CHEYENNE JACKSON

RENAISSANCE



 今年関東は空梅雨だという事ですね。しかし、何時本格的な梅雨が戻ってくるか分かりません。そんな時には部屋で素敵な音楽なんかをじっくり聴きたいものです。 今回紹介するシェイン・ジャクソン。本当に素敵なアルバムを届けてくれました。

 彼の経歴についてはこのコーナー#228、2009年に発売されたマイケル・ファインステインとの共演作<The Powr of Two>を参考にして頂きたいのですが、 ちょっとだけ最近の活躍を付け加えておきましょう。
 マイケル・ファインステインとのアルバムを基にカーネギーホールでコンサートを開いた彼は、その後ソロでケネディーセンターでコンサートを行います。 そして拠点をロス・アンジェルスに移してTVと映画の仕事を中心に活動しています。 今日本でも話題になっているTVドラマ、<アメリカン・ホラー・ストーリー>ではウィル・ドレイク役で出演、 昨年のグラミー賞ではミュージカル<Wet Side Story>のスタジオ録音盤でトニー役を演じ歌いノミネートされています。 今年2月にはニュー・ヨークのリンカーンセンターでミュージカル<シークレット・ガーデン〜秘密の花園>の25周年記念コンサートでネヴィル・クレイヴァン役を演じ歌っています。
 今年7月には41歳を迎える彼。益々これからの活躍が期待できますね。

 それでは早速紹介していきましょう。

 朝もやの中から現れる様な演出を思わせる#1。最初からとっても豪華な気分が味わえます。ダンスフロワーに飛び出して踊りたくなる#2。 一転してしっとり聴かせる#3。マイケル・ウィンター、ポール・キャストリー、ジェイソン・ピンターのヴォーカル・トリオがお送りします。テンポを落としてしっとり唄う#4。 ジェーン・クラコゥスキーとのデュエット#5。大昔、イギリスの大歌手シャーリー・バッシーがお得意にしていた#6。とてもドラマチックな歌唱です。 ジョニー・ミッチェルの作品はやっぱりホッとします。アルバム中ほどの#7はピアノとのデュオで。本当に落ち着きます。先ほどのヴォーカル・トリオでお届けする#7。 ミュージカルの舞台を観ている錯覚に陥りますね。マイケル・ファインステインとの共作#9。とてもいい雰囲気です。 レオン・ラッセルの曲、#10を初めて聴いた時の衝撃は今でも忘れません。改めて名曲だと思わせてくれました。サム・クックの作品#11。昔が走馬灯の様に蘇ります。 アルバム最後の#12はこれも名曲エルトン・ジョンの作品です。

 如何でしたか?とても素敵なアルバムでした。アルバムの番号は、PS-1634でPS classicsレーベルから出ています。ミュージカルのコーナーに行くか通信販売でお求めください。


2016.6.19