北海道ツーリング1995



1995年9月3日(日)
● 出発

起床。8時過ぎ。外は雨。ツーリングに行く日はたいてい雨が降る。朝食を食べてから、おもむろにバイクを引っぱり出す。時間に余裕があるので、ゆっくり準備する。バイクに荷物をくくりつけていると雨足が弱まってきた。久しぶりにオフロードブーツを履く。堅い感触だが、足を守る。心強い。

薄日が射す中、エンジンスタート。オイルも新しいし、調子はいい。阪和道から阪神高速湾岸線へ入って、そのまま関空へ向かう。今回は比較的荷物が少ない。湾岸線は車が少なく快適だ。しばらくすると関空への連絡橋が見えてくる。長い橋を渡る。車で走ると側壁で景色が見えにくいが、オフロードバイクは視点が高く、だんだん空港に駐機している旅客機が見えてきた。これからBAJAと一緒に飛行機に乗るのだ!

● 関西空港

料金所で通行料金を払った後、国内貨物ターミナルへ向かう。ゲートがあり書類に記入する。ちょうど関西空港開港1周年なので警戒が厳重だ。GSでガソリンを抜いてANAの事務所へ。もう一人同じサービスを利用する人がいた。カワサキの彼はタンデムで、行き先は同じ北海道だ。手続きも慣れてきて、行動に無駄がなくなってきたような気がする。

バイク輸送用のパレットに載せられるBAJAを後にして空港内巡回バスで空港ターミナルへ。一般のバスと違い、鉄道駅の反対側に降ろされるので荷物を持って移動するのが結構大変だ。

さて、さっきの彼は待ち合わせの彼女と落ち合っている。ふーん。さ、力強く行くぞ。荷物を全日空カウンターへ預ける。座席が翼の上になるとのことで、2階席に変更してくれた。細かい配慮だなー。しかし、ジャンボの2階は珍しい。マクドナルドで軽い昼食の後、ロビーでしばし休憩。空港の幸せな慌ただしい雰囲気は好きだ。期待と不安と安堵感が入り混じった空気を感じる。

出発ゲートでひっかかり、金属探知器で入念なチェックを受ける。何とキャンデーの空き袋(アルミ箔のようなモノ)に反応していたのだ。スゴイ性能である。ジャンボに乗り、階段を上がって屋根裏部屋のような二階席へ。離陸時は、大きな加速度を感じる。恐怖感を打ち消す、力強い瞬間だ。海上空港だからか、伊丹のように急上昇はしない。程なく雲の上へ340トンが浮かび上がる。

雲が多くどこを飛んでいるのか分からない。アナウンスが入ったとき、既に青森上空から、津軽海峡にさしかかっていた。新千歳空港には派手に180度旋回して、北側から着陸する。

天気はそれほど悪くない。国内貨物ターミナルでバイクを受け取る。午後5時。メーターはちょうど8000キロ。ガソリンを入れて、さあ、北海道を走らなければ。先ほどの彼と彼女は、テント持参で気ままな旅とのこと。千歳インターから道央道で札幌へ向かう。途中、すぐ横の一般国道を走る2人を追い越す。寒くはないが、涼しい清潔な大気の中を走る。

日が暮れつつある札幌に順調にすべり込む。懐かしい道だが、札幌プリンスホテルが見つからない。小雨が降ってくる中、ようやく発見。札幌プリンスはライダーにも分け隔てなく、気持ちの良いサービスで、大変印象がよい。駐車場には先ほどのカワサキのバイクが…。

● 札幌の街

地下鉄に乗って有名なラーメン横丁に行く。ちなみに地下鉄はゴムタイヤで、独特の走行音がする。ラーメン横丁には、観光客らしき人が多い。店によって客の入りが極端に違う。さんざん迷ったあげく、適当に空いている店に入った。美味しいが、味は実は良く分からなかった。ただ、スープが脂っこい。すすきのは大きな繁華街で、楽しそうなところ?もたくさんあるが、とりあえず散歩して帰る。地下鉄のベンチで話す学生の言葉のイントネーションが大阪と違い、何かほっとする。

夜食を買い込んでホテルに戻り、ベッドにもぐり込んで地図を見ながらFMを聴く。旅行している実感が湧く。明日は旭川まで走る。距離は比較的短く、気分的に余裕がある。

9月4日(月)
● 風の道

時間に余裕があるので北大に行く。獣医学部を探すが見つからなかった。(誰かに聞けば良かった。次回のお楽しみだ。)それにしても北大の敷地は広い。まるで公園のようだ。学生は自転車で移動している。ポプラ並木やクラーク像の前で、観光客が写真を撮っている。大きな木の下でのんびり休憩。学生はいいなあ。ちょっと切ない気分になる。

そろそろ昼になりそうなので北大植物園はパスして、札幌の街を後にする。旭川へは道央道が早道だが、今回は国道275号線を使う。交通量が少なく、とても走りやすい道で快適だ。ただ、横風が猛烈に強くて恐い。流される車体を必死に押さえつつ走る。道の脇にバイクを止めて休憩。天気がいい。旅するバイクも多く、みんなピースサインを出してくれる。

● 虹を越えて

しばらく走ると前方に黒い雲が広がってきた。急いでカッパを着る。砂川で南下して12号線に乗り換える。程なく雨が降ってきた。今回は雨対策はほぼ完璧である。レイングラブにブーツカバーまで装備する。

2時頃滝川で昼食。美味しい天麩羅そばを食べる。12号線はトラックも多く、旭川に近づくにつれ交通量が次第に増えてくる。見覚えのある川沿いの山間の道。神居古潭の道だ。慣れない前傾姿勢のVFRで来たときは苦痛だったこの道も、今では何でもない。トンネルを抜けると山の向こうに絵に描いたようなきれいな虹が架かっている。こんな虹を見たのは久しぶりだ。

● 旭川再び

雨が上がり薄日が射す中、旭川に到着。まだ4時だ。とりあえず、旭川を散策しよう。思い出深いが、いつも夜到着して、朝出発するだけで、この街を良く知らない。

お馴染みの旭川ニュー北海ホテルにチェックインを済ませて身軽になってから、近くの常盤公園に行ってみる。ホテルの裏手から公園へは意外に近い。公園に着くと、また小雨が降ってきた。急いでホテルに戻って傘を取ってから、今度は駅前の通りを散歩する。いつも歩く道だが、懐かしい。少しの間この街の人になる。開放感に包まれる、いい気分だ。

ホテルの近くで夕食を取って、例のごとくコンビニで買い物。明日は一気に摩周湖まで行く。久しぶりの長距離走行で、層雲峡から北見へのあの台風の道を今度は逆に走る。

9月5日(火)
● 層雲峡へ

ホテルの朝食はバイキング方式に変わっていて、ちょっとがっかりする。外を見ながらゆっくりコーヒーを飲む。ここから景色を眺めるのも、もう3回目だ。天気は曇りで、予報も良くない。

国道39号線で層雲峡へ向かう。途中の上川あたりで、既にかなりきつい雨が降ってきた。道路沿いのコンビニで止まって、いよいよブーツカバーをつける。山間部にはいると気温が下がってくる。見覚えのある景色が見えてきた。ほぼ予定通りに層雲峡に到着するが、今回も雨の中、カッパを着たままうろうろするだけだ。自動販売機もないので、トイレ休憩のみ。心なしかバイクの人が多い。女の子もいる。雨で気の毒だ。大雪ダムの展望所についた頃には雨も上がっていたが、天気が変わりやすいので、カッパは着たまま。

● 森の道から、北見再び

石北峠を越えて北見への道は森の中を下る。車も少なく、きれいな道だ。温根湯を経由して北見の市街に入る。見覚えのある風景を探す。あった!ミスタードーナツが。3年前、台風接近のさなか、バイクが動かなくなったので、ここで昼食にして、ついでにバイク屋の場所を聞いたのだ。うーん、帰ってきたなー。ドーナツを食べて、3年前の道を逆に走る。あのバイク屋さんもあった。懐かしい、が、来ようと思えば来れるのだ。

● 美幌峠!

北見を抜けて美幌町へ入る。美幌国道243号線に入るとすぐに左前方に輝く虹が!思わずバイクを止めて写真をとる。(しかし、虹はきれいに写らない。)2回目の虹。これは吉兆であろうか?!美幌峠への道は天気も良く、のんびり走る。気づかない間に高度が上がっていて、美幌峠に到着。展望台に上がるとスゴイ景色が目の前に広がる!屈斜路湖が地図で見たとおりに、一望に見渡せる。草原を縫って降りていく国道もよく見える。こんな場所を、今まで知らなかったとは。

美幌峠から弟子屈への道も整備された気持ちのいい道だ。しかし、ユースに入る道が見つからずちょっと焦る。連絡してある5時までに到着しなければ。いったん弟子屈の町に入り記憶を手がかりに道を探し、なんとか無事到着する。

● 摩周湖ユース

ユースに到着して荷物を置いてから、時間があるので摩周湖を見に行くことにする。ユースから摩周湖はすぐ近くで、数分で到着できる。水面はまた見えた(見えてしまった)。日が暮れていく景色がきれいに見える。北海道って、こんなところだったのだ。

このユースの食事は美味しいが、一人なので緊張しながら食べる。年輩の人も数人いるが、やはり、ほとんど学生のようだ。ミーティングで付近の観光案内を聞き、甘くない手作りヨーグルトを食べる。この後、お勧めのカフェオレと摩周湖プリンを食べながら、絵はがきを書く。プリンがなかなか美味しい。ホテルの個室でのんびりするのもいいが、こうやってたくさんの人間と一緒にいるのもいい。何か、ほっとする。

9月6日(水)
● 多和平

快晴である。朝から非常にさわやかである。また言ってしまうが、これが北海道だったのだ。ユースから摩周湖へ一直線に伸びる道には入らずに、多和平から裏摩周方面を目指す。前回あんなに苦労して探した多和平は、すぐ見つかり、展望台から地平線を見渡す。ここに着く前から少し雲が出てきたが、快晴ならもっと素晴らしい景色だろう。と、いうことで、またここに来ることになるわけだ。ここには野営するライダーも多い。駐車場で情報交換する。見知らぬライダーの中でも、何となく同じ人種だな、という人は分かるものだ。

● 摩周湖水面

さて、裏摩周、神の子池に向かう途中、養老温泉との分岐点で地図を見ていると、通りがかったオフロードライダーがバナナをくれた。京都から来た彼は、キャリアにスペアタイヤを積んだ本格派である。彼も裏摩周に行くというのだが、裏摩周展望台から水面へ降りられるらしく、バナナの恩で一緒に降りることにする。

裏摩周展望台への道は、高原を縫う様に走るいい道である。展望台で、彼と行く先々で偶然会い続けているという自転車青年(一般にチャリダーと呼ばれる)に再会する。さて、この3人で摩周湖水面へ降りることになった。熊が出るのでこの先に進むなという看板がある。恐いので、3人で大声で話しながら進む。かなり険しい山道を滑り降りる。

こんなところで襲われたら逃げられない。が、一人で引き返すこともできず、なんとか水面にたどり着く。雨が降りそうな曇り空で、寒々とした風景である。記念撮影などした後、逃げるように引き上げる。帰りは早い!あっという間に安全地帯まで戻ってしまった。何とも言えない充実感を感じる。名前も知らない3人だが、強い連帯感が生まれた。

● 釧路への長い道

裏摩周の冒険で2時間近くをロスしたため、開陽台はパスしてこのまま釧路へ向かうことにする。雨が強くなってくるし、ガス欠でリザーブになっているし、気持ちは焦るのだがガソリンスタンドがない。ようやく小さなスタンドを見つけるが、人がいない。どうやら隣の万屋さんが経営しているようだが呼んでも誰も出てこない。何度か呼び続けていると、やっとおばちゃんが出てきてくれた。ひどい雨の中で傘を差して、ガソリンを入れてもらって申し訳ない。

当初予定の今回の旅行のハイライトでもあった中標津から釧路への道を諦め、391号線で南下する。そこそこの交通量があり、軽4のペースに合わせて走っていると単調で眠くなってくる。50キロ弱の道のりが長い。道から湿原が見えるが、日も暮れてきて全貌は良く分からない。

釧路に近づくにつれ車が増えてきた。幣舞橋へ○キロの案内板が見えてきた。釧路市内に入り、橋を渡る。始めての街。釧路プリンスホテルはすぐ見つかり無事到着。プリンスの人は皆、親切で感じがいい。丹頂鶴の独特の鳴き声がよく聞こえてくる。ベッドでぐったりして、しばらく眠る。

疲れがたまってきたのか、若干体調が良くないが、釧路では海産物を食べねばなるまい、と贅沢にホテル内の寿司屋に行く。寿司屋には他にお客がいないので、貸切状態である。マグロの刺身がびっくりするほどうまい!寿司も美味しいし、さすが釧路である。明日は300キロを走るので、身体を休めておかなければ。釧路にはまた来るだろう。ベットに入っても、少しもの悲しい丹頂鶴の鳴き声が時々聞こえてくる。

9月7日(木)
● さよなら釧路

ちょっと早めに起きる。今にも雨が降りそうな曇り空。レストランで朝食。結構混んでいる。港が見える。今度来るときはもっとゆっくり見て回ろう。チェックアウトして外に出ると小雨が降ってきた。カッパを着て完全装備で出発。

釧路から帯広へ向かう海沿いの国道は交通量が多く、しばらく車のペースに合わせて走る。阿寒湖方面へ北上する道に入る。車も少なく、直線が多いのでハイペースで走る。天気も回復して時折青空が覗く。山間部に入ってダンプの後ろに付いてしまい、若干ペースを乱される。

● 阿寒湖からオンネトーへ

予定より少し遅れて阿寒湖に到着。前回のツーリングと同じ白樺の前にバイクを止めて休憩する。ほとんど景色は変わっていない。ガソリンを入れて足寄へ向かう。しばらく西へ走ることになる。前は雨でパスしたオンネトーに寄る。オンネトーは静かな湖だ。水が透明で美しい。足寄への道は車も少なく走りやすい。キタキツネを探しながら走るが、今回はまだ一度も会わない。

北海道の国道には所々にパーキングエリアのような施設があるが、トイレが立派である。途中で立ち寄った足寄湖のトイレは自動ドアで、中ではクラシック音楽が流れていた。上士幌からは北上し糖平湖へ。しかし糖平湖を見た記憶がない。糖平温泉の国道沿いのラーメン屋で昼食。ラーメン横丁より美味しい!(ような気がする)。今日2回目の給油。いいペースである。雨が降ったり止んだりするが、広い土地を短時間で駆け抜けるのだからしょうがない。カッパを着たまま走る。

● 三国峠

糖平国道から三国峠への道は特に素晴らしい。高度をどんどん上げていく。急勾配の坂道の途中の展望台にはライダーがたくさんいて、手を振ってくれる。白樺の林の中を縫うように美しい道が延びている。鹿に注意の看板が多い。実際、道端で野生の鹿を2回見ることができた。大雪ダムの手前に豪華な休憩設備があり、コーヒーでも飲んで休憩したかったが、自動販売機が1台もなかった。残念。

● 大雪山を見ながら

再び層雲峡に戻ってきた。雨の降っていない層雲峡は初めてだ。ここからは一路旭川へ向かう。前回のツーリングでは雨の中の渋滞で苦労したが、今回は車の流れも順調で、まぶしい夕焼けの中を走る。途中バイクを止めて石狩川を見る。雨で水量が増していてダイナミックな姿を見せている。川の向こう側には広大な森が広がっている。走りながら左を見ると大雪山の山並みが夕日に照らされて美しい。印象的な景色だ。それにしてもこんなに眩しい夕日を見つめたのは久しぶりのような気がする。

旭川市街に入り、ほとんど道に迷うこともなくホテルに無事到着。それほど疲労は感じない。達成感に満たされる。街に買い出しに出かけホテルで夕食。絵はがきを書く。折り返し点を過ぎ、一抹の寂しさを感じつつ。

9月8日(金)
● さよなら旭川

今日は千歳空港までの移動のみで、気楽である。昨日書いた絵はがきをホテルの横の郵便局で出してから、旭川を離れる。旅行の途中で寄った地方の街には何とも言えない愛着、切ない思いが残る。旭川もまた訪れたい。

国道で西に向かい、途中のガソリンスタンドで今年もやっとホクレンの黄色い旗を手に入れる。時期が遅かったからか、どこも品切れ状態だったのだ。滝川から高速に乗る。

● 近くて遠い道

高速はひどい向かい風で、おまけに雨が降ってきた。高速道路なのでどこでも止まるという訳には行かない。やっと見つけた途中の路線バス停留所でカッパを着る。楽勝ムードで出発したが結構苦労する。札幌直前のパーキングエリアで簡単な昼食を済ませる。天気は安定しない。晴れてるのに雨が降ってくる。時間があれば札幌の北大植物園に寄ろうかと思っていたが、そのまま千歳に直行する。

● 支笏湖

千歳で高速を降りる。ガソリンと時間に少し余裕があるので支笏湖に寄る。支笏湖への道は森の中を突っ切る美しい道でお勧めだ。時間的に正面から夕日が射すので眩しい。支笏湖は不意に視界に現れる。天気も回復して、湖面が輝いていて眩しいぐらい。バイクを止めてしばし呆然と眺める。遠くのなだらかな山も優しい表情を見せている。ここから見ても人の手があまり入っていない原生林であろうことが分かる。きっと熊や鹿が住んでいるのだろう。

支笏湖を後にして、途中の名水公園に寄る。ここには支笏湖の水が湧き出している。ほとんど人がいない小さな公園だが、整備されていてきれいなところだ。新千歳空港に着く直前でメインタンクが空になる。明日は残ったガソリンを捨てなければならないので、ちょうどいいタイミングだ。

● 新千歳空港

今日は空港内のホテルに泊まる。ホテルもまだ新しくきれいで、ちょっとオフロードブーツでは入りがたい雰囲気さえするが。近くに街もないので空港内を散策し、夕食を取る。8時ぐらいになるとお店が閉まり始める。部屋に戻ってテレビを見ながら荷物を整理する。さすがに空港内ホテルだけあって千歳空港の発着案内も流れている。窓から空港のエントランスが見える。夜は車もまばらで少し寂しい。

9月9日(土)
● さよなら北海道

チェックアウトを済ませて荷物をロッカーに詰め込み、空港内のサンドイッチショップでゆっくり朝食。今回は昼過ぎの便なので早めにバイクを国内貨物に持っていく。バイクを預けて空港へ戻り、急いでおみやげを探す。迷っている内に、あっという間に出発時間になる。

今回のツーリングは雨にも降られたが、今までで一番北海道らしい北海道に会えたような気がする。バイクも調子が良くトラブルも皆無だった。再びここに来るのも、そう遠い日のことではないだろう。広いこの土地に、まだ見ていないところも多い。バイクは変わるだろう。そのときも一人かどうかは分からない。

千歳を離陸する。昨日走った支笏湖方面がきれいに見える。津軽海峡上空にさしかかり、しばらく飛ぶともう雲の間に富士山の頭が見えてくる。関西空港到着は2時半頃。重い荷物を持ってバイクを受け取りに行く。大阪は暑い。空港内のガソリンスタンドで給油してもらい、湾岸線から近畿道の高架下を通って八尾に帰る。全走行距離1170キロ。


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