スティング、ダイアナ・クラール他

SONGBOOK


 何か音楽がほしいんだけど何をかけていいか分からない。そんな経験はありませんか? そんな時に便利なのがコンピレーション・アルバムです。今回紹介する<ソングブック>は、 そんなあなたにピッタリなアルバムです。昼下がりのコーヒータイムに、また夜、 一人でグラスを傾けている時に。勿論、みんなでパーティーをしている時にも打って付けです。 以前このコーナーで紹介したアルバムに含まれている曲も有りますが、 色々な曲がかかるとまた別の感じになります。

 それでは紹介していきましょう。

 スティングの歌う#1。ちょっとレイジーでランチの後のホッとしたひと時にいいですね。 ここ数年、スタンダード・ソングを歌ったアルバムが大ヒットを記録しているロッド・スチュワート。 #2はカントリー色いっぱいで、春を感じさせますね。まだまだ快進撃を続けているノラ・ジョーンズ。 彼女の感情豊かな歌唱、#3。心が洗われます。 小さな体からは想像できないほどエネルギッシュなジェイミー・カラムの#4。 イントロを聴いた瞬間からセクシーさを感じてしまうダイアナ・クラールの#5。 フェロモン出まくりのジョージ・マイケル。彼の歌う#6はオーケストラをバックにとてもゴージャスです。 そのシンプルな歌唱のせいでちょっとセンチになってしまうシンプリー・レッドの#7。 映画<ノッティングヒルの恋人>に使われたエルヴィス・コステロの#8。実はこの曲、 ついこの間、最後の日本公演を終えたばかりのシャルル・アズナブールが1970年代後半にイギリスで大ヒットさせた曲なんです。 2010年代後半に誰かの歌がまたヒットするかもしれませんね。ブライアン・フェリーが歌う#9はどこか怪しい雰囲気が漂います。 数年前にデビューしたイケメン、マット・ダスク。彼の歌う#10。歌を聴いているというよりも、 彼をずっと見ていたい気持ちにかられるのはきっと私だけではないでしょう。歌唱はまだまだ若さを感じますが、 将来きっと大物になる予感のシャンツの歌う#11。ピーター・シンコッティは大胆なアレンジで#12を披露。 エイミー・ワインハウスは気だるい雰囲気で#13を。ちょっと酔っ払っている時に歌っているみたいな感じですが、 ダイナ・ワシントンに影響を受けたいるのがはっきり分かりますね。甘ったるい声で迫ってくるSilje Nergaardの#14。 ガブリエルの歌う#15。バカラックのメロディーはいつ聴いても時代を感じさせないくらい本当に素敵ですね。 リーアン・ライムズはグラミー賞の常連。そんな彼女が17歳の時に録音した#16。 カントリーの女王の名に相応しい歌唱を聞かせてくれます。エヴァ・キャシディーが弾ける様に元気に歌う#17。 このコーナーでも以前紹介して大きな反響があったマデリン・ペルー。 #18はノスタルジーを感じさせる彼女の歌唱が最高です。打って変わって体が思わず動いてしまうディープな歌声、 ジョス・ストーンの#19は昔のディスコを思い出してしまいます。 アルバム最後の#20はカティ・メルアがちょっと軽めに歌うブルースです。ブルースにはハーモニカが良く合いますね。

 如何でしたか?たまにはこういったコンピレーション・アルバムもいいものですね。アルバムの番号は、 0602498281208(輸入盤)でユニヴァーサルから出ています。ポップ、ジャズ、 ソウルなどのコンピレーションのコーナーに行ってみて下さい。

2007.2.17