星空観望日記

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Apr/16/2003 MIYAUCHI Bs-60iC

私のETX-125ECは、f=1900mmで口径が127mmと、かなり長焦点で暗い部類の望遠鏡である。月や惑星の観望は大変良いが、散開星団や散光星雲、銀河などの観望は広い視野が得にくいため不得意である(球状星団などはそれでもけっこうよく見える)。例えば、手持ちのアイピースの中で最も広い視野が得られるMEADE SP40mmを持ってしても、倍率が約48倍もあり、実視界も1°に届かない。これがちょっと不満で、もっと広い視界を得たいといろいろ考えていた。かといって2インチの広視界アイピースは構造上使えない。
その上、先日観望に出かけた白木峰でいろんな望遠鏡を覗かせてもらい、広い視野が得られる望遠鏡にちょっと魅せられてしまった。
やっぱ、大口径短焦点反射がほしいなぁと考えていた矢先、ふらふらと覗いていた某オークションサイトで格安で売りにでていたのがこれ、宮内光学対空双眼鏡「Bs-60iC」である。最後の数分間でちょっと値段が上がってしまいあせったが、何とかぎりぎり出せる金額でゲット。それでもケースまで合わせると新品の半額近くになったので、まあお買い得か。
双眼鏡は、これまではPENTAXの7x50のものを使っていたが、そんなに高級なものではなく、保存も悪かったのでレンズにカビがはえていた。聞くと「この程度の双眼鏡なら、カビ取りに出すより新品を買った方が良い」との話もあり、この宮内光学の製品は品質もけっこう良いとの評判らしいので、思い切って落札。
届いたものは中古とはいえ、大変状態の良い物で、光学系にカビや曇りも無く、とてもきれいで満足。アルミの落ち着いた輝きの鏡筒や各部のしっかりした作りがすっかり気に入った。
今夜は天気が良かったので早速観望を、と思ったらなんと満月近い月が。ならばとファーストライトはお月様。双眼鏡とは言え、倍率が22倍、実視界約3°ほどなので、ファインダーが標準装備。確かに月とはいえファインダーがあった方が導入が楽で良い。双眼鏡なので、出来るだけ邪魔な光を避けるために眼鏡を外し、片目ずつピントを合わせてびっくり(@_@)。こりゃすごい。月が本当に「円」ではなく「球」に見える。そのくらいシャープで立体感があった。コントラストも高く、まさに月のすぐそばまで近づいて見ている感覚。さすが「すばる双眼鏡」(^^;。
アクロマートレンズのせいなのか、私の目のせいなのか、輪郭にわずかに色収差らしきものも感じられるが、私には十分すぎる。対空用なのでアイピースに45°の傾斜が付いており、観望スタイルもかなり楽ができる。今夜は試さなかったが、椅子に腰掛けての観望もできそうである。とにかく視界に集中でき、両眼視できることがこんなに良いものかとしばらく月に見入っていた。さすがに月が明るすぎて他の天体はちょっと無理のようだったので、今度月のない夜空での散開星団などの観望に期待しようと思う。楽しみである。

Apr/14/2003

望遠鏡とディジタルカメラのコリメート法による撮影にしても、ディジタルカメラ単体による星野写真撮影にしても、撮影したそのままの画像ではまず、使い物にならない。最低でもWeb上に公開するためには画像の縮小や明るさ/コントラストくらいの画像処理が必要となってくるが、私が日頃使っているPaintShop Pro7でもそこそこの処理は出来るようだし、AstroStackなどのソフトの使い方も、少しずつマスターして来た。しかし、やはり汎用ソフトやフリーソフトよりもちゃんとした天体画像専用の画像処理ソフトの方が使い勝手が良かろうと、とうとうステライメージ3を入手。4が発売されたのを機に、ネットオークションに3がけっこう頻繁に出品され、また価格も新品の販売価格の1/3程度に相場が落ち着いてきたため。また、タイムリーなことに月刊星ナビ5月号の特集は「天体画像処理」。これはなかなか参考になった。早速今度いろんな画像について試してみようと思うが、新年度でちょっとくたびれ気味。
さて、実は…、昨日のネットオークションでは、機材関係も1つ落札(^^;。予定より数千円高い落札価格になってしまったが、それでも新品の販売価格の半額近くでなかなか楽しみ。到着したら公開しようと思う。しかし、これも白木峰の影響(^^;か。

Apr/08/2003

白木峰のミニスタパーでは、同じ天体を同時に導入して違う望遠鏡で見比べることができた。これが結構望遠鏡の形式や口径の差がよく分かって興味深かった。あれは何時頃だったか、ちょうどチーフさん(MEADE LXD55-SN8:20cmシュミット・ニュートン)、やまちゃさん(Celestron NexStar5:12.5cmシュミット・カセグレン)、私(当然MEADE ETX-125EC:12.5cmマクストフ・カセグレン)と3台でM13球状星団を導入し、見比べてみたことがあった。ETXとNS5はなかなか微妙で、球状星団の解像度もほぼ似た感じ。しかし、さすがにチーフさんの20cmは明らかに解像度が高く、中心付近の☆まで「つぶつぶ」感があった。私のなんかは球状星団の中心付近は今ひとつ分離せず、雲がかかった感じにしか見えなかったのに。その後、同じM13を今度はMEADE LX200-25で見せてもらう機会があったが、これはさすがにすごかった。星団の中心付近までかなりしっかりと分離している。これにはびっくり(@_@)。しかし、それぞれ口径なりの楽しみ方があるのも分かって良かった。こんな見比べができたのも、スタパーに参加させてもらったおかげで、独りでの観望では絶対に味合うことの出来ない体験だったし、楽しみ方だろうと思う。
白木峰で見た天体(観望した順で覚えているもの。失念多数(^^;)。月、北極星(^^;、土星、シリウス、木星、M44、M42、M43、ベテルギウス、アルギエバ、ミザール/アルコル、M13、M14、M92、M3、M51、M57、アンタレス、火星、金星……それから、流星数個(でもでかいのが流れて歓声が上がった時に限って下を向いていたり(T_T;)、人工衛星2機……などなど。

Apr/06/2003 白木峰春のスターパーティ参加(^^)

先週末から引いていた風邪も何とか治り、天気予報も好転し、「これはいける!」と長崎県は諫早近くの白木峰で行われた「春のスターパーティ(大観望会)」に参加してきた。
午後2時過ぎに機材を積み込み。いざ出発。考えてみれば私にとって望遠鏡購入以来、初の遠征。ちょっと緊張。白木峰までのルートは家からR444〜R207と有明海をちょうど海沿いに半周するルート。ナビをセットしてみると約78km。お?予想より近いな。途中、友人宅に立ち寄ったり、一昨日までの雨で桜の花びらまみれになった車を洗車したりしながらも、午後5時過ぎには無事に会場である白木峰の第3駐車場に到着。
もっとたくさんの方が来ているかと思っていたら、まだ車も数台。でも、車からLXD-55を降ろしている方を見つけ、あいさつしてみるとやっぱりチーフさん。このあたり、顔や名前を知らなくても、機材を見ればだいたいどの人か見当がつくのが不思議。
しばらく雑談しているとなにやらものすごく大きな望遠鏡をセッティングしている人を見つける。聞くと、やはりうわさのNinja500。すごくでかくてびっくり(@_@)。オーナーはこばやしさん(勝手に画像Upお許しを!)という方だったが、よくもまあこんなものが普通の車で運べるものだと思って感心する。組み立ても大きさの割には簡単そうだったが、さすがに脚立は必須だろうと思った。なるほど。あとで見せてもらことにして、だいたいの場所(駐車場の白枠になんとなく合わせてしまう(^^;)を決めてわたしも望遠鏡を出してみる。
しかし、まだまだ明るく、人の集まりもちょっと遅いようだったので本格的なセッティングはもうちょっと後にすることにして、来られた方に挨拶したり、他の望遠鏡を見せてもらったりしながら過ごす。日が沈み、西の空に細い月がきれいに見え始めた頃、セッティング。といっても経緯台モードなのですぐに終わり。ただ、きちんと真北を出したかったので、北極星が見えるまでちょっと待つ。
日が落ちると辺りはどんどん暗くなり、人がぞくぞくと集まってきた。かずはんさん露猫さんなど、ネットでお馴染みの方にもお会いできた。みなさん気さくで良い方ばかり。セットした望遠鏡で月など見ていたら、いつの間にか周り中望遠鏡だらけになっていてびっくり。そしてちょうど私とチーフさんの間にNS5をセットしている人がいたので、もしやと思い声をかけてみると、やっぱりやまちゃさんだった。偶然隣同士での観望となった。
上の写真は午後10時30頃、観望中の望遠鏡群(手前左が私のETX-125EC、右がやまちゃさんのNexStar5)と西の空に沈みゆくオリオン座、土星、ぎょしゃ座、ふたご座。ステラナビゲータ6でほぼ同時刻の画像はこちら。画像に星座線をロールオーバーで付けてみたものはこちら。このあたりの時刻が人も望遠鏡も一番多かった。望遠鏡の数は数えてなかったがとにかくたくさん。人も家族連れなども多く、全部で100人位はいたのじゃないだろうか。
しかし、それにしてもさすがにみなさん詳しい詳しい。メシエカタログの番号ですぐにどのあたりの方角か分かる方も数多い。とくに驚いたのは星見人さん。Ninja400を自在に操り、ドブソニアンなのに「じゃ、次は○○入れましょうか。はい、ちょっと待ってくださいね。(…この間数秒…)はい、入りました。」これには感動すら覚える。別名を「光軸大魔神(^^;」と仰るらしい(^^;私なんてメシエ番号聞いて、後はひたすらオートスター任せ(^^;。しかし、空の状態は決してベストではなかったが、それでも皆さんに聞きながらいろんなメシエ天体を巡り(メシエマラソン、とまでは行かなかったが20個くらいは確認できた。初めて自分の望遠鏡で系外銀河も見て感動)をやったり、いろんな望遠鏡を見せてもらったり。いやあ楽しかった。口径や形式の違いによる見え味の違いも堪能できた。惑星ではあまり感じなかったが、さすがにメシエ天体となると、口径の差が歴然。でも大口径の望遠鏡で実際に見せてもらい、対象のイメージをつかんでから自分の望遠鏡で見てみると、格段に見つけやすい。これは収穫。
チーフさんのLXD-55 SN8は、私が密かに次期導入兵器の候補としていた望遠鏡で見せてもらうのを楽しみにしていた。これも木星の拡大観望ではそう感じなかったが、やはり私のMEADE SP40mmで見た視界の広さ(木星とプレセベ星団が完全に同視野に入り、それはそれは美しかった)や、球状星団の分解能の高さはさすが。なんといっても同じMEADE製ということでオートスターで扱えるので、基本的にETXに慣れていれば扱いも赤道儀とてなんとか大丈夫なようだった。左はそのチーフさんのLXD-55 SN8と北西の空に低くなってきた北斗七星。6日午前4時47分頃撮影。このあたりの時刻はもうすっかり夏の星座だった。
その後、去年の秋、ファーストライトで見たあのM57リング星雲を見たり、明け方火星や金星(さすがに高度が低くゆらゆら状態だったが)を見たりして夜明けと共に撤収。
とにかく一晩でこんなにたくさんの天体を見たのは初めてで、あとで見た天体をメシエ天体カタログなどで確認しておこうと思う。大変楽しく、有意義な一夜だった。最後に記念写真にまで参加させてもらって、皆さんにお礼を言って帰路につく。
帰りは少し眠かったが、日曜の朝ということで車も少なく、1時間40分ほどで無事に家に帰着。もっと時間がかかると思っていただけに、また機会があれば行きたいと思う。みなさん、お世話になりました。

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