広島県の世羅町 (せらちょう) で、ダリア園を訪れました。
あいにく、小雨がけぶる天気でしたが、しっとりしたダリアもまた風情がありました。
秋晴れの青空のもとでは更に美しいことでしょう。
 
世羅高原にあるこの農園では、2haにわたり200種類、25,000株のダリアが植えられており、とても見事でした。


 ( ↓ 下のダリアの画像はクリックで拡大されます。) 
 
         



本園からダリア園を望む。




ダリア物語 】

キク科の花。原産地は中米のメキシコやグァテマラの高原地帯。
メキシコからスペインに渡り、19世紀前半にヨーロッパで品種改良がすすみ大流行する。
ナポレオンの妃・ジョセフィーヌがダリア愛好家として有名。

日本には江戸末期にオランダから伝えられ”天竺牡丹”と呼ばれ、品種改良も盛んになり明治末期にダリアブームがおきる。
 



【 後 記 】

このダリアの写真は、世羅町の旭鷹(きょくほう)農園で撮ったものです。
世羅町は、尾道から30kmほど中国山地側に入った場所です。
平安時代から高野山の重要な荘園だった土地で、紀州高野山に対して今高野山とよばれ、多くの伽藍を擁していたそうです。
今でも面影は強く残っています。
ここから紀州へ向けての年貢米の積み出し港として、寒村だった漁村が、尾道として開けました。


この世羅町の山間地が世羅高原で、現在、果樹・園芸がとても盛んです。旭鷹農園を始め、5つの大きな花農場があり、
四季折々に様々な花を楽しむことができます。 



デジカメ: サンヨー Xacti-C1


 

2006年10月20日   宇田川 東 

                                      

リンク :  世羅高原農場 (旧・旭鷹農園)