今年のアカデミー賞の作曲部門はイタリア映画"ライフ・イズ・ビューテ ィフル"が取りましたが、数々のアカデミー賞音楽部門で忘れてならない のが、ヘンリー・マンシーニでしょう。
今回は、彼の愛娘が、父親の代表曲を唄ってデビューを飾ったこのCDを紹介しましょう。
まずは1966年の映画主題曲の#1から始まります。 流れ星が流れていくような楽 器の音が、効果的に使われています。
"いつも二人で"の邦題でもよく知られ、多くの歌手が取り上げている#2。
ヒューバート・ローズのフルートが魅力的な#3。 ジョニー・マチスとのデュエットです。
#4はアカデミー受賞の"ヴィクター・ヴィクトリア"からの一曲。 ジュリー・アンド リュースが愛する人にバラを一輪投げるシーンが忘れられません。 それにしても彼女は 綺麗でカッコ良かったですね。
マイケル・ラングのピアノをバックにしっとり唄う#5。
今でも私の好きな映画ベスト5(涙部門)に入る"ひまわり"のテーマ曲#6。ソフィア・ローレンの 顔の表情が頭に浮かびます。
映画の内容は忘れちゃったけど音楽はきっと忘れないと思う名曲#7。(この映画で ジュリーと監督のB・エドワーズが知り合い、結婚。以降コンビで数々の映画、を撮っています。)
#8は説明するまでもない有名な同名映画主題曲。
リー・レミックが夜の街にとぼとぼと歩いていく後ろ姿が哀しかった#9。
私の大好きな映画です。この映画を 思い出す度に酒の飲み過ぎには注意しなきゃと自分に言い聞かせています。
ゆっくりしたラテンのリズムがなんとなく怪しげな#10。
アンディー・ウィリアムスでお馴染みの#11。
アカデミー受賞曲#12はあまりにも有名。 ニュー・ヨークに行ったら絶対に ティファニーに行かなきゃと思ったものです。もう30年近くも前のことです。
そして最後は追悼の意を込めてウィル・ジェニングスが作詞した#13でアルバムは終ります。
ちょっとジャケットは怖いですが、中身は優しさにあふれています。
このアルバムを聴いていて思ったことですが、作られたのは古いけれど、今聴いても決して古さを 感じない、名曲ってそんなものなのでしょうね。
正にエバー・グリーンがいっぱい詰まったアルバムでした。

PBSレコード:947115-2 で発売元はワーナーです。 輸入盤