ... といえばよいでしょう。「投薬する」という意味で dozi を使うのは避けたほうがよいでしょう。『日本語エスペラント辞典』の「投薬する」には dozi が載っていますし,『エスペラント日本語辞典』の dozi にも「投薬する」という訳語が載っていますが,これは英語の影響を受けた用法です。英語の dose には「投薬する」という意味がありますが,同じ語源のフランス語の doser は「薬の分量を量る,調剤する」という意味で,「投薬する」という意味はありません。手もとの民族語・エスペラント辞書で調べてみると,英エスを含めて dozi に「投薬する」の意味を与えている辞書は1冊もありませんし,PV, PIV の定義にも doni medikamenton の意味は載っていません。
medikamento は単数形で使います。「5歳未満の幼児」を主語にして,ne prenu c^i tiun medikamenton ということもできます。

5歳未満の幼児: infanoj malpli ol kvin-jarag^aj, infanoj malpli ol kvin jarojn ag^aj, infanoj malpli ol kvinjaraj, infanoj kiuj havas malpli ol kvin jarojn などのようにいうことができます。infanoj は単数の infano も使えますが,漠然と子ども一般を指すときは無冠詞複数形がよく使われます。kvin jarag^a, 5 ag^a はハイフンでつないで kvin-jarag^a,5-ag^a と1語にします。「5歳未満」というのは5歳を含まないので,ne pli ol kvin や 5-jaraj kaj pli junaj というのは誤りです。

訳例
Ne donu c^i tiun medikamenton al infanoj malpli ol kvin jarojn ag^aj.