MARK MURPHY

ANOTHER VISION



 やっと暖かくなってきましたね。今年の冬は長かった印象がありますが、皆さんは如何でしょうか?
 しかし、花粉症の方には辛い季節です。一歩も外に出たくないと思ってしまいます。 そんな時には部屋でゆっくりグラスでも傾けながらお酒でも・・・。そしてお酒につきものと言えば音楽です。 今回紹介するマーク・マーフィーのアルバム<アナザー・ヴィジョン>は、 お酒を美味しくしてくれるのにきっと役に立つこと間違いなし。とっても素敵なアルバムです。
 マーク・マーフィーに関しては、このコーナー#14と #132を参考にしていただくとして早速紹介していきましょう。

 ベースに導かれながら始まる#1。スキャットも健在で彼の世界に直ぐさま入ってしまいます。 この一曲で酔ってしまいそうです。あっ、音楽にですよ。しっかり夜の世界に浸れる#2。 大人の気分も味わえますよ。勿論、未成年の方はお酒は厳禁ですけど。これぞジャズっていう感じの#3。 とってもご機嫌です。打って変わって再び夜のムードの#4。 このアルバムのプロデューサーでありピアニストのジャック・ヴァン・ポールの作品です。 スタンダードになりそうな良い曲ですね。1930年代から40年代を彷彿させる#5。 後半は現代に戻ってノリノリに決めてます。ニヤニヤしちゃいますよ。10分以上ある#6。しかし、長いと感じません。 本当に素晴らしい!酔いしれてしまいます。静寂な世界が広がる#7。お酒が美味し〜〜い! スタンダードの#8も料理の仕方で面白くなりました。ジャズ・クラブで聴きたいと思ってしまうトラックです。 思わず拍手したくなってしまいました。彼のテクニックがそこらそこらに出てくる#9。 前回紹介したミシェル・ルグラン作品のメドレー#10。じっくり唄います。彼のメッセージと共に贈られる#11。 無伴奏でメッセージを伝えます。

 如何でしたか?このアルバム、新譜として発売になっていますが、録音は1992年。どうりで彼の声が若い訳です。 しかし、本当に素晴らしいアルバムで何時でも聴ける様にしたいと思ってしまいます。アルバムの番号は、 0208887CTTでEDELレーベルで発売されています。ジャズ・ヴォーカルのコーナーか、 通信販売でお求め下さいね。


2014.3.23