顎関節症の意味すること

最近になって、虫歯、歯槽膿漏についで第三の口腔疾患として注目されるようになってきたのが「顎関節症」です。一般的な症状としては、口を大きくあけると顎の関節の所が痛いとか、逆に口を大きくあけられないとか、口をあけると関節のところでカクカク音がする…などですが、この病気のこわい所はあっという間に全身に及ぶことです。具体的には目まい、肩こり、腰痛、ついには精神面にまで及び、うつ病などをひきおこすという報告もたくさんあります。

原因は顎関節の異常なのですが、たかが顎関節位でどうしてそこまでいくのか不思議ではありませんか?しかし、たかが顎関節とあなどるなかれ。非常に大きなテーマを含んでいる所なのです。

(1)顎関節症とは

まずは顎関節の場所を(図1)で確認してください。耳の穴のすぐ前の所にあるのですが、その骨をへだてた裏側の脳の所には三叉神経という顔面を司る非常に大きな神経の節(おおもと)があります。まずこれだけでも何か大切な所という気がしてきたでしょう?

そして、顎関節事体は頭蓋骨と下顎骨とをつなぐ関節なのですが、ここは例えば足と骨盤をつなぐ股関節のようながっしりした構造にはならずにラフにつながっているのです。ラフにつながっている結果、(図2)のように口をあける時というのは単純な回転運動ではなく、少し前に軸をずらしながら回転する…という複雑な回転運動をしているのです。

しかし、このラフさが仇になっているのが顎関節症です。

上顎と下顎には歯がはえているのですが、食べる為には上の歯と下の歯がかみあわねばなりません。歯には御存じのように山と谷があって(図3)、それがうまくかみあうことによってものが咀嚼できるのですが、歯のはえかたに異変がおきた時にはどうなるでしょうか?当然の事ながら歯はかみあいにくくなります。しかし、かみあわないと食べられないのでなんとか上と下の歯を合そうとするわけです。ですが歯そのものがグニャリと動いて移動できるわけはありません。そこで歯を乗せている下顎骨そのものを動かしてまで上と下の歯をかみあわせようとするのです(図4)。顎関節はラフにできているのでそれができるのです。

さて、これでめでたく、かみあって食べることができるようになりました。しかし、そのとばっちりを受けたのが顎関節です。いくらラフにできているからといって、場所がずれたままですから辛いことになります。ましてや、前述のように顎関節の周辺には大切な神経や、耳などの感覚器まであるのです。そしてたまりにたまった顎関節のストレスが関節をささえる筋肉から神経を経て全身の問題に発展していくのが顎関節症というわけです。

 

もうひとつ、重要な点を指摘しておきましょう。口をあける運動の中心軸は顎関節にはないと説明したのですが、開口運動をじっくりと計測した結果、(図5)のようにその中心は顎関節よりもうすこし後方の首の所の背骨のあたり(頚椎)にある事がわかっているのです。ということは、顎関節症などの関節ストレスは軸である背骨の所に力負担としてかかっていることがわかるのです。

御存じのように、背骨というのはちょうど積み木がいくつも積み重なってムカデのようになっている所で積み木と積み木の間には柔らかい靭帯というクッションが介在しているのです。顎関節のストレスは(図6)のように背骨をねじ曲げ、このクッションの一部をひどくつぶしかねないのです。また、背骨がまがってくると背骨の中を通っている神経にも障害がでてくるのです。

顎関節症は現代病であると言いましたが、やはり医科の方で最近増えてきているのが、この背骨の神経を圧迫してしびれや運動麻痺に至るという靭帯骨化症です。むろん、こういった背骨の病気がすべて顎関節症から派生したものであるとはいいませんが、多分に関連があるのです(図7.8.9)。

 

このような顎関節症が現代になって増えてきた原因のひとつとしてよく言われているのが、食べ物がやわらかすぎるという事です。そして、その結果としてかむ力が弱くなって顎の成長が弱まり、乳歯から永久歯にはえかわる時点で永久歯のスペース不足に陥るという事です。その結果は歯の位置異常であり、顎関節への負担という事になります。確かに最近の子供の口の中を見ると乳歯と乳歯の間にスキ間のある子が少なくなりました(図10)。乳歯の時点から顎の成長が弱いのです。だから乳歯よりサイズの大きい永久歯が、乳歯の立ち退いた後の場にそのままおさまれるわけはありません。この時点で歯はいがんではえる事になるのです。いがんでいるという事は隣同志がへんに接触するので虫歯にもなりやすいし、矯正治療も必要になることも多いでしょう。

永久歯がいがんでいるということは、当然ふつうの状態では上と下の歯をかみあわせることはできませんから、(図4)のように顎の位置をずらして上と下をかみあわせ、ものを食べることが普通になってしまうのです。それが、今述べた顎の位置異常のストレスとなり、顎関節症に至るわけです。

 

話は多岐に渡りましたが、これほど顎関節症というのは大きなテーマであるという事なのです。

しかし、以上は一般に歯科医学を通じて言われていることであり、本書はあくまでも陰陽五行説の利用法を述べたものですから、これを「ものさし」にして検討しなおしてみることにしましょう。

 

顎関節症を五行の配当で考えてみると何になるでしょうか?これは「土」の病という事ができるのです。なぜなら、食べる事を重視した為、かみあわせる為に起きた顎の位置の異常の病気だからです。食べること、消化することは「土」でした。この結果、起きている症状は「水」の症状です。「水」は骨とか歯でした。つまり、食べる為に上下歯をかみあわせる事を優先した顎の位置(「土」)が「水」たる歯とか骨の病(虫歯、歯槽膿漏、背骨の病気)をひきおこしているわけで、「土剋水」の疾病というわけです。

 

(2)顎関節症の治療と予防

それでは、顎関節症の対処法をまとめておきましょう。

顎関節症は「土」の病、しかも、食べる為に顎関節を歪ませている位ですから実の病と言えます。すると「土」の実への対応となるので下のようになります(図13)。

a 「土」の子である「金」を瀉す

b 「土」の鬼である「木」を補す

c 「土」の破である「水」を補す

 

a 「金」を瀉す

「金」の瀉ですから、表Bにより、排泄ということです。排泄というと、一般には小便、大便を考えがちですが、実は一番大切なのは発汗です。毛穴を開いて皮膚呼吸を活発にさせる事が「土」の邪気停滞には一番効果的です。食べ物などが消化器に停滞している場合はまず排便ですが、食べ物とは違って形を伴っていない「土」の邪気に対しては肺、皮膚などの呼吸を活発にすることです。

顎関節症体型というのがありまして(図14)、背骨が真直ぐでないので、体重を支えることができず、腰で全身を支えるスタイルになるのです。これを見ただけで憂鬱そうな感じがあると思います。事実、憂鬱になってくるのです。そして必ず呼吸が浅くなり、家にこもって汗をかくことをしなくなります。形と中身は連動しているというのは、何度も言っている陰陽の現れです。顎関節症になると、必ず精神的な問題も形どうりに現れてくるのです。

従って少し汗をかくような軽い運動をするとか、深呼吸をすることが対処法となります。

また、少し辛いものを食べて汗をかくという方法もあります。辛味は「金」の配当で、ここからも「金」の瀉法に一致しているのがわかると思います。

 

もうひとつの方法として、排泄ということを、「除外すること」と考え、「かむことをしない」と理解することもできます。といっても、まるでかまないという事ではなく、顎関節を歪ませる原因となるようなかみかたをしない…という事です。

ちなみに、虫歯や歯槽膿漏ではよくかむことが大切と言っているのに、ここではかむことをするな、とは変なことを言うな…、と思った方の為に蛇足をひとこと。あくまで顎関節症の原因のひとつとして、顎に不利益な位置で歯と歯がかみあっているのだという事が念頭にあるのです。だからそういう位置でかむことをするな…という意味なのです。

 

そうはいってもどうすればいいのかわからないでしょう。そこで、割り箸のような硬いものを歯と歯の間においてくわえてみる方法をおおすめします(図15)。これでかむ位置によるすストレスを解放するというわけです。しかし、あくまでもくわえているのですから、純粋にストレスから解放されているわけではありません。多少の効果ならあると思って下さい。

 

b 「木」を補す

表Bを見てください。これは縁起といいました。易で言うと「巽」となり、風の意味です。前にも「木」について、風と雷の意味があると言いましたが、補す方で考えると風の意味の方が強くなります。このあたりから顎関節症に有意義な所を求めると「香り」と「旅行」があげられます。

どちらも、精神的なリラックス効果でしかありませんが、ここでは有効です。

「香り」に関してはいろいろありますが、現代ではアロマテラピーが流行です。また、植物の緑色も「木」の配当のうちなので、花を植えて楽しむのも良いでしょう。ガーデニングもまた流行しています。「旅行」は異なる土地の気に触れるという意味で有効なのです。鬱鬱とした気持ちの解消にはなるでしょう。

 

c 「水」を補す

表には「内燃」とあります。内燃とは内にエネルギーを込めることであって、簡単にいうと休養という事です。「水」を補す休養の仕方で一番有効なのが午後十一時前には寝るということです。なぜかというと、十二支でいう「子(ね)」の時間(夜の十一時から翌日の午前一時)に「水」は極まるという事になり、少なくともこの時間には「水」の臓器である腎を活発にしておきたいということです。東洋医学では、腎は寝ている時に最も活発に動けるとされているので、できればその時間には寝ておきたいというわけです。

 

相剋ルートからきている対処法である「木」の補と「水」の補はいずれもリラックスにかかわっている事がわかると思います。顎関節症の原因のひとつであるかみあわせは、食べる時だけでなく、無理しているとき、頑張りすぎているときにも生じていることがその理由です。顎関節症の体型で鬱が勝ってくることもリラックスの必要な理由と言えましょう。

 

以上、いろいろと述べましたが、あくまでも歯科の範疇では歯のかみあわせを改善することが一番の近道と言えます。食べる為のかみあう位置が顎関節の正常な位置と一致していれば、問題は少なくなるわけですから。そこで、歯科医師としては、やはり通院していちど顎関節とかみあわせを診てもらう事をおすすめします。

 

(3)かみあわせは個性を作る

顎関節症に関しては、もう少し述べておきたいことがあります。

いままでは予防や治療法などについて述べたのですが、五行を本格的に用いるとそれだけではなく、その病気を通じて「何を得たか」「何を失ったか」までが見えてくるのです。これは実におもしろいことです。

一般に我々は、病気になると一刻も早く辛い症状がとれることだけを望みます。そして、原因が分かったならば、なるべくそれは避けようと思うのです。しかし実は、それだけではないということなのです。特に顎関節症のような「時代のはやり病」は、時代に応じた人間の傾向をくっきりと示しているのです。だから、原因を避ける努力だけではなく、大袈裟な言い方をすれば、時代が自分に突き付けているテーマが見えてくるというわけです。

ものごとは陰陽だと言いましたが、肉体の症状の背後には目に見えない精神的な問題が必ずひそんでいます。そこまで見た上で始めて相手がわかったといえるのです。現代医学は目に見えるものと目に見えないものをくっきりと区別するといった西洋的な影響を受けているのですが、五行を使う上ではその両者は一体なのだということをはっきり理解しておいてほしいと思います。また、そうすることによって、たったひとつの病気からでも大いに得る所があるのです。

 

実は、顎関節症にかかわってくるテーマとは「個性」の問題なのです。前に「歯槽膿漏」の項で、『「土」が個性を壊している』と述べたことを覚えているでしょうか?

「土」が実、つまり邪気をともなっている状態とは、養殖の魚のようなものです。美味しいようでも、均一的な味わいで感動がなく、身にしまりがありません。一歩間違えばブクブクで太り過ぎて死んだような魚が出てきます。

「土」は「はぐくむが腐らせる」という顕著な二面性を持っているのだと述べましたが、それが欠点として働くと、「個性を奪う」ことになるというわけなのです。

相剋が適切に働くと相剋ルートとなって前者の欠点を補う形で後者に受継がれるという話もしましたが、ここで、「土」から適切な「水」に至るような相剋ルートを経過した場合、「土」の欠点である「個性の喪失」が「水」で「個性の回復」に働くという事なのです。

以下、そのあたりの問題について述べたいのですが、その前に「水」について復習しておきましょう。

 

(4)「水」とは何か

前の章で「土」の重要性については述べましたが、「水」は別の意味で五行の中でも特殊な地位を占めています。例えば、「土」は中心であり基本であり、生命を育む母であると述べました。ですが、土の中で命が育まれている時はというと、冬です。育まれた命は春になると土から顔を出し、巣立ち始めるのです。この冬にあたるのが「水」なのです。

十二支で言うと「子、丑、寅、卯…」と続く始まりの所、つまり子(ね)の前後が冬に相当します。具体的には「亥」「子」「丑」が十一月、十二月、一月、ということです(図16)。十二支においても、子は生命をはらんでいる状態を指します。その証拠に「はらむ」という漢字は「子に及ぶ」、「孕む」と書きます。この内燃力が「水」の基礎にある考え方です。

東洋医学においても、「水」に配当される「腎」は生命力を内燃させる所と考えます。西洋医学では腎臓はただのオシッコを濾す所と思われているのですが、東洋医学での腎は腎気という基礎的生命力を賦活する場所なのです。

考えてみれば、世界文明は黄河やチグリス・ユーフラテス川などの水に沿って発祥したように、胎児も羊水という水に囲まれているように、生命も「水」から始まることは理解しやすいことです。また、古典には、「天一水を生ず」という言葉もあり、水があるからすべては生じるのです。

 

ついでに、別の側面からも命の発祥について見てみましょう。

「水」は季節では冬に配当されると言いましたが、冬は寒気が占めています。冬の寒気の中に暖気がまぎれこんだ所から風が起きて、春が始まるのです。同じように、宇宙の始まりも大宇宙の冷気の中に何らかの暖気が紛れ込んだ所から始まると考えます。つまり命のおおもとは冷たいもの、「水」にあると考えるのです。

また、五行ではものごとの発生順序を「水」→「火」→「木」→「金」→「土」と考えています。これを臓器の配当に置き換えると、腎→心→肝→肺→脾(消化器)という順番になり、ここにも冷気に暖気が混ざってすべてが始まっている様が描かれることになります。具体的には、

 

a 腎…天一水を生ず(水という冷気が生じる)

b 心…火の暖気が生じ、水と出会う

c 肝…動きが生じ、神経の網がめぐらされる

d 肺…呼吸が始まる

e 脾…食事を通して肉体が形成されていく

 

ということです。ちなみに、これは相生ルートや相剋ルートの順番とは異なっています。これは、「発生」の順番、あちらは「循環」の為の順番と考えてもらうと考えやすいでしょう。従って、相生ルートも相剋ルートも習慣的に「木」つまり春から始めるのです。

 

以上、「水」が「命」の源泉であることはおわかりいただけたと思います。しかし命の源泉と言ってしまうと、まるで命ある生命体がいきなり水の中から生じたように見えるのですが、そうではないのです。五行の発想では、目に見えない「無形」というものが目に見える「有形」のものに変化した…と考えるのです。だから、あくまで「水」は母ではなく「媒体」なのです。生みの親が「土」ならば、「水」は育ての親とでもいったところでしょうか。確かに「水」はすべての始まりなのですが、目に見える出発点ということなのです。「媒体」ということに関しては、心理学者のユングが次のように言っています。

 

『「水」は錬金術におけるデウス・エクス・マキーナ(機械仕掛けの神)であり、奇跡の溶媒とされてきた。』

 

まさに、水は奇跡の溶媒、つまり媒体なのです。さらに、例え話で生命してみましょう。

まず、いつも真っ赤な大気がかかっているような世界があるとしましょう。もし、そこに存在する、あるものが同じ赤色のものであったらば、我々の目には移りません。まるでいないように見えるはずです。しかし、事実居るわけです。これが「無形」というわけです。そこに、青いフィルターを持ち込んだとしましょう。すると、いままで見えなかった赤い物質は急に黒っぽい色の存在として現れます。この場合の青いフィルターは、いわば媒体です。つまり、このフィルターのように見えないものを見える「有形」にする媒体が「水」というわけなのです。

だから、「土」という母で生まれた生命が「水」という媒体を得て始めてこの世での明瞭な「生物」となり得る…ということなのです。季節でいうならば、「水」に配当される冬という期間を経て春という若葉の時を迎えるわけです。人生でいうならば、「水」に配当される胎児の時期を経て誕生という始まりの時を迎えるわけです。

さて、先程のフィルターの例でもう少し説明を続けます。先程は青いフィルターを持ち込んだならば、赤い物質は黒く見えると言いましたが、もし黄色いフィルターだったらどうでしょう?それに、緑のフィルターだったら、茶色いフィルターだったら、果たしてどうなるでしょうか?同じ赤い物質は黒に見えたり、緑に見えたり茶色に見えたり、全く違った姿になりますね。つまり、このフィルターは「水」であると言いましたが、「水」とは同時に個性を築くものでもあるということなのです。

先程私は、『「土」から適切な「水」に至るような相剋ルートを経過した場合、「土」の欠点である「個性の喪失」が「水」で「個性の回復」に働く』と述べましたが、まさにこういうわけで、「水」はスタートでもあり、個性を築く元でもあるのです。


 

(5)「土剋水」の意味

「水」のイメージはだいたい理解できたと思うのですが、「土」との関連から再考してみましょう。「土」と「水」の関係は「土剋水」なのですが、これは「土」が「水」に勝つという意味である事は御存じの通りです。ですが、バランスのいかんによっては、単なる勝ち負けの関係ではなく、有意義な関係になるのだという事はたびたび述べているとおりです。

前の章で相剋ルートが中国での王国の成り立ちに一役買っている話をしました。前の王国が黒を標榜するなら、今度は黄色で対抗する(「水」より「土」が強い)というあれです。ですが、ここまで読んでくださった読者には、それは単なる勝ち負けでの相剋ルートの理解でしかないことはもうおわかりでしょう。

その際に、相剋ルートの正順と逆順についての話をしました。正順は精神的な変革、逆順は物質的な変革という事でした。「土剋水」で言えば、表面上は土で水が埋め立てられ、土が勝ったように見えるが、内面は水の変化した新しい地面という価値が出来上がっている事なのです。

バランスによる相剋ルートの現れとは、前者の欠点を後者が克服した形になることでした。埋め立て地で言えば、カサカサになった砂地などの地盤としての欠点は水を得て植物も育ちやすいうるおいのある土地になる…という事です。

 

欠点といえば利点、という具合にすべては相対なのですが、特に「土」は二面性が著しいとも述べました。ということは、「土剋水」のルートは特に大きな欠点を克服するチャンスであるという事です。言い換えれば、バランスのとれた「土剋水」は「水」におきる弊害ではなく、「水」の改善として働くということなのです。

顎関節症の治療について言うならば、その患者さんにおいて、外面的には「土」つまり「かむこと」が健全に達成できるようになるし、内面的には、「土」の弊害であったその人の個性の消失が改善されて、より個性的に生まれ変わる…ということです。

 

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