Delicatessen

Goodnight Kiss



 段々暖かくなって、というより昼間は夏の暑さ。 こんな季節には爽やかな音楽を聴きたいものです。 そこでご紹介したいのがデリカテッセンのニュー・アルバム、<グッドナイト・キッス>です。

 デリカテッセンと聞いても知らない方も多いと思います。 ここでちょっと紹介しておきましょう。
 コンセプトは、1950年代のジャズシンガーのクールなスタイルをアコースティックな ボッサ・ノーヴァ・サウンドに取り入れる事。 そんなアイディアに賛同して集まった4人のメンバーで構成されているグループです。 2006年にファースト・アルバム<jazz+bossa>を発表。ブラジルで大ヒットを記録し、 一躍カフェ・ミュージックのニュー・スタンダードと呼ばれるます。 2008年にはセカンド・アルバム<My Baby Just Cares For Me>を発表。 今回の<goodnight kiss>が3枚目のアルバムです。

 それでは早速紹介していきましょう。

 ご機嫌なギターで始まる#1。 ちょっと気だる目なアナ・クリーゲルの声が爽やかな風を運んでくれますね。 ボッサのリズムも軽快に進む#2。体が自然に動きますね。 昔のラジオから流れてくる音楽の様に感じる#3。ホッとします。 少しセクシーなアナの声が危なく感じる#4。ジャズ・ボッサの#5。 ラウンジでグラスを傾けたくなる#6。優しく眠りに誘ってくれる#7。 ファッショナブルな#8。格好いいドラミングで始まる#9。とってもオシャレです。 南国のプールサイドで聴きたくなる#10。南の島に行きたくなりますね。 カフェでかかっていたらとっても素敵だろうなと思う#11。アルバム最後の#12は、 スピードアップで進みます。爽やかのひと言です。

 如何でしたか?とっても爽やかなアルバムでした。アルバムの番号は、 RCIP-0167でイデー・レコードより出ています。ジャズ、 又はボッサ・ノーヴァのコーナーに行ってみて下さい。


2012.5.27