今回はビルの最上階から大都会の夜景を眺めているような気分にしてく れる1枚のCDを紹介しましょう。
ヴォーカリストのウィル・ダウニングとサックス奏者のジェラルド・ア ルブライトの共作、"pleasures of the night" がその1枚です。

何だかこのタイトルも大人の世界を表現していますよね。
薄明りの灯る部屋の中で絡み合っている二人の姿が目に浮かんでくる#1。 冷たい都会の 姿も浮かんできます。 ウィルのヴォーカルとジェラルドのサックスとの絡 みがとても素晴らしく、この1曲で、このアルバムは買いです。
次いでホーギー・カーマイケルの名曲#2。 ウィルが優しく囁いてくれます。
懐かしさがこみ上げてくる#3。 昔、DISCOでチークタイムの時かかってました。 スタイリスティックス他、競作がたくさんありましたね。 #4はビートルズの大ヒット曲。アレンジがとても素晴らしいです。
アンニュイってこんな曲が流れているときにボーっとしている時なのかなって思わせるドリー・カイミイの曲#5。 ブラジルのジャングルの川をカヌーで漕いでいるみたいです。
バート・バカラックとハル・デイビットの#6。 ジェラルドの作曲で思い切りジャズってる#8。 朝陽が遠く地平線の彼 方から昇ってくる様なスティービー・ワンダーとイボンヌ・ライトの曲#10でこのアルバムは終わります。

ロマンチストなあなた。 一人ぼっちが好きなあなた。 そんなあなた達には必聴のアルバムです。 是非、一度聴いて、そしてコレクションの1枚に加えてみては如何ですか?

アルバムのレーベルNO.は、
VERVE FORECAST 314 557 613-2 です。
このアルバムを探すときはジャズ・フュージョンのコーナーか、ブラック、R&Bのコーナーへ行ってください。