KENNY RANKIN

THE BOTTOM LINE
ENCORE COLLECTION



この秋、あなたに聴いてもらいたいオススメCDの第一弾は、ケニ ー・ランキンが1990年にニュー・ヨークのボトム・ラインで行ったラ イブ・アルバムです。
ケニー・ランキンの名前を知っている人でも、ライ ブを聴いた人は以外に少ないのではないでしょうか?私が初めて彼のライ ブを聴いたのが、今から11年前の6月、ニュー・ヨークの<FAT TUESDAY'S> というライブ・ハウスでの事。
この時は、それまで10年程活動を休んで いた彼の久々のライブだったのです。その時の感動が甦ってくる様な素敵 なライブ・レコーディングです。
盛大な拍手で迎えられた彼は、 ギターで挨拶替りにビートルズの#1を歌いだし、自作の#2へと続けま す。ここで、彼の世界に早くも引き込まれてしまいます。
ピアノで弾き語 る#3。優しさがあふれていますね。またギターを手に自作の#4へ。亡 くなった事が惜しまれてならないローラ・ニーロの#5。ビートルズの# 6。ダイアナ・ロスの歌で知っている人が多い#7。
お喋りで笑わせて、 アカペラでヴァースから歌い出す#8。ジョージ・ハリソンの名曲#9。 胸に染み入る本当に良い曲です。彼の本領発揮とでも言いましょうか。
再 びビートルズの#10。ケニー風に歌うとこうなるのですね。バーデン・ パウウェルの名曲#11。やはりブラジルのドリー・カイミーの#12は 、スティービ・ワンダーの代表曲とのメドレーです。
ケニーファ ンには懐かしい#13、#14はメドレー風に。鳴りやまない拍手に迎え られてのアンコール、#15、#16。再度のアンコールはアカペラで、 #17を。まだまだ拍手は鳴りやまりませんがアルバムの方はここで終り です。
如何でしたか?ギター、時にはピアノの弾き語りという少し地味な 感じのライブでしたが、彼の優しさが十分に感じられたライブ・レコーデ ィングだったでしょ。休日のブランチでのB.G.M.にもピッタリです 。
勿論、秋の夜長、虫の泣き声と共に聴いているのも良いかもしれません ね。何年か前に日本に来て、ブルー・ノートでライブをしてますから、も し、また来日した時は是非、生のステージで彼の世界に浸って下さいね。


CDは、BMGから出ていてナンバーは6344047403・2です 。残念ながら、日本盤は今のところ出ていないので、輸入盤を探して下さ い。ポップ・ロックのコーナーにあると思います。